ビール大国アメリカでは「とりあえず生!」は通用しない!?より美味しくビールを楽しむために知っておきたい基礎知識とは?

アメリカのビアバーやブリュワリーでは、ビールの種類の多さにビックリしてしまいますよね。日本の居酒屋のように「とりあえず生!」のノリではオーダーが出来ません。筆者も初めてアメリカに渡った時にビールの種類や味の豊富さに驚きましたが、その後アメリカのビール文化の奥深さを知り、ブリュワリー巡りが趣味のひとつになりました。今回は、ビールをオーダーする前に知っておきたいビールの基礎知識をご紹介します。

ビールの種類

A post shared by Christine (@zekrazygerman) on


ビール造りにおける発酵は、「上面発酵」「下面発酵」「自然発酵」の3種類に分類されます。現在私達が飲むことのできるビールのほとんどが「上面発酵」か「下面発酵」になります。「上面発酵」は古くからのビールの造り方で、この方法で作られるビールを「エール」と呼びます。

「下面発酵」は中世以降始まった造り方で、下面発酵で作られたビールは「ラガー」と呼ばれます。歴史は新しいのですが、雑菌が繁殖しにくく製造管理がしやすいため大量生産に向いており、アメリカの代表的なビールであるバドワイザーや日本の大手ビールメーカーのほとんどがこのラガーの「ピルスナー」という種類のビールになります。スッキリとしていて喉越しが良いのが特徴になります。

アメリカでは1980年代からクラフトビールがブームとなり、各地にブリュワリーができ始めました。クラフトビールでは味わい深い「上面発酵」のビールが多く作られているため、現在は「エールビール」も広く普及しています。

エールビールの種類

A post shared by Gourmet Everyday (@gourmeteveryday_) on

ペールエール(Pale Ale)

ペールエールはエールビールの中でもライトな味わいで飲みやすいのでクラフトビール初心者はまずペールエールから試してみてください。あまりビールの色は銅色・オレンジ色でさわやかな香りがします。日本の「よなよなエール」がこのペールエールにあたります。

IPA(India Pale Ale)

アメリカの特に西海岸で人気のIPA。ペールエールの苦みとアルコールを強くしたイメージで、ガツンとした飲みごたえがあります。アメリカでは、カスケードホップを使った苦みの中に爽やかな柑橘系の香りがあるタイプがよく飲まれています。

ヴァイツェン(Weizen/Wheat Beer)

ヴァイツェンは、ドイツ語で小麦という意味の白ビールです。フルーティーで苦みが少なくサラッと飲むことが出来ます。女性やビールが得意ではない人にもおススメです。

ポーター、スタウト(Porter/Stout)

ポーターはイギリス産の黒ビールです。スタウトはアイルランドのギネスビール創業者によってポーターを改良したもので、どちらも麦芽をローストしたコクのある味わいです。ナッツやチョコレート、コーヒーのような香りがします。

フルーツビール(Fruit Beer)

フルーツビールはサクランボやブドウなどのフルーツが加えられたビールで、ヨーロッパでは昔から飲まれています。フルーツビールと言えばベルギービールのイメージを持つ人も多いかもしれませんが、アメリカのクラフトビールでも様々なフルーツビールの種類があります。中には変わり種もあるので、気になったらトライしてくださいね。

上記はおおまかな分類で、その中でも様々なタイプがあります。それぞれの簡単な種類と特徴を知っておくと、最初にオーダーする時の基準になるのでぜひ参考にしてくださいね。筆者はペールエール系を1杯目、2杯目以降にIPAを注文していましたが、読者の皆様もぜひご自身のお気に入りを見つけてみてください!