コスタリカ旅行、1週間オススメプランをご紹介【体験記ブログ】

皆さん、コスタリカという国をご存知ですか?最近旅行好きの方々の中でひっそりとブームになっている観光地、それがコスタリカ。筆者がコスタリカのことを初めて知ったのは、大学のスペイン語の先生が今まで行った中で一番良かった観光地がコスタリカ!という発言を聞いた時です。その時からぼんやり行ってみたいなと思っていたコスタリカに、今年2019年の秋、アメリカのサンクスギビングのタイミングでうまく休みが取れたので、思い切ってコスタリカに行ってきました。今回は、そんなコスタリカ旅行の様子を皆様にお届けしていきたいと思います。

本記事は、日本人向けのアメリカ携帯サービスを提供する『アメスマ』の運営者が執筆しています。記事執筆は2019年12月です。

コスタリカ基本情報

日本の外務省統計情報によると、

①面積:51,100平方キロメートル(九州と四国を合わせた面積)
②人口:約499万人(福岡県と同じくらい)
③首都:サンホセ(標高1,200メートル、やや高め)
④言語:スペイン語
⑤通貨:コロン(¢)
⑥在留邦人数:386人(2016年10月時点)

となっています。さらに詳しい情報を知りたい方は、外務省ページにアクセスしてみてください。在留邦人数は400人以下とかなり少ないですが、観光で訪れる日本人は増えてきているようです。(筆者の周辺情報、確かな数値ではありません笑。)

筆者のコスタリカ旅行プラン

まず、筆者はアメリカテキサス州のダラス在住のため、コスタリカまでダラスの国際空港であるDFW空港から直行便4時間ほどで行くことができました。時差もなく、ダラスからのアクセスは最高でしたが、読者の方でダラス在住の方はあまり多くないかと思います。日本からだと、JAL・アメリカンの成田-ダラス便経由で行くパターンが一般的のようです。

今回の旅行は、11月20日(水)ダラス発、11月28(木)ダラス戻り、8泊9日の滞在となりました。日本から行く場合は、これにもう一日移動分が追加されるイメージだと思います。初日からの旅程をざっくり午前と午後に分けてご紹介します。各日の様子は後ほど説明していきます。

11月20日(水)
PM:ダラス出発、夜サンノゼ空港到着
宿泊:空港周辺

11月21日(木)
AM:早朝、プエルトヒメネスに向け出発
PM:昼過ぎプエルトヒメネス到着、夕方コルコバード国立公園内の宿に到着
宿泊:コルコバード国立公園

11月22日(金)
AM・PM:コルコバード国立公園観光
宿泊:コルコバード国立公園

11月23日(土)
AM・PM:コルコバード国立公園観光
宿泊:コルコバード国立公園

11月24日(日)
AM:早朝、クエポスに向け出発
PM:昼前、クエポス到着、マヌエルアントニオ観光
宿泊:マヌエルアントニオ

11月25日(月)
AM:早朝、ラフォルトゥナに向け出発
PM:昼過ぎ、ラフォルトゥナ到着、タバコン温泉観光
宿泊:タバコン

11月26日(火)
AM・PM:タバコン温泉観光
宿泊:タバコン

11月27日(水)
AM:早朝、サンホセに向け出発
PM:昼過ぎ、サンホセ到着。市内観光
宿泊:空港周辺

11月28日(木)
AM:早朝、ダラス行き飛行機で帰路。

旅行前に準備したものは?

初めてのコスタリカということもあり、気合いを入れて色々と準備をしました。

・航空券、宿
・レンタカー
・衣類(長袖多め、トレッキング用シューズ、サンダル、水着等)
・バックパック
・米ドル
・虫除けスプレー
・双眼鏡
・スマホ(国際ローミング設定)
・モバイルバッテリー
・ワイヤレススピーカー

筆者はパッケージツアーなどに入らずに旅行するつもりだったので、レンタカーを予約しました。11月末ということで雨季と乾季の間くらいだったので、雨に濡れても大丈夫な格好と、少し寒くなっても大丈夫なようにバックアップや衣類を準備していきました。また国立公園で動物を見る予定だったので、虫除けスプレーや双眼鏡も持っていきました。

スマホは自社サービス『アメスマ』の国際ローミングLTEオプションサービスに$50で加入しておきました。充電できる場所がどれくらいあるかわからなかったので、モバイルバッテリーや野外で音楽を楽しむためのワイヤレススピーカーも持参しました。お金はクレジットカードも使えるという情報がありましたが、ある程度現金も必要になる場面も出るだろうということで、アメリカドルを500ドルほど持っていきました。コスタリカでは大体のところでアメリカドルが使えます。

