こどもの発達に不安を感じたら?アメリカで早期療育を受けるには?

アメリカでは早期療育を通称ECI、”Early Childhood Intervention”といい、0歳から(早い子だと生後1ヶ月)から3歳になるまで提供されるプログラムがあります。各州によって多少の違いはありますが、今回はテキサス州での早期療育を受けるまでの流れをご説明します。

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早期療育を受けるために

子供の発達に不安がある場合や何らかの支援が必要な場合にはかかりつけの小児科、ファミリードクター、専門医よりECIを提供してくれる機関へ紹介状が送られます。また病院等を通さず自ら連絡をすることもでき、その場合にも医師からの診断書の提出を求められます。

ECIを提供してくれる機関は各自治体によって違い、一つしかないところもあれば数個ある自治体もあり、そういった場合には希望する機関を選ぶことができます。また自分が住んでる自治体内の機関からECIを受ける決まりとなってるので、引越し後エリアが変わる場合には機関も変更しなければいけません。

Evaluation(判定)の流れ

機関への連絡後はECI担当のコーディネーターより確認のための連絡が来て、早期療育が必要かどうかのEvaluation(判定)についての説明、日程予約などが行われ、担当スタッフが自宅へ来るもしくは、ECIオフィスにてEvaluationとなります。Evaluationは子供に対する面接となり、OT(作業療法), ST(言語療法), PT(理学療法)など複数のセラピーが必要な場合にはセラピーの数だけEvaluationがあります。またダウン症などの染色体異常の場合には早期療育を受けられる資格・条件を満たされるのことが多いです。

判定を元に必要なセラピーの内容、回数、時間が決まり各家庭にファミリーサービスコーディネーターが配属され、その後担当の各セラピストが決まります。

テキサス州で受けれる早期療育は主にFeeding Therapy (摂食指導), OT(作業療法), PT(理学療法), ST(言語療法), SST(ソーシャルスキルトレーニング), Vision (視力), Hearing (聴力) です。低月齢のうちは時間も回数も少ないですが1歳になる頃には増やす事もできます。必要であればセラピーを足すこともできますし、提示された回数・時間では足りないと思った場合、セラピストの変更などもいつでも変更可能なので自分の希望、意見はしっかり言えるようにするといいと思います。

費用については、各家庭の所得・家族構成・加入している保険の内容によって算出されます。

セラピーの流れ

場所は基本は自宅に来てマンツーマンのセラピーとなりますが、共働きの親で子供がデイケアに行ってる場合にはセラピストはデイケアに来てくれたり、公園で希望の場合には公園に来てくれたりと、親が希望する場所にセラピストは対応してくれます。ECIで使用する知育現具・学習現具は自宅にあるものを使用ですが、セラピストによっては無料で貸し出してくれる事もあり、PTでは室内用ブランコ、子供用歩行補助器具を無料で貸してくれます。

セラピー開始後はどうなる?

ECI開始後は必ず一年ごとにファミリーサービスコーディネーター、各セラピスト、保護者とのミーティングが行われ、セラピーの効果、今後の目標、セラピー内容など子供に合わせた調整が行われます。テキサス州では早期療育は3歳になった時点で終了となりその後は幼稚園(Kindergarten)に入る前に児童を受け入れる機関「プリスクール」へ移行となります。プリスクールへの必要な手続き等は全てファミリーサービスコーディネーターが対応してくれます。

早期療育期間は、初めてのことばかりで不安も多いことかと思いますが、制度がしっかりと整っており、現地の専門スタッフが対応してくれますので、まずは相談してみられてはいかがでしょうか。

 

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