アメリカのBBQは「野外の焼き肉パーティー」にあらず!アメリカ人に伝わる、本来のBBQ文化とは?

アメリカ人にとってBBQ(バーベキュー)は、大がかりなイベントではありません。むしろ、なんの変哲もない、日常のヒトコマといってもよいでしょう。独立記念日に家族の誕生日、はたまた天気が良いからという些細な理由まで何でもアリ!特にお父さんの腕の見せ所、男としての威厳を存分に見せつけることのできる絶好の機会です。今回は、日本人のBBQ概念を吹き飛ばす、アメリカのBBQ事情についてご紹介します。

日本流のBBQは、ただの青空焼き肉大会!?アメリカ流のBBQとは?

 

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アメリカ流の本来のBBQは焼きながら食べるのではなく、焼き上がった食材を皿に盛り付けてテーブルに腰を落ち着けてから料理を食べ始めます。そのため、育てたお肉を盗られたとケンカしたり、誰にも手をつけられず端っこで食材が炭化したりすることはまずないでしょう。

また、本格派のBBQは非常に手が込んでおり、お肉を一晩ソースにつけ込む作業など、事前準備にものすごく時間をかける場合も少なくありません。もし、アメリカ人主催のBBQに誘われたら、日本のBBQイメージをリセットして、間違ってもグリルの周辺で小皿を持ってウロウロしないようにしましょう。

アメリカ人の必須アイテム、BBQへの情熱がほとばしる専用グリルの数々

 

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恐らく一戸建てに住む大半のアメリカ人は、BBQ用のグリルを持っていることでしょう。BBQグリルといっても種類は様々で、予算やスタイルによって各家庭でこだわりのグリルを購入しています。主にガス、チャコール(炭火式)、電気、といったグリルが販売されており、およそ半数以上のアメリカ人はガス式のグリルを持っているようです。

さらに、そこから細分化して、コンパクトでお手軽価格の蓋付きケトル形グリル、サイドグリルのついたアウトドア・キッチン並の大型グリルなど、おじゃまするBBQによって度肝を抜かれる豪勢なグリルとの出会いがあるかもしれません。

お肉が大好きアメリカ人、ご当地によって食材にも個性が出る?

 

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アメリカンBBQの定番は、肉(ステーキ)にハンバーガー、ホットドッグにソーセージ、やや控えめに野菜が登場します。せっかくBBQするなら、シーフードもお願いしたいところですが、たぶんアメリカ人はあまりいい顔をしてくれません。ひと昔前より市民権は得たものの、BBQでシーフードを食べる文化はあまり浸透していないようです。ただし、一部の海産物が豊富な地域であれば、受入れてくれる可能性はあります。

また、BBQ=牛肉ではなく、豚肉がメインの地域もあるので、勘違いしてガッカリしないようにしましょう。さらに、アメリカは多国籍文化なので、宗教上の理由から鶏肉オンリー、焼き鳥三昧BBQもあります。

BBQを楽しむには広々空間が必要、誰もが自宅でグリルしているわけじゃない!

 

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ここまでアメリカでBBQが普及したのは、やはり国土の広さあってこそかもしれません。たとえば、「庭付き一軒家」といても、アメリカと日本では敷地面積が天と地ほど差があります。しかし、いくらBBQが好きでも、アメリカ人は猫の額ほどしかないような場所に無理矢理グリルを引っ張り出したりはしないでしょう。その場合彼らは州立公園など、グリルの使用を許可された場所を目指します。主に所有するグリルを持ち込む方式です。

また、備え付けのグリルがある場合もありますが、大抵は先着順であり、まずは自分で清掃するところから始まります。しかも、日本でよく見かける網を使ったグリルとは違うため、食材との触れる面は交換不可、やや衛生面が気になるところです。入念に洗うかアルミホイルを敷く、もしくはこれを機会にグリルの購入を考えてみてもいいかもしれません。

 

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アメリカ人はBBQで楽しい時間を過しますが、きちんとTPOを守ります。ちょっと場所があれば、どこでもグリルを広げてパーティーを始めるようなことはありません。ほとんどのアメリカ人がルールを守って、決められた場所で迷惑のかからないようにBBQを満喫しています。お酒だって公共の場所では飲みません。特別過ぎずにちょっぴり奮発、日常の延長線上にある本場アメリカのBBQ体験を味わってみてください。