コスタリカ初日

夕方、ダラスを出発し、4時間ほどでコスタリカに到着。時刻は夜9時前。イミグレーションはアメリカの空港に比べて混雑はなく、10分ほどで通過できました。一緒に並んだコスタリカの方が、日本に行ったことあると話しかけてきましたが、親日国家なのでしょうか。人々は優しい感じの雰囲気です。

空港からシャトルバスでレンタカーを借りる場所まで移動します。アメリカでも大手のEnterprise社があったので、こちらで事前に予約手続きをしていましたが、ここで一つ問題が。事前に知らなかったのですが、コスタリカのほとんどはマニュアル車で、オートマの車を借りたい場合、予め伝えておかないと用意がない場合があるとのことでした。今回は運よく、オートマの車があるということで、少し料金は高くなりますが、オートマのSUVを借りることにしました。筆者のように国立公園に行く場合、SUVをレンタルすることをオススメします。理由は後で旅の様子を見た時にわかります笑。

無事レンタカーを借りることができ、初日はホテルに帰って就寝。明日は早朝からプエルトヒメネス(コルコバード国立公園)まで移動します。

コスタリカ2日目

早朝5時過ぎに出発。朝めっちゃ早いですが、コスタリカの日の出は早く、もうすでに結構明るい笑。ここから目的地であるエルトヒメネス(コルコバード国立公園)まで移動するわけですが、移動距離が結構長く、最終目的地であるコルコバード国立公園まではなんと走行距離400キロ以上、時間にして7時間の長旅です笑。高速道路をひたすら突っ走ります。途中料金所などがあるのですが、ここでの支払いはアメリカドルで問題なしです。お釣りはコスタリカの通貨であるコロンでもらえます。今後の旅でちょくちょく使う機会が出てきますので、取っておきましょう。

サンホセ空港周辺からプエルトヒメネスまでは道が整備されているので問題ないのですが、プエルトヒメネスからコルコバード国立公園の手前の駐車場があるスペースであるPlaya Carateというところまでの道のりが結構な悪路で、小さな川を15個くらい渡ります笑。その様子は以下の通りです。

これはSUVじゃないと確かにきつい笑。お金をケチってマニュアルのセダンにしなくて良かった笑。初日の自分、グッジョブ笑!

プエルトヒメネスからPlaya Carateまで2時間弱、ようやく駐車場に辿り着きましたが、ここから今回泊まるLa Leona Eco Lodgeまで歩いて1時間ほどかかるという過酷な道のりです笑。自然の動物を見るためにはしゃあないと、バックパックを2個前と後ろに背負いながらひたすら歩きます。ここでも川を何個か渡るので、靴を脱ぐか、濡れても良いクロックスなどで行くのがベストです。

荷物が重い笑。。日も暮れ始めてマジで宿まで辿り着かないんじゃないかと思ったその時、ようやく宿に到着。しんどかった笑。。。大の大人でこんな様子なので、子供と一緒に行くのは難易度がとても高そうです。実際に子連れの家族は一人も見ませんでした。

そんな苦労の甲斐もあって、たどり着いたお宿からの景色は格別に綺麗に見えました!

コスタリカ3・4日目

コルコバード国立公園のすぐ横に位置するの宿、La Leona Eco Lodgeは夜8時には完全消灯となるため、早く寝て次の日早く行動するというのが基本パターンとなります。ここでもコスタリカの朝は早く、朝5時くらいから明るくなり始め、動物たちの声で目覚めます笑。朝起きると、自然の中で起きたような爽快感を覚えるので、昨日までの疲れもなんとなく解消した気になります笑。

朝食を済ませ、3日目と4日目は1日中コルコバード国立公園を散策します。ここでは地元のガイドの人に案内してもらいました。これは絶対にお願いしたほうが良くて、なぜなら自力で動物たちを発見するのはとても難しいからです笑。

どこにどういう動物がいるか熟知しているプロの人が、望遠鏡を持ちながら色々と解説してくれるので、とても助かりました。アリクイやノドジロオマキザル、トゥーカンやケツァールなど日本ではお目にかかれない自然に生息している動物をたくさん見ることができ大満足です。夜にはなんとウミガメの産卵の様子もみることが出来ました!

