アメリカで妊娠中の国際結婚妻が実体験を語ります!「在米日本人妊婦あるある」とは?

妊娠発覚までの経緯 国際結婚でその時すでにアメリカ在住であった筆者ですが、初めて第一子の妊娠が分かった時、実は海外へ1人で旅行中でした。友人の結婚式に参加するため長距離フライトで移動中、なかなか体調が優れず、アメリカへ戻った後にクリニックへ行って検査を受けました。すると、丁度妊娠3ヶ月目に入っていたところで自分自身もビックリ! その後日本で里帰り出産する選択もありました。しかし、筆者の場合、夫がどうしてもアメリカで出産して欲しいという希望と、筆者自身がアメリカで仕事を持っていたこと、また日本の実家の親とも色々と確執があったため、アメリカで出産することを決めました。また、今回もアメリカで出産予定です。

アメリカでの出産について

筆者は子供を二人ともアメリカで出産しているので、日本での出産事情については詳しくありません。しかし、日本で出産経験のある友人達と話していて驚かれたことなどがあるので、多くの在米日本人妊婦が経験するであろう「あるある」を今回ご紹介したいと思います。

クリニックがあまり超音波検査をしたがらない

https://www.instagram.com/p/BXyTrkQlnU6/?tagged=sonographer 筆者の通っていたクリニックでは、第一子と第二子両方とも10ヶ月間の妊娠期間中に超音波検査をしたのは2回だけでした。これを日本の友人に話したところ、「ありえない!」の一言。1回目のエコー検査は4ヶ月頃、2回目のエコー検査は5ヶ月を過ぎた頃で、性別判断のために行われました。その後は一切エコー検査はせず、尿検査やお医者さんの問診のみです。「我が子に会える!」とワクワクしているママにとっては少し残念ですよね。でも、極力赤ちゃんに影響を与えないために、超音波検査をしないという意見もあるそうです。

出産から退院までの日数が短い!

https://www.instagram.com/p/BXsNj_NDnfS/?taken-at=648211486 アメリカでは、出産から退院までの日数がとっても短いです。筆者は二人とも自然分娩で出産しているので回復も早く、出産した日、翌日、翌々日までは病院にいました。でも、その後は退院の手続きに入りました。帝王切開の場合、もう少し長く居させてくれますが、それでも+2日前後です。 病院にいる間は、看護士さんや医療スタッフさん達が頻繁に顔を出してくれました。筆者や赤ちゃんの体調管理を行ってくれ、食事も1日3回、係りの人が部屋まで持って来てくれます。料理は、自分が食べれないものやアレルギーを持っているものを予め聞かれるので伝えておくと、特別な料理を準備してくれます。筆者の場合、渡米してからずっとぺスコベジタリアン生活をしているので、お肉が食べれません。そのため、毎日魚料理だったのですが、病院側も気を遣ってくれたのか、毎日違う魚料理が出てきました。 ありがたかったのは、たまに夜中にお腹がすいたり来客が来たりした時に一緒に食べれるようにと、ナースセンターの横に軽食と飲み物が無料で置いてあったことです。もちろん、病院側が準備するものなので、スナック菓子などのジャンクフードはありませんでした。しかし、メインの食事とは別に、好きな時に自由に食べたり飲んだりできたので便利でした。

医療費がとっても高い!

https://www.instagram.com/p/BX8ZsKEgW-Q/?hl=en&tagged=medicalbills アメリカの医療費は、とても高いです。保険に入っていない場合、あるいは保険が適応されない場合は自腹で払うことになりますが、この金額が日本の医療費とは桁違いと言える程、違います。筆者の場合、第一子の出産の際、保険が出産費用を全額カバー出来ませんでした。これを知ったのは出産後だったので、退院後に保険会社に連絡をして、急いで交渉をしました。結局、少しは安くしてくれましたが、それでも自腹でなんと200万円近い費用を払いました。 アメリカの場合、低所得者と高齢者向けにはそれぞれ公的な保険制度を利用できますが、その他の人達は自分が働いている企業が提供する保険、あるいは夫や妻の配偶者として保険に加入するのが一般的です。さすがに次の出産の際もまた自腹を切るわけにはいかなったので、第二子出産の際は、別の保険会社を選びました。

出産後になぜか日本食が食べたい!でも思うように手に入らない…

https://www.instagram.com/p/BOyi0s9jhVc/?taken-at=271486028 なぜか私の場合、出産後に美味しい湯豆腐や山菜料理といった純和風の料理がとっても食べたくなりました。アメリカといっても広いので、カリフォルニア州やニューヨーク州に住んでいれば日本食の心配も無いと思いますが、筆者が住んでいるフロリダには日本人が少ないため、日本食レストランはあっても非日本人が経営しているところがほとんどです。そのため、出産して1週間くらいしてから、出産前にアジアンスーパーで買って冷凍しておいた材料や、日本から友人達が送ってくれた食材を使って自分で作りました。調理中はよく、「あ~日本にいたらこんな気持ちにならなかったのに…」とつくづく思ったりもしました。

どこへ行くにも車が必要…妊娠中は大変です!

https://www.instagram.com/p/BFPU2ffAz4o/?taken-at=466130870 アメリカは国土が広いため、どこへ行くにも車社会です。ちょっとした買出しのためにコンビニやスーパーへ行くにも車が必要で、つわりの時や妊娠後期は車を運転したくありませんでした。でも、毎日デリバリーや外食というわけにも行かないので、1日10分以内の場所までのドライブと決めていました。現在も妊娠中のため毎日車を運転していますが、シートベルトがお腹をしめつけ、車の乗り降りも大変で、もっと妊婦さん向けの便利な宅配サービスがあったら良いのになぁと日々感じています。 今回は、筆者がアメリカで実際に体験した妊娠・出産経験から感じたことを紹介してみました。今後アメリカで出産予定のある方々の参考になれば幸いです。もちろん住んでいるエリアにもよりますが、少なくとも筆者の住んでいるフロリダ州は、良い意味でも悪い意味でも日本との違いを感じることが多いです。