アメリカ人は女性を動物に例えるのがお好き?女性を表現するための動物を使ったスラング英語とは?

「この泥棒猫!」なんて言葉を耳にしなくなった日本、女性を動物に例える言葉はほぼ絶滅寸前です。ただ、アメリカでは依然として、女性を動物に例える言葉が活躍しています。ちょっとお上品とはいいがたいですが、意味を知らないとますます戸惑うことになるかもしれません。今回は、理解すると意外と納得?動物をつかって女性を表現する英語を紹介します。

 

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Chick(チック/語源:ひな鳥)

 

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Girlとほぼ同じ意味を持つのが「Chick(チック)」です。ただし、チックの場合は、小さな女の子は含みません。高校生くらいから20代程度の若い女性を表し、主に男性が仲間内で、女性の話をするときに使います。なので、言い方によっては「魅力のある女性」という意味にもなるで気をつけて!間違っても上司の奥さんや娘さん、また自分の家族に対しては使わないようにしましょう。

ものすごく失礼、もしくは変態のレッテルを貼られます。褒め言葉だけど、褒め言葉じゃないという複雑な背景を理解しておきましょう。 より「チック」の定義を知りたければ、男性ホームレスとホットなチックの中身が入れ替わる、アメリカ版『君の名は。』(?)である『The Hot Chick』、または黒人男性FBI捜査官2人が若い白人ブロンド・チックスに大変身!『White Chicks』をご覧ください。

Bitch(ビッチ/語源:雌イヌ)

 

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最近、日本でも耳にする機会が増えた「Bitch(ビッチ)」。言葉自体が普及したわりには、女性を性的に罵る強烈な言葉と勘違いしている人も多いようです。実際の所、アメリカでは、「嫌な女」とか「いじわるな女」のように、性格があまりよろしくない人に向けて使います(気の強い、独立した女という意味も)。

また、あえて男性に使うことで、「女々しいヤツ」という意味を持たせることもできます。アメリカ人にとってはなじみのある言葉かもしれませんが、日本人が使う場合にはかなりきつく聞こえてしまうこともあるので、どうしても使いたくなってしまった時以外は、ぐっと心に秘めておくことにしましょう。

使い勝手がわからないのであれば、学園モノのドラマや映画を見てみましょう。『Mean Girls』、『Gossip Girl』、『glee』、良くも悪くもセリフ中に「ビッチ!」が乱れ飛びます。

Vixen(ヴィクセン/語源:雌ギツネ)

 

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そこにいるだけで色香が漂う、ナイス・バディでセクシーな女性を意味します。お国柄や人によってセクシーの概念は異なりますが、あえて例えるのであれば、カートゥーン作品のRoger Rabbitの妻、Jessica Rabbit(ジェシカ・ラビット)に他なりません。

現代のアニメではお目にかかれないような、アンニュイでフェロモン大爆発のジェシカ様!彼女を語るだけで興奮してしまいますが、一昔前にお年頃だったアメリカ人男性の多くが、彼女に夢中になっていたのだとか。日本人なら腰が引けそうな、成熟した大人の女性にふさわしい呼び名です。

Cougar(クーガー/語源:ピューマ、アメリカ・ライオン)

 

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まだ青臭さが残る若い男性をターゲットにする、かなり年上のお姉様(熟女ともいう)、それが「Cougar(クーガー)」です。いくら美人でも若くなければ相手にされない?そんなこというのは、時代に取り残された日本人のオジさんくらいです。

人生経験を重ねたリッチな年上女性に前途ある若者というカップルは、ハリウッド・スターの中でもたびたび成立しています。それが長く続くかは、定かではありませんが。ちなみに、人気ドラマ『Sex and the City』にはクーガー代表のようなキャラクターが登場しています。彼女の名前はサマンサ、特にドラマ終盤のスミスとの関係はまさにクーガーそのものです。普通の恋愛モノより、むしろ胸キュン度は高いかもしれません。

良識のある大人であれば、ちょっと使用することを控えたい言葉の数々。自分で口にするというよりは、「こうゆう意味で言っているのか」という感じで、会話を理解する糸口に活用してみてください。この手の言葉を気軽に使ってしまうと、あとで痛い目をみるかもしれません。特に小さな子の前では、気をつけましょう。とつぜん街中で叫び出されたら、あなたは一目散に逃げることになるでしょう。

 

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