面倒くさい&迷惑がっているアメリカ人も多い!?日本でも導入が噂されているサマータイム、アメリカではどういう風になってるの?

まるで夢のような話ですが、サマータイムでは誰もが小さなタイムスリップを経験することになります。アメリカではDaylight saving time(デイライト・セービング・タイム)、日本ではサマータイムと呼ばれる、一定期間における時間の切り替えをおこなう制度のことです。今回は日本人にはあまり馴染みのない、アメリカのサマータイム事情をご紹介します。

そもそもいつから始まった?アメリカにおけるサマータイムの歴史

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アメリカで始めてサマータイムが導入されたのは、日本の大正7年にあたる1918年からです。サマータイムを行なっていない時期や、制度が変わった時期も含め、アメリカにおけるサマータイムの歴史は約100年あるいえます。一般常識として、アメリカにサマータイムが導入されていることは周知の事実です。

ただし、アメリカであっても、制度を廃止している地域もあります。たとえば、ハワイやアリゾナなど、州によってサマータイム導入の経緯や歴史が異なるのです。2000年代から導入した地域や、今なお廃止を検討している州など、アメリカでは長らく一筋縄ではいかないサマータイム論が繰り返されています。

今も続くサマータイム制度、アメリカのサマータイムは何月何日何時から?

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アメリカのサマータイムは、3月の第2日曜から始まり11月の第1日曜日に終わります。時間を1時間分ずらすわけですが、時計の針が真上を指す24時を基準としていません。サマータイムで重要なのは、午前2時であること覚えておきましょう。午前2時を基準に、サマータイム期間に従って時計を1時間進めたり戻したりします。

ちなみに、このようなサマータイムの一連の手順をSpring Forward(スプリング・フォワード)やFall Back(フォール・バック)と表現することも少なくありません。

アナログ時計は自分で調整、その他サマータイムの前後で何が変わる?

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サマータイムのベテランであるアメリカでは、サマータイムに対応するシステムが整っています。よほど旧型でなければ、パソコンやスマホは自動で時間を調整してくれることでしょう。ただし、システム上に問題がなくとも、そう簡単に済まないのが心身への影響です。

毎年サマータイムを経験しているアメリカ人であっても、1時間のずれによる体調の変化を簡単に操ることはできません。体内時計が乱れることにより、不調を訴える人々も少なくないのです。「自分は時間に不規則な生活だから大丈夫!」と思っていても、意識しない微妙な違和感に疲れが溜ってしまうこともあるかもしれません。

日本人はサマータイムに戸惑う確率大!?わからないことは周囲の先輩に聞こう!

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導入していない州でない限り、アメリカで暮らす以上サマータイムは避けられません。旅行者は時差ボケも重なって大混乱するのは当然として、本当に困るのはサマータイムになれていないアメリカへの長期滞在者です。駐在員やその家族、留学生など、様々な理由で1年を通じてアメリカで暮らす日本人にとって、サマータイムは馴染みのない習慣といえます。ただし、周りのアメリカ人はサマータイムの大先輩、お腹にいるころからサマータイムを経験済です。

初めてアメリカでサマータイムを経験する際は、先輩方に順応するためのコツを教えて貰いましょう。サマータイムの1週間前に15分ずつ早起きする習慣をつける、眠れないときの睡眠導入剤を揃える、カフェイン(コーヒー)の摂取の仕方など、ベテランだから語れる知識を授けてくれるはずです。

アメリカにおけるサマータイムは、遺伝子レベルで受け継がれる行事のようなものです。正直なところ、「どっちでもいい、むしろ面倒くさい」と思っているアメリカ人も少なくありません。自分でアメリカの滞在先を選べて、かつサマータイムはNO!と思うのであれば、アリゾナかハワイを有力候補に加えてみましょう。