初心者が気をつけたいアメリカでの運転、日本人在住者が長距離運転で感じた注意事項とは?

アメリカでは、日本以上に車を使ってどこかに行くことが当たり前です。旅行は車か飛行機が主流で、5時間越えの運転でどこかに出かけるということもごく普通です。少し田舎の地域に行くと、「こないだ週末にちょっとお隣の日本食スーパーまで片道5時間かけて行ってきました」なんて話も聞くくらいです。そんなアメリカのドライブ文化がどんなものか、筆者が体験したロングドライブで分かったことをまとめてみました。ルートはどこであれ、アメリカでドライブする際に参考になる情報です。

 

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筆者が体験した660㎞コース

 

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今回筆者が挑戦してみたコースは中級コースで、アリゾナ州ツーソンからカリフォルニア州サンディエゴまでの約410マイル(660km)の行程です。ほぼ直線道路、混雑しない、後半は山道といった感じのルートです。聞くところによると、ツーソンからサンディエゴくらいなら誰でも車で行くそうです。タイヤの空気圧とエンジンオイルだけチェックして出発、走行時間は休憩時間なども入れて、6時間程度です。

道路の落下物に注意!

 

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アメリカでは、日本のように高速道路上が整備されていません。特に落下物が多く、タイヤが破裂した残骸が数日間放置されたままということはよくあります。あまりにも頻繁に落下物があるため、警察も都度何かあってもそれら落下物をすぐに片付けるということはしないそうです。

今回の道中では、タイヤの破裂した残骸以外にも、なんとベッドのマットレスやテーブルチェアが落ちていました。これは日本で運転する時の感覚とはだいぶ違うものになるので、車間距離と前方注意で運転するようにしましょう。

警察の取り締まりに注意!

 

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日本同様に、アメリカでも速度制限の取り締まりがあります。一般的な取り締まりの方法はスピードガンと追走です。高速道路上にある橋の陰にパトカーを停めて、車内からスピードガンで速度を計測しています。

パトカーは神出鬼没のため、どこでパトカーが待機しているかはパッと見は分かりません。捕まると手続きなども面倒になりますので、制限速度はきちんと守りましょう。他にも上空からスピード計測されたり、交差点などにカメラが設置されていて、ビデオ撮影されていることがあります。

パスポートやグリーンカードなどの身分証明証は常に携帯!

 

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アリゾナ州やカリフォルニア州はメキシコとの国境が近いため、頻繁に検問に出くわします。今回のドライブでは、片道3カ所の検問所がありました。そのほとんどはスルーできますが、たまに停められてIDチェックと質問をされることがあります。

アメリカ永住者でない場合は日本のパスポート、アメリカ永住者であっても、グリーンカードの提示を求められます(実際は誰も携帯していないので許してくれることがほとんどですが、法律上は身分証明証の携帯は義務付けられています。)

高速道路にサービスエリアがない!

 

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アメリカの普通の高速道路(フリーウェイ、ハイウェイ)には、サービスエリアやパーキングエリアがほとんどありません。休憩を取りたい場合は、高速道路の出口付近にあるガソリンスタンドやレストラン街に立ち寄る必要があります。トイレ休憩をしたい場合は、ガソリンスタンドやマクドナルドなどに立ち寄りましょう。その場合、高速道路上にレストランなどの情報が出ているので心配ありません。

アメリカでのロングドライブは、基本的に道がまっすぐなのと制限速度も早い速度で設定されていて、日本より長い距離を走るのは楽といえるかもしれません。運転経験がある人ならアメリカならではのロングドライブに挑戦してみてもいいと思います。その際は、今回ご紹介した落下物やスピード制限などに十分注意して、トラブル無き旅をエンジョイできるようにしましょう!

 

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