アメリカのキッズアダプション&フォスターケア、日本とはどう違う?知っておきたい養子縁組と里親制度の基本とは?

アメリカの町を歩いていると、肌の色が違う親子が一緒にいる光景を見かけたりしませんか?日本と比べると養子縁組がオープンにおこなわれているのがアメリカです。アダプション(養子縁組)に限らず、一時的に養育することができるフォスターケア(里親制度)も整っています。今回は、そんなキッズアダプションサービスやフォスターケア制度について、ご紹介したいと思います。

アメリカの一般的なアダプションサービス

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現在、筆者の周りにも、養子を受け入れたいと希望している方がいます。また、すでに実子がいても、もっと子供が欲しいと願うファミリーはたくさんいます。そんな時に、利用するのはアダプションサービスです。アダプションサービスは、日本語にすると養子縁組になりますが、日本と比べるとアメリカでは比較的スムーズにおこなわれる傾向にあります。それは、アメリカが移民で成り立っている国のため、アメリカ国内のみならず国外からも子供を引き取ることが出来ること、また、キリスト教などの宗教を信じている人が多いため、困った人を救いたいと思う人達が多いことが理由だと私は思います。

養子縁組が受けられる施設は、全米各地にあります。大体このような施設は非営利団体(NPO)として成り立っていて、他の関連施設ともつながっていることが多く、情報も入りやすいです。

どんな人が養子縁組を希望するの?

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養子縁組をする人は、色々な理由を持っています。お子さんを養子にと希望する母親は、金銭的に恵まれていない、薬物中毒や持病を抱えているなど様々な複雑な事情を抱えている場合が多いです。また、養子縁組を希望する側も、子供が欲しいけどなかなか恵まれない、同性愛カップルであるなど様々な理由があります。

そのため、このような養子縁組サービスが受けられる施設では、まず双方のカウンセリングがおこなわれ、養子を出す側と養子を引き取る側の条件が合うかどうかということから始まります。そして、その後、うまく合えば、必要な手続きや費用などといった具体的な話があります。

また、養子を引き取る際のプロセスとして、21歳以上であること、子供を育てることができる安定した収入や環境であること、家族や親戚についての情報、過去の結婚や離婚歴、犯罪歴、また、生みの親が子供に会うことが出来ることへの同意など詳細な確認や条件があります。

アメリカ国外の子供と養子縁組をする場合

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国内での養子縁組と比べると余り多くないケースですが、親がアメリカ人で、アメリカ国外に住んでいる赤ちゃん、あるいは子供と養子縁組することもできます。その場合、アメリカの法律や子供の出身国の法律などに従って、合法的な手続きが行われます。

近年、中国からの子供と養子縁組をする人が増えていますが、ハーグ条約によって、養子縁組ができる国かどうかが変わってきます。詳しくは、こちらをご覧下さい。

米国領事局ウェブサイト:https://travel.state.gov/content/travel/en/Intercountry-Adoption/Intercountry-Adoption-Country-Information.html

連邦児童局ウェブサイト:https://www.acf.hhs.gov/cb/faq/adoption8

フォスターケア制度はどんな感じなの?

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フォスターケア制度とはいわゆる日本で言われる里親制度のことで、養子縁組とまでいかなくても、ヘルプが必要な子供達のケアをする制度です。生みの親が子供達のケアが出来ない何らかの理由があるため、一時的に預かる場合が多いですが、中には長期的に預かる場合もあります。また、里親制度は、子供達が18歳~21歳頃になると、大人のケアが必要でなくなると言われています。

里親になるにも、養子縁組とそれほど条件は変わりませんが、里親になるためのトレーニングコースを修了していること、18歳以上で高校卒業程度の学歴以上、1ヶ月に80時間以上働いていることなどが条件にあります。

また、里親になると、いくらかお金が出ます。フロリダ州に限っては、0歳から5歳までの子供の里親になる場合、一ヶ月448.53ドル程度、6歳から12歳の子供の里親になる場合、460.02ドル程度、13歳から21歳の子供の里親になる場合、538.43ドル程度です。この金額は毎年変わるのと、住んでいるエリアによっても支給される金額が違うと思うので、一度ご確認ください。

参考までにフロリダ州の場合:http://www.myflfamilies.com/service-programs/independent-living/myfuturemychoice-fp

養子OR里親募集のウェブサイト:https://www.adoptuskids.org/?r=u

今回は、アメリカのキッズアダプションサービスやフォスターケア制度について少し書いてみました。日本以上にオープンで、色々なファミリーのあり方があるアメリカ。みなさんは、どのように考えますか?