アメリカンハイスクールの伝統行事!プロムの男女逆転バージョン、女の子から男の子を誘うSadie Hawkins Day(セイディー・ホーキンズ・デー)とは?

ハロウィーンやクリスマス、はたまたベビー・シャワーなど、アメリカの風習は続々と日本へと輸入されています。有名どころのイベントは押えていても、日本ではあまり知られていないアメリカらしいイベントがまだまだあるようです。今回は、通常11月頃になると開催される学校行事、女の子が行動力を発揮できるセイディー・ホーキンズ・デーをご紹介します。

ジェンダーの格差があったから生まれた?女性に選択肢と行動力を与えたセイディー・ホーキンズ

 

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現代のセイディー・ホーキンズとは、通常高校などが11月頃に主催するセイディー・ホーキンズ・ダンスのこと。その日のことをセイディー・ホーキンズ・デーと呼んだり、デートに誘う日をセイディー・ホーキンズ・デーと呼んだりしますが、女の子から男の子へデートの申し込みをするのが決まりです。地域によっては「Sadies」、「Girls Ask Guys」、「Girls’ Choice」など違った名称が使われる場合もあります。

男性から誘われるのを待つのが当たり前だった時代のなごり、今を生きる強い女性たちからみれば「不必要」とも思われかねない古風(?)なイベントです。ただし、現代の世相とは異なるものの、依然として「学園生活の伝統」という重要な意味をなしています。

セイディー・ホーキンズ・ダンスは、プロムと同じくらい学校行事として欠かせません。いわゆるお年頃の女の子たちが、ポスターなどを派手に駆使しつつ、気になる人を自ら誘ってダンス・パーティーへと出かけられるチャンスなのです!

時代錯誤でも笑って許して!?イベント発祥のコミックはツッコミどころまんさい

 

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セイディー・ホーキンズ・デーはお察しの通り、アメリカの正式な祝日ではありません。そもそもの発端は、Al Capp(アル・キャプ)原作のコミックLi’l Abner(リル・アブナー)に登場するセイディー・ホーキンズに由来します。物語のあらすじは、娘(セイディー、35歳)の行く末を心配した父親によって、街の独身男性に対象にした「セイディー・ホーキンズ・デー」が宣言されたというものです。なんだかんだ物語が展開し、最後には女性が男性をレースで捕まえることができたら相手と結婚できるというイベントが生み出されます。

このコミックの内容を参考にして、男女の誘う側と誘われる側が逆転する、セイディー・ホーキンズ・ダンスが学校行事を中心に波及していったのでした。

キャリーにバック・トゥ・ザ・フューチャーはプロム、セイディー・ホーキンズ・デーを描いた作品はある?

 

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アメリカの風習に疎い人でも、「プロム」という言葉は何となく聞いたことがあるくらいの知識をもっていることでしょう。しかし、日本におけるセイディー・ホーキンズ・デーの認知度はほとんどありません。海外ドラマファンでも、よくわからないまま見逃している場合もあります。プロム関連のドラマや映画は多いですが、セイディー・ホーキンズ・デーを取り扱う作品はプロムほど目立ちません。

作品を探すのが面倒なら、とりあえず学園ドラマの決定版、Glee(グリー)シーズン4のエピソード11「Sadie Hawkins(セイディー・ホーキンズ)」をご覧ください。

ほぼ限られた世代向け?ほとんどの大人にとっては甘酸っぱい思い出かも

 

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セイディー・ホーキンズの季節だからといって、アメリカ中の人々が沸き立つことはありません。学校を卒業した大人にとっては、学校生活を懐かしむ思い出のひとつでしかないでしょう。ただし、何かきっかけが欲しいと考えている女性にとっては、自分から行動するのに実に都合のよい機会でもあります。

コミックスになぞらえて、女性からプロポーズをしてみてもいいかもしれません。いつも以上に女性が強くなれる、ちょっぴり特別な日であることを知っておきましょう。

 

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プロムと同じでセイディー・ホーキンズは、青春のイチページ要素が強めです。そのため、大人になってからはほとんど縁がないといってもいいかもしれません。ちなみに、学校によっては開催していない場合もあります。セイディー・ホーキンズ・デーを知っていても、実際に体験したことがないアメリカ人もいるはずです。とりあえず、女の子が一歩踏み出す勇気が持てるイベントであることを覚えおいてください。