アメリカ人がやっと気づいた肥満の原因?日本や中国ではお目にかかれない、カロリーたっぷりの定番アメリカン中華メニューとは?

パンダエクスプレスの国、アメリカ。カリフォルニアロールの国、アメリカ。日本人がアメリカで初めて目にする中華料理って結構あります。しかしそれら多くはアメリカで開発され、アメリカ人受けを狙ったとんでもないカロリーのバケモノ。肥満人口が減らない原因だなんて言われていますが、そんなコッテリ中華の旨味はビールのお供としても最高!隠れ日本人ファンも多いとか。今回は、そんなアメリカン中華の定番メニューをご紹介します。

 

アメスマバナー

General Tso’s Chicken ツォ将軍のチキン

 
 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by NYC Burger Lover (@nycbrgrlvr) on

左宗棠鶏(さそうとうどり)。ツォ将軍のチキンとは、鶏の唐揚げに甘辛いソースをかけたものです。ツォ将軍とは19世紀に活躍した軍人ですが、彼とこの料理のつながりに関しては明確な記録がありません。 ニューヨークのいくつかのレストランが「発祥の地」を主張していますが、アメリカ人受けするように誰かがそこへ大量の砂糖を加えたことは事実。一皿1500カロリーというツワモノ。ツォ将軍が知ったらかなり驚くはず。

Fried Rice フライドライス

 
 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Jessica Duong (@hqhappiness) on

皆さんは「チャーハン」、「焼き飯」と「ピラフ」の違いがわかりますか?作り方に違うがあるなど諸説ありますが、仕上がりに関しては明確な違いは無いようです。アメリカでは「フライドライス」と呼ばれるそれ、アメリカ人が好きすぎるメニューなんです。 デート相手の中国・日本人女性を幻滅させ続ける「フライドライス単品オーダー男」や、中華が苦手でもこれならOK!という人も多いので、中華料理に限らずアメリカのアジア料理店ではフライドライスをメニューに置くことは必須。様々な種類を楽しむことができます。

Crab Rangoon クラブ・ラングーン

 
 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by AishaAceSid (@acelovesfood) on

クラブ・パフ、クリームチーズ・ワンタンとも呼ばれるアペタイザー、クラブ・ラングーン。カニカマとクリームチーズを混ぜてワンタンの皮で包んだ揚げ物です。中身より皮の方が厚いことが多く、胸焼けの原因になります。これは1956年にサンフランシスコのポリネシアンスタイルレストラン、Trader Vicが開発したメニューだと言われています。

Eggrolls エッグロール

 
 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Connie (@occomestibles) on

アメリカのエッグロール(揚げ春巻き)は、日本の春巻きより少し小さめです。パーティーのカクテルアワーなどでよく目にするアペタイザーですが、粗悪な肉が使われている場合が多いそう。 一個200カロリーもある揚げ物なので、食べ放題だとしても食べ過ぎないよう注意が必要。実際なぜ英語でエッグロールという名称になったかもよく分かっていないのですが、アメリカン中華の代表格として君臨しています。

Orange Chicken オレンジチキン

 
 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Kitchen Thyme (@jane_doiron) on

甘いソースがかかっているので、ツォ将軍のチキンの従兄弟だと言われるのがこのオレンジチキン。パンダエクスプレスやトレジョでの人気商品、アメリカン中華と言われてまず思いつくのがコレですよね。こういう味の濃いものは白飯と一緒に食べるのが一番美味しいと思うのですが、サイドにフライドライスをオーダーしてしまうのがアメリカ人です。

Lo Mein 焼きそば

 
 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by CY Eats • NYC+DC Food & Travel (@cy_eats) on

日本語だとロウミン、もしくはローメン(撈麺=汁なしそば)、チャウメン(Chow mein炒麺=焼きそば)と呼ばれる場合もあります。その辺りが色々ややこしいので、最近では「フライドヌードル」と呼ばれることが多いようと思います。大抵油でベタベタで、「思ってたのと違う!」となることが多い要注意メニューアイテムかも。

Chop suey チャプスイ

 
 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by AN Restó (@anrestocentro) on

とろみを付けた肉入り野菜炒め/混ぜ煮料理といったところですが、チャプスイという言葉は最近ではほとんど耳にしません。家庭料理的な存在ですが、1940~50年代には「チャプスイ」とかかれたネオンサインが頻繁に見かけられたそう。ポップカルチャーのスラングとして、そしてたまに年配の方との会話中に聞こえてくる謎めいた響きがある言葉。

Anything with crab 蟹?カニカマ?

 
 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Anna Plaminiak (@snykunia) on

中華バイキングに行くと、皿いっぱいにクラブレッグを盛った嬉しそうな表情の白人のおじさんをよく見かけます。しかし、中華料理店で「蟹」という文字に騙されるアメリカ人が多すぎます。それ、大抵がカニカマですから。 アメリカでは1970年代頃からスケトウダラのすり身であるカニカマのスティックは流通していますが、これらを「Hot Dog of the Sea(海のホットドッグ)」なんて呼ぶ人も。

Barbecue Spare Ribs バーベキュー・スペアリブ

 
 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Mark??? (@vansiclen74) on

中華バイキングでよく見かける料理。「スペアリブ」という言葉についつい浮かれてしまう、フリントストーンのようなアメリカ人が多いようです。しかしここで言うアメリカン中華のバーベキュー・スペアリブとは、バーベキューソースのかかった柔らかくて美味しいローストポークではなく、油でガチガチになったスペアタイヤのような感じのものです。

参照:https://www.mashed.com/21580/things-never-order-chinese-restaurant/?utm_campaign=clip

アメリカ名物というとハンバーガーやステーキを思い浮かべがちですが、これだってれっきとしたアメリカを代表する料理。本格中華なら日本や中国で食べられるものなので、アメリカに来たらちょっとベタな中華料理店でテイクアウトをオーダーしてみましょう。ホテルに持ち帰ってひっそり食べるシチュエーションがまた最高、絶対癖になる味です。まだの方は、ぜひ体験してみてくださいね!

関連記事:「アメリカ人が大好きなチャイニーズファストフードPANDA EXPRESS(パンダ・エクスプレス)が日本再上陸!本場アメリカとの違いは!?

 

アメスマバナー