アメリカの高校での性教育が凄すぎる件、ある日、息子がBaby Boyを抱えて帰ってきた!?

平気で「私のママってね、私のおばあちゃんの高校卒業プレゼントだったのよ、キャハハ」と悪びれもせず笑い飛ばすところがすごいアメリカの高校生。周りも一緒になって笑い転げて楽しんでいます。日本の高校生の会話とはだいぶ違う印象を受けるのではないでしょうか?今回は、無邪気だけどしっかり者が育つアメリカの高校での性教育について、ご紹介します。

 

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高校卒業前に妊娠・出産

おばあちゃんの高校卒業プレゼントってことは、彼女の祖母は17~18歳の高校生の時に妊娠と出産を経験したことになります。その他にも「私は高校卒業前に妊娠してたから、プロムのドレスが着れなかったのよ~あ~残念!」とあっけらかんと話す女性も少なくないです。彼女たちの人生は、日本の晩婚化とは裏腹に早く始まっているようです。

昔は今より多かった妊娠による高校中退

若すぎる生徒たちの妊娠による高校中退。こんな事ではいけない!と今では特にカトリック系の私立高校や名門の公立高校では、モラルや性教育もきちんと教えられていて、妊娠による高校中退は少なくなってきたようです。

親が度肝を抜かれた教育がすごい!

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筆者も息子の子育てを通じて、とてもびっくりしたことがありました。それは、ある日突然筆者の息子が「Baby boy」を抱いて、ガールフレンドと一緒に学校から帰ってきました。さあ大変!と思ったところ、それは男の赤ん坊のダミーであることがわかりましたが、それはもう焦りました。とにかくその人形が本物そっくりに見えるんです。

実はこの日の家庭科の時間に、「赤ちゃんを育てるのがどんなに大変なのか」を体験する宿題が出たというのです。それは将来を想定した教育なのか、性教育の一部なのか分かりませんでしたが、日本での教育とは大きな違いがありました。

赤ん坊ダミーができること

ベビーカーシートに眠っているダミーは、抱っこすると目をパッチリと開けます。ダミーの体内にセットされたタイマーで、時間が来ると「エーンエーン」と泣き出し、親もどきの生徒はマジックテープ付きのオムツを替えたり、小さな哺乳瓶でミルクをあげたり、あやしたりすると泣き声は止みます。それを怠るとダミーの声がますます大きくなり、ちゃんと面倒を見てもらえるまで泣き止みません。

これはすごいと思いました。生徒はそれぞれ面倒を見た時間をノートに記録しなければなりません。とりあえず高校生ですから、ダミーをそばに置いて宿題をやっている途中「エーンエーン」が始まると、嫌でもダミーの面倒を見るんです。当然夜中にも泣き出すわけで、最初は面白がっていた息子も、次第に疲労困憊していく様子が手に取るようにわかりました。この家庭科の宿題は、ダミーが1泊した翌日に終わりました。

模擬教育に賛成する理由

高校でのとても現実味のあるこの模擬教育は、ややもすれば感情に流されて容易に赤ちゃんを産む若い女の子や、まだ父親になる自覚のない若者に、子供を育てることの大変さを教え、早すぎる人生のスタートに歯止めをかけるための良い経験と言えるでしょう。ダミーの体験は1日で終わりますが、実際にはもっと大変で長い子育ての日々が待っているのですから。

いかがでしたでしょうか?このようなユニークな試みの授業があるので、アメリカの子供たちは現実の世界を見つめることができるのかもしれません。アメリカでの子育てをする中で、日本人であれば驚くようなことも多いですが、その最たるものがこの性教育と言えるでしょう。

 

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