アメリカで見つけた炎のデザート!冷たくてあたたかい、ちょっと不思議で危険なベイクド・アラスカとは?

Sgconlaw

日本人の冬の醍醐味はこたつ+アイスクリーム?でもアメリカ人はコタツでアイスクリームではなく、アイスクリーム自体を熱して楽しむ贅沢を知っています。そのデザートこそが、ベイクド・アラスカです。今回は、ど派手な演出(フランベ)も美味しさのスパイス、アメリカ生まれのアイスクリームデザート、ベイクド・アラスカをご紹介します。

意外とシンプル、ベイクド・アラスカの正体とは?

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ベイクド・アラスカは、スポンジケーキとアイスクリーム、さらにメレンゲの三層が折り重なるアメリカ伝統のデザートです。ケーキとアイスクリームの順番は作り方やお店によって異なりますが、その二つをたっぷりのメレンゲで覆うことは共通しています。アラスカの雪深い山を思わせる姿、ただしベイクド・アラスカはただの雪山ではありません。焦げ目ができる程度までオーブンで熱し、さらに豪快にフランベしてようやく完成します。

青い炎がゆらゆらと揺れる様子は、ロマンチックというよりデンジャラス!炎が消えるのを待って、期待に胸を膨らませつつスプーン(もしくはフォーク)で口に運んでみましょう。冷たくてあたたかい、アイスクリームなのに香ばしい、なんとも奇妙で甘い感覚を味わえるはずです。

特別な日には欠かせないデザート、そもそもの発祥店はドコ?

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ベイクド・アラスカが誕生した経緯は、残念ながらハッキリと解明されていません。広く認知される説としては、ニューヨークのレストランDelmonicoのシェフにより、アラスカがアメリカの領土に加わった際(1876年)にお祝いとして作られたというものです。とにかく、発祥はわからずとも100年以上もの間、ベイクド・アラスカはアメリカ人に愛されてきたことに変わりありません。現代においても、アメリカ全土のレストランで楽しむことができます。

Oceanaire Seafood Room(オーシャネア・シーフード・ルーム)

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まるでソフトクリームのように渦をまいたベイクド・アラスカ。まさに食事の締めを飾るのにふさわしい、ショーのようなデザートタイムを楽しめます。ちょっぴり贅沢したい日にどうぞ!

Delmonico’s(デルモニコス)

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ニューヨークを象徴する老舗の名店、伝説のシェフCharles Ranhofer(チャールズ・ランホーファー)によりエッグ・ベネディクトなど、様々な料理が生み出されたという逸話が残ります。歴史と格式を感じられる店内の雰囲気と一緒に、ベイクド・アラスカを堪能してください。

DBGB Kitchen and Bar(ディービージービー・キッチン・アンド・バー)

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よりリラックスした状態でベイクド・アラスカを楽しみたいのであれば、バーも併設するDBGBへ!店の看板商品に相応しく、ベイクド・アラスカの土台を作り上げるのに(ジェラートとケーキの部分)5日間の作業を必要とします。なんともお見事な一皿、シェフ渾身のデザートをご賞味ください。

ベイクド・アラスカは、そのまま見ると地味な感じが否めません。ただ、フランベする瞬間は、まさにデザート界のエンターテイナーへと大変身します。黒縁めがねの冴えないクラスメイトが、実は凄い特技を持っていたり美形だったりした感覚!まさにアニメのようにベタな展開が待っている、玉手箱のようなアメリカのデザートです。揺らめく炎と経験したことがないような味わい、人目をはばからず拍手を送りたくなるかもしれません。