アメリカ人はまだ「マツタケ」の魅力に気づいてない!?日本人の松茸欲求を満たす、アメリカ産マツタケの現地事情とは?

秋の行楽シーズンがおとずれる頃、北アメリカの人々は続々と森や山へ吸い込まれるように消えていきます。心配する暇もなく、彼らは数本のキノコを携え戻ってくることでしょう。その中には、日本人なら小躍りしたくなる、Tricholoma Magnivelare(トリコロマ・マグニヴェラ)、いわゆるアメリカ産マツタケがまぎれている可能性大です!今回は、マツタケに熱くなる日本人にアメリカ人は「?」、そんなアメリカのマツタケ事情を紹介します。

アメリカ人はマツタケを食べるの?アメリカにおける「松茸」の存在

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日本産の松茸は希少価値が高く、日常ではなかなかお目にかかれない高級食材です。簡単には手に届かない松茸に対して、憧れを抱く日本人は少なくないでしょう。一方、アメリカ人のマツタケへの反応は極薄!ほとんどの地域で見向きもされていないどころか、恐らく認識すらされていません。きのこ狩りに出かけることはあっても、マツタケを食べて楽しむことは皆無といってよいでしょう。収穫理由は、食用というよりほぼお小遣い稼ぎ、「それ美味しいの?」レベルです。

日本産松茸とアメリカ産マツタケの違い。値段や風味はいかがなもの?

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日本に自生する松茸はアカマツ林周辺に発生し、芳醇な香りと歯ごたえの良さが自慢です。アメリカ産マツタケはというと、主に針葉樹の付近に生息しています。また、日本産と比べると色味が薄く白っぽいため、やや不信感を覚えるかもしれません。ただし、風味や食感は日本産松茸に近く、日本人の期待に十分応えてくれます。

たしかに日本産よりお得に手に入れられるのですが、あくまでピンキリ!激安とまではいきません。小ぶりサイズが数本入って10ドルぐらい、日本とは違ってカサの開き具合などは関係なく、大きさによって値段が変動するようです。

天然物がごろごろ!?アメリカ産マツタケはどこで発見できる?

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アメリカ産マツタケは、北アメリカの広い地域で発見することができます。特に有名なのがオレゴン州とワシントン州、それからアイダホ州やコロラド州もマツタケを含むきのこ狩りを楽しめるエリアです。

たとえばMatsutake mushroom seasonの9月頃になると、オレゴン州にある4つの国有林(Deschutes/デシューツ、Fremont-Winema/フリーモント・ウィネマ、Umpqua/アンプクア、Willamette/ウィラメット)でマツタケ狩りが解禁されます。商業目的でなくとも、マツタケを収穫するには申請が欠かせません(個人使用なら手数料は無料)

オレゴン州だけでなく、州毎にキノコ収穫には細かな規定が設けられています。知らずに密猟者になってしまわないように、ルールは必ず把握するようにしましょう。

アメリカ産マツタケはどこで手に入る?キノコに詳しい専門家にも頼ってみよう!

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アメリカ産のマツタケを手に入れたいのであれば、キノコシーズンに山に出かけましょう。なんて気軽にオススメしたいのですが、素人が勝手に山に入って食用のキノコを見つけるのは非常に危険です。

どうしても自分で収穫してみたいと思うのであれば、各地の菌学会(キノコを含めた菌類を研究する団体)で開かれるワーク・ショップなどに参加してみましょう。もしくは、日系(アジア)・スーパーに足を運んでみてください。アメリカの商売上手は、日本人の松茸好きを把握しています。

マツタケと散々連呼してきましたが、実は日本の松茸とアメリカのマツタケは少し種類が違います。日本人が求める「本物」ではありませんが、ほぼガッカリすることなくマツタケらしさを味わえる代物であることは間違いありません。マツタケ風お吸い物の素とエリンギで「なんちゃってマツタケ炊き込みごはん」を作るより、格段に納得できる秋の味覚をつくりだせることでしょう。アメリカ人がマツタケの魅力に気がついていない今がチャンスですよ!