みなさんは、アメリカの大麻合法化の流れについてどう考えますか?マリファナの歴史と医療大麻としての利点とは?

そもそも、大麻とは?

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大麻はアメリカではマリファナと呼ばれています。麻から作られる薬理作用のある物質で、吸引などをすると、一時的に感覚が良くなったりするそうです。医療の世界では、痛みや苦しみを和らげたりするのに使われています。 他の薬物と比べて比較的依存性が少ないため、アメリカ人の若者の間では興味本位で使い始める人もいます。それでも、薬物の一種には変わりないので、その後、より刺激的なものを求めて他の薬物に手を出す人もいるようです。依存性は少ないものの、気軽に体験出来る分、アメリカではタバコなどとあまり変わらない扱いを受けているようです。

大麻の歴史

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ここで、少し大麻の歴史について紹介します。今となっては快楽やちょっとした気分転換目的で利用する人が多いですが、元々、大麻は医療目的で使われていました。15世紀にコロンブスのアメリカ大陸発見に伴い、ヨーロッパからの影響を受けるようにあり、大麻も徐々にアメリカ大陸へと広がっていきました。特に当時からメキシコでの大麻栽培が盛んだったこともあり、現在でもアメリカの主な大麻輸入国は、メキシコだとも言われています。 実際、アメリカで大麻の利用が法律で問われるようになったのは、20世紀に入ってからのことです。医療技術が発展するのに伴い、新しい薬や治療法が増えたため、昔のように大麻を医療目的で利用する必要性が無くなってきたのが理由の一つだとも言われています。また、大麻が幻覚剤として定義され、禁止薬物のリストに入ったのは、第二次世界大戦後のことです。戦場で様々なトラウマや心の傷を負った元兵士達の間で大麻を乱用するようになったこともあり、それに歯止めをきかせようという目的で非合法になったという説もあります。

現在のアメリカでは?

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このように歴史を振り返ってみると、アメリカ国内で使用が非合法になったのが半世紀ほど前と、比較的最近なのが分かります。また、現在、医療目的で大麻を利用することを認めている州はいくつかあります。例えば、こちらのサイトを拝見していただくと分かりますが、現在10州以上で、医療大麻の使用を合法とする法律があります。 また、現在もこの論争は続いているので、今後もっと医療大麻の利用が合法化される州も増えるかもしれません。

医療大麻の利点とは?

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この医療大麻の使用を合法化することによって、ある病気を抱えている人が悩みを解決できるかもしれない可能性も秘めています。医療大麻の合法化を求める人達の間でよく言われているのが、大麻がクローン病患者の症状を和らげる効果につながるということです。アメリカのいくつかのWEBサイトがその例を紹介しています。英文になりますが、その例の一つとしてこちらをご覧下さい。 実際、現在もアメリカのいくつかの州ではまだ禁止しているところもあるので、筆者自身は医療大麻について賛成でも反対の立場でもありません。ただ、元々医療目的で使われているということは、ある程度の医療効果のある根拠があったからであるはずなので、利用用途がきちんと定められている場合は有益だとも解釈することができます。ただ、医療大麻を合法にしてしまうと、医療目的なのか、ただの快楽目的で使うのかの境界線を引くのもまた難しくなってくるかもしれません。みなさんは、アメリカのマリファナ合法化の流れについてどう思いますか?