アメリカのペット事情、愛犬との海水浴は実はそんなに簡単じゃなかった!

颯爽とかっこよくサーフボードに乗りサーフィンする犬。砂浜で仲間と楽しそうにたわむれ、水しぶきを浴びながら海の中に走って行く犬。真っ赤な夕日を背中に飼い主とのんびり砂浜を散歩する犬。カリフォルニアのビーチでは、犬と飼い主が生活の一部として海を満喫しているイメージがありますが、実はコレ、そう簡単にもいかないのです。今回は、アメリカにおける愛犬との海水浴事情について、筆者の実体験を元にご紹介していきます。(本記事は、カリフォルニアから全米の生活情報をお届けするメディアU.S. Frontlineからの転載記事です。オリジナル記事はU.S. Frontline 2015年10月号に掲載されております。また、U.S. Frontlineでは最新ビジネス動向から、アメリカ生活に役立つ教育、医療、法律関連情報から全米各地のコミュニティ情報やグルメ、旅行、エンタメといったジャンルを幅広くカバーしておりますので、是非、本記事以外の面白い内容のものを見つけてみてください!)

行けども行けども

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ニュージャージー州でジュリエットを飼い始めた直後のことです。「さあ、憧れだった “愛犬とビーチで海水浴“を楽しもう!」と意気込んで車を走らせ海に向かいました。下調べもせずに行ってみると、どこもかしこも「犬禁止」のサインが。ジャージー・ショアと呼ばれる長い海岸線のビーチを上から一つ一つ当たりましたが、行けども行けども「犬禁止」。唯一OKだったのが、州立公園のビーチ。それからと言うもの、泳ぐのが大好きだったジュリエットを連れて行くのは、もっぱら山の中の川か湖でした。その後ニューヨークに越してからも、事情はほとんど変わらず、数少ない「犬天国ビーチ」であるファイアー・アイランドにだけ、犬たちを何度か連れて行きました。この島に行く公共のフェリーボートには犬が同乗でき、「DOG」と記された犬用の切符と犬の料金もあり、そのドッグ・フレンドリーさには顔がほころびました。

犬天国ビーチ

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さて、ロサンゼルス近郊で見つけた今の住居。付近にある数々の絶景のビーチへは20〜30分の距離という便利さ。しかし、「カリフォルニアのビーチは犬と飼い主の生活の一部」というイメージはほぼ夢であったことが判明。所変わっても事情は同じで、衛生面の理由からほとんどのビーチが、砂浜と海水への犬の立ち入りを禁止しています。そんな犬に悪状況のロサンゼルス近郊でも、評判高いドッグビーチがあると噂を聞きました。一つはRosie’s Dog Beach(ロージーズ・ドッグビーチ)、もう一つは、Huntington Beach Dog Beach(ハンティントンビーチ・ドッグビーチ)です。この二つのビーチでは、犬も自由に砂浜を駆け回り、海に入ってじゃぶじゃぶ泳ぐことが出来ます。週末はもちろんのこと、平日でもこれらのビーチには海と自由を満喫する犬とその飼い主がたくさん訪れ、いつもにぎわっています。美しいカリフォルニアのビーチを犬天国として楽しめるのも、その裏で多大な努力をしている人々がいるからです。これらのドッグビーチは、犬と海をこよなく愛するボランティア団体によって作られ、守られています。彼らが市を説得し、権利を勝ち取ったと言っても過言ではないのです。犬が入れるエリアはきちんと区切られ、また、そのエリアの使用に関して厳しく細かいルールが設けられています。ルールが守れないなら立ち入り禁止。まさしく、それは、海と犬を愛する人たちの自由を守る努力です。

犬好きでなくても、水遊びを楽しむ犬と飼い主たちの姿を見ていると思わず顔がほころぶものです。アメリカ国内では、ボストン、サンディエゴ、ポートランド、テキサス州オースティンなどが「ドッグ・フレンドリー」として有名な街で、犬天国のビーチが多く見られます。皆さんも機会があれば、是非一度ドッグビーチを訪れてみてはいかがでしょうか?また、冒頭でご紹介した本記事の提供元U.S. Frontlineでも様々なジャンルの記事を取り扱っておりますので、是非一度U.S. Frontlineウェブサイトを訪れてみてください!