アメリカ日本語補習校の先生がホンネで語る「こんな親、実は困る!」教育熱心なパパ・ママ、身に覚えはありませんか?

筆者は日本語補習校で指導をしている現役の講師ですが、保護者の中には色々な方々がいて、戸惑いを感じる時もあります。自分の子の教育に熱心になり過ぎるあまり、補習校内でも口や手を出し過ぎと感じてしまう親御さんもいます。教育に正解はありませんが、筆者が日頃補習校で感じることをご紹介します。

我が子が危なっかしくて黙っていられないママ


ママが子どもの一挙手一投足を気にするは世の常ですが、それが裏目に出てしまうケースも多くあります。自分の家での教育なら理解もできますが、公共の場の学校では、口の出しすぎは禁物です。例えば、補習校で授業参観がある時に、子供以上に積極的に授業に「参加」してくるママがいて、先生よりも先に我が子に指示を出したりします。「ほらほら〇〇ちゃん、先生の方を見てよ~くお話を聞くのよっ!」とか、国語の時間には「ここはハネて、こっちは止めるんでしょお!」と漢字を我が子に指導する姿もあります。折り紙を教えていると「三角の先っちょをきち~んと合わせて折るのよっ」極めつけは「みんなも頑張ってね~!」と言い残すママもいるくらいです。子供を一旦預けたならば、口出し手出しはせず先生の指示や意見を待ってほしいものです。あくまで「参観」であり、「参加」ではありませんから。。。

アレルギーの恐ろしさに無頓着なママ

おせっかいなママは、休み時間にみんなのためにたくさん手作りおやつを持ってきてシェアしてくれます。ピーナツやミルクのアレルギーがあるなしに関わらず、「みんなで食べようね~っ!」という展開があります。気持ちはとても有難いのですが、食べられない生徒もいることをお忘れなく。

我が子の奔放さに気づかないママとパパ

「我が子のヤンチャさは年齢や性別からくるもの、可愛くてしょうがない」とばかりに、我が子の異常に気付かないママやパパもいます。特に日本独特の風土で育ってきて「小さい子どもは何をしても許される」と言わんばかりの放任の家庭はとても困ります。授業中でも勝手に立って歩きますし、お話は手を挙げてからというクラスのルールも守れない生徒もいます。自由奔放さと子どもの無邪気さは違います。こういったマナーに関する教育は各家庭でも違いがあるため、先生が行うのは非常にバランスを取るのが難しく、大変です!ある程度の社会のルールは、家庭でしっかりと教えてあげるほうが、学校と家庭が円滑に進むはずです。

先生の服装に気を使いすぎるパパ

「お辞儀をしたときに先生のジーンズからお尻が見えた」や、「シャツの胸元が開きすぎていて目のやりどころに困る、生徒にも悪い影響を与えるんじゃないか?」と委員に報告するパパもいます。当の子供達はちっとも気にしてませんので、気にしすぎなのでは。。。

ボスママに従うという暗黙のルールがある

中にはアメリカに長期滞在しているご家族もいて、その方たちが補習校ではボス的な存在になりがちです。何か新しいアイデアや革新的なことをその方々の前で発言してみても、通らないことも。その他のママは長いものに巻かれて、ボスママの意見に従っているようです。

我が子の教育は夫婦共同作戦で

補習校では効率よく時間を使うために、宿題の採点は自宅で保護者にやってもらいます。そうすると限られた時間内で先生が宿題を採点する時間が省けるので、先に進むことができ効率的だからです。ところがそれができていない家庭もたまにあります。子供の教育はママだけに任せず、ママが病気だったり、赤ん坊のお世話で忙しいならパパの手伝いが絶対必要です。

アメリカという環境の中で子供たちに日本語を勉強させるのは、保護者には大変気苦労が多いはずです。それだけに子供を助けようと厳しく指示をするのも分からなくはないですが、何でもかんでも細かく指示をするよりは、子供を信じて口や手をあまり出さずに、しっかりと「目をかける」ことも必要ではないでしょうか?環境の違うアメリカでの教育は日本以上に難しく困難もあるはずですが、子どもにとってはメリットも多いはずです、いろいろ試行錯誤を重ねながら、より良い教育を見つけていきましょう!