アメリカのビーチに潜む危険、紫外線より気をつけるべきは毒性クラゲ!アメリカに棲息するクラゲと刺されないための予防策とは?

ゆらゆらと海をただようどこか美しげなクラゲたち。観賞する分には楽しいですが、海遊びの際はあまりお近づきになりたくない存在です。心を癒されるどころか、触ると命を奪われる危険性も!アメリカには日本のような「お盆過ぎ=クラゲ」のような感覚はないため、海水浴シーズンはいつでもクラゲに注意を払っています。そこで今回は、アメリカのクラゲ事情と、刺されないための予防策についてご紹介します。

広いアメリカ、地域によってクラゲの種類は変化する?

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アメリカ近海に棲息するクラゲは、日本と同じくその大半が毒性の低いクラゲです。そもそも人間を刺さないクラゲもいます。クラゲの成分は約90%が水分であり、ゼリー状の姿を水中で発見するのは簡単ではありません。また、クラゲに見えて実はクラゲではない、クラゲもどきも存在します。

アメリカの有名なビーチは、ノースカロライナ州などがある大西洋側、カリフォルニア州などがある太平洋側に分けられますが、クラゲの種類に関してはほぼ共通しているといえるでしょう。

同じビーチで400人が被害にあった事例も!アメリカ沿岸で有名な毒クラゲ

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アメリカにある海岸線の地域において、クラゲと無縁のビーチは恐らくありません。とにかくクラゲが厄介なのは、遊泳中の人間を刺すことです。たとえ毒性が低い種類であっても、クラゲに刺されると例えようもない嫌な痛みが継続します。

さらに、アメリカで特に注意が必要とされているのが、Atlantic Portuguese man-of-war(アトランティック・ポーチュギーズ・マン・オブ・ウォー/カツオノエボシ)と呼ばれるクラゲです。またの名を電気クラゲと呼ばれ、刺されると激痛と患部の腫れを引き起こします。最悪の場合は命を落とすこともあるため、アメリカのビーチで絶対に遭遇したくない海の危険生物です。

ちなみに、ハワイではAtlantic Portuguese man-of-warと同じく毒性の強いBox jellyfish(ボックス・ジェリーフィッシュ/ハコクラゲ)が大量発生しやすいことで知られています。

海でも陸でも関係なし!クラゲに近づいてはいけない理由

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クラゲの脅威は、水中だけとは限りません。たとえ浜辺に打ち上げられていたとしても、絶対に触らないようにしましょう。陸上においても、クラゲの刺す能力は衰えません。さらに恐ろしいことには、死してなお刺すことができるという点です。つい指でプニプニしたくなりますが、グッと我慢して近づかないようにしてください。砂浜を歩く際も、裸足よりもビーチサンダルや靴を履いておいた方が安全です。

クラゲに怯えてビーチを諦める前に、自分でできるクラゲ対策とは?

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クラゲに刺されたくなければ、あらかじめクラゲ対策をとりましょう。ビーチを訪れる際は天気予報だけでなく、クラゲの発生情報を確認することも忘れずに!クラゲが大発生している場合は、地元のニュースサイトなどに取りあげられているはずです。また、ライフガードなどが管轄するビーチであれば、直接クラゲの状況を尋ねてみましょう。

もしくは、遊泳禁止の看板やクラゲ注意を意味する赤もしくは紫色の旗が立てられていないか辺りを見回してみてください。ウェットスーツの着用は、クラゲ対策に有効です。ウェットスーツはやりすぎだと思うのであれば、市販されるクラゲから刺されにくくなる「Safe Sea」などの保護ローションを活用しましょう。

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万が一、ビーチでクラゲに刺された際は「お酢で患部を洗い流しながら毒針を抜く」というのがアメリカでも一般的な応急処置とされています。しかしながら、この場合クラゲの毒の種類によっては状態が悪化する恐れもあるということなので、素人の自己判断は非常に危険です。変に自己処置をするより、ライフガードか最寄りの医療機関に助けを求めましょう。

クラゲに刺されると、海が嫌いになりそうな思い出が記憶に刻まれます。沿岸から離れたアメリカ内陸部で生活すると、ついクラゲの存在を忘れがち。ビーチへお出かけの際は、音もなく忍び寄るクラゲたちにご注意を!