アメリカンキッズのお小遣い事情、月々のお小遣いや高校生のバイト状況はどうなってるの?

子供へのお小遣いの与え方の違いは各家庭で日米でも様々です。しかし一般的には、何もせずとも月々一定額のお小遣いをもらえる日本の子供と違って、アメリカでは何かを努力した結果の報酬としてお小遣いを与えているケースが多いようです。今回は、アメリカ在住の日本人妻である筆者とアメリカ人の主人の息子を通じて経験した、お小遣いの与え方について考えてたいと思います。

家庭によって違う子供のお小遣い制度


ある家庭では子供が家の仕事を手伝った場合、例えば食洗器から皿を取り出して片づけたり、庭の掃除や犬の散歩をした時に1回に50セントあげたりします。家の仕事はやって当たり前なので報酬はあげずに、必要なときに小遣いをあげるという家庭もあります。すごいのは、学校のテストでいい点数をもらうと小遣いを与えるという家庭もあります。年齢に応じて1ドルずつ増やし、5歳なら毎月5ドル10歳なら10ドルという家庭もあります。また、小さい頃から近所のお手伝いをしてお小遣いを稼ぐ子供もいます。

自分のものは自分で稼ぐ!


アメリカでは献金やボランティアをして他人を援助する喜びや、労働の代価にお金を稼ぐといった喜びが子供にもあります。小さい頃から労働による報酬を受ける大変さや喜びを学ぶ機会もあります。自立心が旺盛で、お小遣いにしても自分のものは自分で稼ぐというティーンがほとんどです。でも誕生日やクリスマスは特別で、子供達は周りからしっかりとあぶく銭を稼ぎます。

小学生の頃から


筆者の息子は、小学生の頃たまたま近所の人から空き缶や空き瓶のリサイクルを頼まれて、お小遣いをいただきました。その後も庭の落ち葉かきや犬の糞の処分など、子供でもやれることを頼まれてお小遣いをもらっていました。時間を守り言われた通りにきちんと仕事をするので、近所でよい評判をもらうと仕事が更に来ました。そのころから、責任感や信頼関係の大切さを学び、お金を稼ぐ大変さや喜びを知ったと思います。努力すれば報われることや、やる気も学んだようです。筆者は息子にお金の心配をさせたつもりはありませんが、周りの方々のお陰でとてもしっかり育ちました。

子供のやる気を応援する文化!


息子の場合の近所の方々もそうでしたが、アメリカには子供の頑張りを応援してあげるという文化があります。夏休みにはレモネードスタンドといって、小さな子供達が家の前にテーブルを出し、手作りのレモネードを1杯50セントで売っています。すると道行く人やドライバーは止まって、レモネードを買い子供達を励ましています。お金を稼ぐことが目的ではなく、小さい頃から労働の大変さと楽しさを学ぶことは素晴らしいと思います。

ペニーウォーで学ぶこと

小学校ではぺニーウォー(1セント戦争)があります。1セントコインを一番多く集めたクラスには、ピザパーティーやリセス(休み時間)延長のご褒美があります。ですから子供達は自分で貯めた小遣いの中からペニーを全部クラスに寄付して、みんなで盛り上がっていました。自分の小遣いが社会に役立つことも教えられていました。

勤労の対価としてもらえるお金は、子供にとってポジティブなフィードバックになります。努力すれば報われることを学びます。直接お金にならなくても、チームで一緒に努力した結果他人に尽くす喜びを知ったり、頑張れば嬉しい結果が待っていることなどもわかり、やる気が湧きます。子供のころからそうやって思いやりの心だとかチームワークだとか、自立の道を開いていくのだと思います。学校の勉強ももちろん大切ですが、それと同じくらい大切な何かがあるのかもしれません。家庭の価値観によって、その子に合った小遣い制度を見つけられるといいですね。