究極の自分探し!?ルーツに迫りたいアメリカ人に話題、過去だけでなく今をつなぐ家系図&DNA登録サイトとは?

自分が何者であるか、ふとした瞬間に知りたくなることはありませんか?移民大国のアメリカでは、日本人以上に自分のルーツを重要に感じています。少し前までは、祖父母の話や残された資料を頼りに地道にご先祖の足跡を辿るしかありませんでした。しかし、現代のアメリカには、簡単に自分のルーツを探せるオンライン・サービスが続々と誕生しています。今回は、時間も距離も超えて気軽に血脈を調査できる、アメリカで話題の家系図づくり&DNA登録サイトを紹介します。

 

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Ancestry.com(アンセストリー・ドットコム)

 
 
 
 
 
 
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A post shared by Eugene Ashe (@iameugeneashe) on

多数ある「先祖&親戚探しサイト」の中でも、とくに名前が知られているのがアンセストリー・ドットコムです。ちょっと勇気が必要ですが、個人情報(誕生日や親類の名前、住所など)を入力することによって自分のルーツを辿ることができます。 より正確な情報を求めるのであれば、AncestryDNA(DNA検査キット/99ドル)を申し込んでみましょう。個人のDNAについて調べたいというより、歴史が好きで本腰を入れて家系図を制作したい人にオススメです。

23andMe(トゥエンティースリー・アンド・ミー)

 
 
 
 
 
 
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A post shared by Emilia ? (@thisisrosa) on

DNA検査キットを注文して、ゲノムレベルで先祖のルーツに迫ってみましょう。23andMeの強みは、なんといってもDNA解析の大手であることです。過去の記録をベースにせずに、あくまでDNAをメインに先祖の残した足跡を追います。科学の見地から自分のルーツを探りたいのであれば、23andMeのDNA検査(99ドル)を試してみましょう。両親双方の系譜を調べることができ、さらにはネアンデルタール人のDNAが組み込まれているかどうかも解析してくれます。

Family Tree DNA(ファミリー・ツリー・ディー・エヌ・エー/略称:FTDNA)

 
 
 
 
 
 
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A post shared by Paul ✈️?? ? ???☀️??? (@thebrazillionaire) on

FTDNAは、家系図や親類をつなぐ架け橋にDNA検査を融合させた先駆者です。一律でDNA検査を行なっているわけではなく、それぞれパッケージが用意されています。 大きく3種類に分けられ、染色体(79ドル)、母系を辿ることができるミトコンドリアDNA(89ドル~)、父系に由来するY染色体(169ドル~)など利用者のニーズに合わせて選択することが可能です。染色体を調べるFamily Ancestryパッケージでは、FTDNA独自のファミリー・マッチング・システムを提供しています。

GEDmatch(ジェド・マッチ)

 
 
 
 
 
 
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A post shared by Aeryck de Sade (@aeryck) on

自分のDNAデータをアップロードすると、ジェド・マッチが収拾した膨大な解析データから家族のルーツを探し出してくれます。開かれたプラット・フォームであるため、より幅広い血縁関係や先祖の情報を見つけられることでしょう。

一方で、ジェド・マッチでは単独のDNA検査を請け負っていません。あらかじめ個人のDNAデータを別の機関で調べておく必要があります。また、ジェド・マッチは無料のボランティア・サイトの側面が強いため、利用する際は自己責任であることを覚えておきましょう。

たとえ有名な人が先祖でなくとも、アメリカの人々は家系の歴史を明らかにすることを興味深く感じています。アメリカ人は家族のルーツを知ることによって、個人としての生き方やあり方を見つめ直しているでしょう。ただし、これらのサービスを利用することはメリットばかりではなく、家族のパンドラの箱を開けてしまう可能性やプライバシーといった問題も上がってきているようです。そのようなリスクがあってもルーツを調べてみたくなるのは、やはりアメリカの成り立ちや国民性が影響しているからなのかもしれません。

 

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