アメリカで日本人が巻き込まれやすい車上荒らし!実際に遭ってしまったときの対策や対処法は?

アメリカで日本人が巻き込まれやすい犯罪の一つが車上荒らしです。英語では“Car break-in”、”Smash and Grab thief”、”Car prowl”や”Car thief”などと言うそうです。通勤通学、生活上車が必須のエリアにお住まいの方には特に心配な車上荒らし、対策や実際に遭ってしまった際の対処法をまとめました。

 

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車上荒らしとは

 
 
 
 
 
 
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日本では車を持っていなかった方も多く、車上荒らしと聞いてもそもそもどのようなものか想像つかない方もいるかもしれませんが、車上荒らしはアメリカでは頻発しています。狙われると、窓ガラスが割られるなど車が壊されて、中のものを盗られます。トランクの中やバッテリーを盗られるケースも。 盗られた物品が安物や価値のない場合でも、車の修理代が高くかかってしまうこともあります。

防犯

 
 
 
 
 
 
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車上荒らしの被害に遭わないために対策できることです。

●貴重品や価値のありそうなものはもちろん、所持品を車内の見えるところに置かない

●カーナビも使用後はフロントから外して隠す

●個人情報が読み取れる物や自宅の鍵は絶対に置いて行かない:盗まれた場合、悪用されると危険

●防犯アラームを起動しておく

●防犯グッズを使用する:タイヤなどの盗難防止グッズやセンサーなど

●人気のないところに駐車しない:混雑している駐車場や人通りの多いところを選ぶ

●明るいところに駐車する:日没後は街灯のまわりなど

●死角になる場所に駐車しない:大きな車や木の影、フェンスのそばなど

●全ての窓とドアをしっかり閉めて鍵をかける:被害に遭った車の4分の1は鍵をかけていなかったそうです。

●係員付きの駐車場(Valet Parking)を利用する:割高ですが防犯カメラなどのセキュリティもしっかりしているところが多いです。

●到着前に持ち物をしまう:駐車場にすでに車上荒らし犯がターゲットを物色しているケースがあります。どこに物をしまっているかバレてしまうので駐車場に着く前にしまいましょう。

●車をきれいに、車内も整理整頓しておく

●バッテリーなどの盗まれやすい車のパーツに車体番号(VIN)を書いておく:盗難防止になります。

●事前に目的地の犯罪発生率(特に車上荒らし)や治安を把握しておく:治安の悪いエリアにはなるべく駐車しない

●原本が盗まれてしまった時に備えて、自動車保険の保険証や車の登録証はコピーして携帯できるようにしておく

実際に遭ってしまったら

 
 
 
 
 
 
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狙われないよう対策をしていても、確実に避けられるものではありません。実際に車上荒らしにあってしまった場合の手順をまとめました。

①警察を呼ぶ

まずは警察に電話をかけましょう。特に周辺に危険がない場合は「911」ではなく、地域の警察署の電話番号にかけます。 レンタカーの場合は営業所にも連絡して指示を仰ぎます。

②警察を待つ又は警察署に行く

被害に遭った車は触らないように、状況を保ちます。ここまでの間に現場の写真を撮っておきます。後ほど保険を利用する場合は特に写真が必要になってきます。 また、周囲に防犯カメラがあるか確認しましょう。警察官に会った時にカメラの件を伝えると証拠として扱ってもらえます。防犯カメラの記録は上書きされていってしまうので、早めにチェックしておきましょう。

ただし、車上荒らしが多発する地域では、警察にとって車上荒らしの優先度が低いので、長時間待たされたり、署に出向くよう指示されることがあるそうです。その場合は警察署に免許証と車の登録証を持参します。

③ポリスレポートを作成する

警察官が到着したら、被害状況を確認します。ポリスレポート(Police Report)を作成してもらい、控えを受け取ります。保険請求する際に必要になるので、保険利用の場合は必ず受け取りましょう。

ポリスレポートには被害(盗難・破壊)された物全て記載してもらうよう確認します。補償されないと思っているものでもお金が出るケースがあります。

④保険会社に連絡して車を修理に出す

加入している自動車保険等を確認、保険会社に問い合わせします。被害に遭った物がどれくらいカバーされているかチェックし、場合によって保険会社に申請するかどうか決めましょう。

・修理費が少なく、自己負担額(Deductible)が大きい場合→報告せず自費で修理

・修理費よりも報告することで今後の保険料が高くなる場合→報告せず自費で修理

・保険料が上がらず、修理費や補償金が出そうな場合→保険会社に請求する

・保険料が上がってもそれ以上に被害金額、修理費が大きくなりそうな場合→保険請求する

加入している保険や保険会社によって対応がさまざまなので確認は必須です。ご自身に一番合った方法を選びましょう。

 
 
 
 
 
 
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A post shared by Sean Clark (@iamseannyc) on

車上荒らし対策と対処をご紹介しました。持ち物を盗られることも災難ですが、車も傷つけられるので結果として精神的にも金銭的にもダメージがある嫌な犯罪です。残念ながら車上荒らしのターゲットから確実に外れる方法はありませんが、できることからやっていくと被害に遭う確率は下がるのでぜひ試してみてください。アメリカでも安心・安全なカーライフを!

 

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