アメリカでの国際結婚からのグリーンカード取得、面接で一体どんな質問されるかあなたは知ってる?

国際結婚をして10年。筆者も夫もアメリカの生まれ育ちではなく、筆者は日本、夫はキューバから移民としてアメリカにやって来ました。筆者の夫について、詳しくは以前にご紹介した記事を読んでいただければ少し背景などが分かると思います。今回は、そんな夫と結婚した筆者のグリーンカードの取得方法や、実際にグリーンカード取得の際に行われる面接内容についてご紹介したいと思います。

年々難しくなっているグリーンカード取得

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現状として、トランプ政権になってから、更に移民に対するビザやグリーンカード取得は難しくなっています。筆者が渡米した当初も、すでに外国人向けのビザに対してある程度の制限がありましたが、まだ今ほど厳しくありませんでした。もっというと、今から30年くらい前に渡米した外国人の場合、申請代約50ドルを払えば、ほとんどの人が問題なく結婚でグリーンカード取得が出来たと人づてで聞いたことがあります。また、その頃は面接などなく、書類だけでOKだったとか!?現在とは、全然違ってグリーンカードで困っている今の方々にとっては大変うらやましいようなお話です。

市民権と永住権の違い

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よくグリーンカードと聞くと、市民権だと勘違いされる方がいらっしゃいますが、グリーンカードは一般的に永住権のことを指します。どちらのステータスであっても、アメリカで合法に働くことができます。また、現地の学校へ通ったり、州立の大学へ通う場合は、ある一定の期間以上、その州に住んでいれば、学費は州民料金が適用されます。

では、この二つの何が違うのかというと、一言でいえば、アメリカ人か非アメリカ人かの違いです。市民権は文字通り、市民なのでアメリカ人扱いです。アメリカの公的選挙にも投票できますし、アメリカ人しか就けない限定職にも就くことができます。もちろん、パスポートもアメリカ国籍になります。そのため、日本国籍の人が市民権を取得する場合、現在の日本の法律では二重国籍を認めていないため、日本国籍を放棄しなければいけません。

それに対して、永住権はあくまでアメリカに永住している人のことで、扱いは外国人です。そのため、日本国籍を保持することはできます。また、アメリカ社会において、永住権だから市民権保持より不利というわけではありませんが、例えば、政府機関や公的機関で働きたい場合、市民権を持っている人が優先されることはあります。その他にも、永住権保持者は、遺産相続や税金関係で市民権保持者より不利になることも場合によってあるそうです。

市民権は、永住権を取得した後にある一定の期間を経て、取得したい人はテストや面接を受けて取得できます。筆者が知人や友人達を見ている限り、どうしてもアメリカ生活が長くなってしまうと、市民権取得を考える日本人も多いようです。

アメリカの市民権保持者との結婚

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現在、グリーンカード取得にあたり、様々な方法があります。決してグリーンカード目的で国際結婚をおすすめしているわけではないのですが、一番早くグリーンカードを取得できるのが、アメリカの市民権保持者と結婚する方法です。日本から渡米してアメリカの市民権保持者と結婚する場合、フィアンセ(婚約者)ビザを取得してる人が多いと思います。このビザを取得している人は、渡米後に結婚、そして移民局へ報告しなければいけません。

筆者が10年ほど前にこの手続きを行った際は、移民法に詳しい弁護士を通さず、自分達で書類を揃えて提出しました。申請代は、全て合わせても2,000ドルはかからなかったと思います。それでも、一昔前の50ドルに比べたら、高額でした。

書類を提出して半年くらい経った後、労働許可証が届きました。そして、それから約3ヶ月くらいした後、面接の知らせが来ました。そして、面接に行って、更に3ヶ月くらいしたら、最初のグリーンカードを届きました。期間にして1年くらいだったと思います。これは今から10年ほど前の情報なので、今はもっと時間がかかるかもしれません。また、申請するにあたり、過去の渡米歴に問題があったり、提出書類が不完全だったりすると、さらに余計に時間がかかるということを聞いたことがあります。

グリーンカードは更新制です。最初の2年間は条件付のテンポラリーグリーンカード、その後、10年のグリーンカードの申請手続きします。

グリーンカード面接の際に聞かれる質問って何?

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さて、面接当日ですが、夫と二人で指定された時間に指定の場所へ行きました。特にフォーマルな服装ではありませんでしたが、一応二人ともスーツ着用で行きました。自分達の名前が呼ばれるまで控え室のようなところで待ち、名前が呼ばれると、それぞれ個室に入って面接官との面談が始まります。今でも覚えているのが、面接官がかなり無愛想で、部屋に入った瞬間、とても緊張しました。

面接は、主に英語で行われました。夫といつどこ出会ったのか?交際期間はどれくらいだ?夫の誕生日、夫の好きな物など、相手についてどれくらい知っているかについての確認のような質問がほとんどでした。ちなみに、相手の生理日まで知ってるか?と面接官に聞かれた人もいるようですが、うちらの場合、そういった質問はありませんでした。

しかし、面接中盤になるといきなり、夫と一緒に撮った写真を見せて欲しいということで、予めカバンに入れて置いた一枚の写真を見せました。すると、今度は、「あなた達のようなカップル(夫はキューバ出身&私は日本出身)の面接を担当するは初めてだ。あなたの学歴を簡単に見させてもらうと、どうやらあなたは日本の大学でスペイン語専攻していたようだから、これからあなたのスペイン語の語学力チェックをします!」と言われ、夫は別室に通され、筆者1人、面接官と一対一でスペイン語の面接となりました。ちなみに、夫曰く、この面接官のアクセントなどから、プエルトリコ人だと言ってました。

実際、筆者は日本の大学でスペイン語を専攻していました。でも、まさかグリーンカードの面接の際に英語だけでなく、スペイン語の語学力チェックまでされるとは思ってもいませんでした。その時の質問は、アメリカにどのくらいいるんだ?、夫の母国に行ったことがあるか?、キューバの状況について知っているか?など、それほど高度な質問内容ではなかったものの、緊張していたため、ところどころ聞き取れない部分もありました。その時は「分からない」、あるいは「もう一度言って欲しい」と少し図々しく言ってみたところ、いつの間にか一対一の面接は終わりました。時間にして5分程度だったと思います。

やましいことがなければ、心配は無用

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これは、あくまで筆者のグリーンカード取得の際の面接内容でしたし、パートナーがアメリカ生まれのアメリカ人の場合、スペイン語の語学力チェックなんてしないと思います。たまたま筆者の場合、二人とも外国出身だったこと、また、キューバと日本の交際結婚の組み合わせがとても珍しかったことが理由だと思います。グリーンカード取得の際の面接は、あくまで偽装結婚かそうでないかを確認するためです。アメリカでは、偽装結婚もビジネスとして成立してしまうほどですが、やましいことが無い限り、心配しなくていいと思います。

アメリカ市民権保持者と結婚する以上、ある程度の英語力は必要です。たまに、グリーンカード面接の際に通訳をつけて行う人もいるようですが、普段の生活で通訳を常に帯同させていない限り、それはあまりオススメできません。なぜなら、それでは普段の生活が成り立っていないのでは?と面接官に不審な印象を与えてしまう可能性があるからです。もし英語力に自信が無い場合は、パートナーと一度相談してみると良いのではないでしょうか?国際結婚によるグリーンカードの取得には、相手の協力が必要であり、共同作業の最初の一歩だと思います。