アメリカの赤ちゃんは生まれる前からパーティーで大盛り上がり!?ベビーシャワーってどんなシステムなの?

どこで?準備は? 普通は自宅で開催しますが、最近はレストランやホテルでお祝いする人も多いです。日時を決めたらオフィシャルに招待状を出すか、メールやSNSなどで連絡をします。会場や自宅を風船やバナーなどでカラフルに飾り付け、カップケーキやクッキー、フルーツ、スナック、飲み物などを用意します。

プレゼントは?ギフトレジストリーって何?

アメリカにはギフトレジストリー(自分の欲しいギフト登録)というシステムがあります。プレママ(ママ)が特定のお店でギフトレジストリーを利用している場合は、招待された人達はオンラインでそのリストを見ながら、自分の予算に合ったプレゼントを買います。その場合、贈り物は当日パーティ会場に配達されるので、お互いにとても合理的ですよ。なおギフトレジストリーの案内は、招待状にちゃっかり入っています。ギフトレジストリー制度は、結婚式の時にも利用されます。本人は自分の欲しいものが手に入るし、招待客はあれこれ迷わずに予算に合わせてギフトを贈れるので合理的にできています。お祝いに現金を包むことはあまりなく、日本のようなお返し制度もありません。もちろんギフトレジストリーを使わない人も多いので、個々にプレゼントを用意する場合もあります。この場合、他の人とギフトが被らないようにする必要があるので、周りの招待客と相談をしましょう。例えば、オムツやベビーパウダー・ローションやウエットティッシュなどの必需品はいくらでも必要で喜ばれるギフトですが、それを3段に重ねたデコレーションケーキ風の洒落たギフトとして贈る人もいます。

どんなパーティーゲームが行われるの?

定番ゲームは賞品付きのビンゴです。優勝者への賞品はネイル券やギフト券などがあります。全員が自分の好きな男の子と女の子の名前を紙に書いて渡し、名前を付けるヒントにすることもあります。瓶の中にみんなからのメッセージや小さなプレゼントを詰めてタイムカプセルを作り、10年後に子どもに手渡すゲームもあります。それぞれのアイデアで楽しいひとときを過ごします。  

私がいた職場ではこうでした!

女性はお腹の子の性別が分かった時点で職場で「It’s a boy/girl!」とお披露目をし、スナックを持ち込んで喜びをシェアしていました。お互いに忙しいので出産前にベビーシャワーをせず、女性が復職した時に簡単にお祝いをする習わしになっていました。その方の出産直後はご主人が長い育児休暇を取って家事をされていましたが、復帰後はやはり育児と家事で大変そうでした。そこで夕食の支度をしなくて済むように、同僚でレストランやファーストフードやケータリングサービス(食事の宅配)のギフトカードを贈りました。それぞれ都合のいい日を選びカレンダーに名前とギフト名を書き入れ、同じものがあまり重ならないようにしていました。それで一か月くらいは女性も楽チンです。彼女からのお礼として、毎朝ドーナツやベーグルやクッキーなどがスタッフルームに置かれていました。 赤ちゃんが生まれる前からベビーシャワーで思いっきり歓迎されるのはアメリカの良き文化ですね。妊婦さんにもかかわらず、DJを呼んで盛大なダンスパーティーを行うママもいます。招待された際には、ぜひゲームなどを存分に楽しんでくださいね!