アメリカの自転車事情、日本とはこんなに違うんです!

アメリカの生活では、車は無くてはならない乗り物です。土地が広く、何をするにも移動距離がどうしても遠くなってしまうからです。しかしアメリカに住みつつも、まだ免許を持っていなかった筆者は自転車に乗れたら生活がグンと楽しくなるだろうなと思い、トライしてみました。アメリカで自転車に乗るのは、日本のそれとは少しルールが違う所があります。今回は、私が実際に自転車に乗ってみて感じた事を交えつつ、そんな「自転車の交通ルール」についてまとめてみたいと思います。

 

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①歩行者レーンではなく、車道を走る

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これが一番の驚きでした。日本だと歩道を走ってもいいのですが、こちらだとそれは規則違反です。車がビュンビュンと後ろから追い抜いていくのを、スリルと捉えるか怖いと捉えるかはその人次第ですが、私は最初恐怖そのものでした笑。車も自転車の存在は危険なのでなるべく避けて運転してくれますが、呑気に両耳にイヤホンをつけて音楽を聴きながら自転車は運転出来ません。

②自転車専用レーン(BIKE LANE)がある所もある

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車道を走る事に変わりはないのですが、車道の右端を自転車レーンとしている道路もあります。あとは車道の一部ではなく、自転車専用道路(BIKE LANE)と言うのもアメリカには多くあり、googlemapなどで自転車を選択するとそう言ったバイク専用レーンをオススメしてくれる時もあります。車との接触が無くて安全ですし、景色が良かったり道幅が広かったりするので個人的にはオススメです。

③右側通行

自転車も車同様、右側通行です。もちろんやむなく左側を走る事もありますが、車は右折の場合、赤でも車が来ていなかったら曲がっていいので、交差点などでは右折してくる車とぶつからないようにする事が大切です。

 

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④信号は車と同じ所を見る

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信号も車と同様です。歩行者の信号と紛らわしいのですが、この場合下では無く、上を見ます。

⑤盗難対策はしっかりする

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最後に交通ルールではないのですが、自転車の盗難がとても多いのでどこかに留める際には必ず防犯する事をオススメします。モールなどには自転車専用の駐車スペースもある事が多いですが、もし無ければ固定されてる柱などに括りつけましょう。固定されていない柱だと、柱ごと持って行かれてしまう事もあります。

そして忘れてならないのが、ヘルメットやサングラス。これらが無いと罰せられるという事は無いですが、車道を走る以上危険と隣合わせなのであった方がもちろん良いと思います。女子からすると、見た目は決して可愛くなくなってしまいますが、安全には変えられないです笑。

あとは、アメリカでは自転車をスポーツとしてやられている方がとても多いです。体にピタっとくっつくタイプのウェアを着ているガチな方々は、ものすぎいスピードで通り過ぎるすれ違いざまに、爽やかな秒速スマイルを下さることが多く、かなりキュンときます笑。

車社会なアメリカなので日本ほど多くは無いものの、健康志向が高まる事もあり北米で自転車に乗る人は増加しているかと思います。多くの都市が「自転車にフレンドリーな街を作ろう」と心がけて自転車専用レーンを作ったり、バスに自転車キャリーを付けたりしています。今後、選択肢のひとつとして、アメリカでの移動手段として自転車を検討されている方の力になれれば嬉しいです。

 

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