コルコバードの散策は、ジャングルを一日中歩き回るので、動きやすい格好で移動するのが良いです。ネット情報だと蚊が多く長袖長ズボンが良いと書いてありましたが、実際はこの時期のコルコバード国立公園に蚊はあまり多くなく、半袖短パンでも良かったなという感じでした。ジーパンにTシャツとかでも良いと思います。それでも虫除けは念のため持っていっておくと良いです。蚊が全くいないわけではなく、旅の途中に何箇所か刺されました。まあまあかゆい。変な病気は持っていないはず笑。

コルコバード国立公園での滞在は、物資の供給が難しいこともあり、食事はシンプルなワンプレートが多かったです。味は結構おいしいですが、色々な料理を楽しめるわけではないので、グルメはあまり期待しないほうが良いでしょう。

コスタリカ5日目

コルコバード国立公園を満喫し、次なる目的地であるリゾート地マヌエルアントニオに車で移動します。行きに悪路を経験したせいか、帰りは心なしか運転が楽に感じますね笑。コルコバードからマヌエルアントニオまでは車で4時間ほどです。

いざ到着してみると、マヌエルアントニオは中々の都会っぷりです。道が舗装されている安心感笑。印象はビーチリゾートって感じで、海沿いにお土産ショップやレストラン、宿泊施設が並んでいます。ここではマヌエルアントニオ国立公園に行き、ナマケモノを見てきました。ここでもコルコバード国立公園と同様、ガイドをつけたほうが良いです。素人だと中々動物を自分たちで見つけるのが難しいです。

この表情、なんとも言えない愛くるしさがあります笑。。。

マヌエルアントニオ国立公園はコルコバード国立公園に比べるとだいぶ整理されていて、観光客向けの仕様になっています。子供連れで行く場合は、こちらのほうが旅しやすいと思います。ベビーカーで移動している日本人家族の方もいらっしゃいました。

夜は地元のレストランでハンバーガーやカラマリなど。コルコバードで割と質素な食事だったので、アメリカンな味が沁みます笑。

コスタリカ6・7日目

マヌエルアントニオは1日の滞在で、次の目的地はラフォルトゥナにあるタバコン温泉です!このタバコン温泉は、温泉好きの日本人には嬉しい天然の温泉がそこら中で湧き出ているリゾートエリアです。最近別件で話題になっちゃいましたが、「別に」で有名な日本人女優もタバコン温泉の様子をアップするなど、海外セレブにも有名な温泉リゾートです。

マヌエルアントニオからは5時間ほどですが、途中かなりアップダウンがあり、道が舗装されていない悪路があるのでタバコンに自力で運転していく方はSUVレンタルが無難です。地元の方々はセダンで移動しているようでしたが。。

道の途中にはこんな感じで景色の良いところもあります。

タバコン温泉ですが、コルコバード国立公園から来ると信じられないくらい文明が発展したような気分になります笑。温泉あり、お酒が飲める温泉プールがあり、スパがあり、超快適なリゾート体験が味わえます。部屋も豪華で、自然の良さとリゾートが融合したような感覚です。ここではとにかく温泉でリラックスして、食事はビュッフェやレストランが充実しているので、思いっきり楽しんじゃいましょう。

この周辺でのオススメアクティビティはジップラインです。リアルにターザン気分が味わえます。やや高所恐怖症気味の筆者にはきつい場面もありましたが、大自然の中空を飛んでいるようなジップラインはコスタリカならではで最高でした!

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コスタリカ8日目

タバコン温泉に後ろ髪を引かれながら、コスタリカの首都であるサンホセに移動します。ラフォルトゥナから4時間程度といったところでしょうか。サンホセの街は中々の都会で、アメリカの有名ブランドも至る所で発見できます。スタバとかバーガーキングとかもはや懐かしいです笑。

サンホセは都会らしく、美味しそうなレストランもネットで検索するといろいろ出てきて、最終的にはペルー料理とフュージョン料理をディナーに選びました。ステーキや野菜がうまく調理されていて、美味しかったです。

コスタリカ9日目

最終日は早朝、ホテルを出発し、空港に向かいました。レンタカーも無事返却し、イミグレーションを通過し、空港内をぷらぷら。旅の途中に結構見かけたブランドでBritt というコーヒーのブランドがあるのですが、ここのコーヒーやチョコレートが美味しいので、お土産などにオススメです!地元スーパーやタバコンリゾート、空港内などどこでも購入できます。お土産屋さんや空港で購入するほうが若干値段が高いのですが、Buy 9 Get 4 Freeみたいなキャンペーンをやっていたので、大量買いするときはお土産屋さんや空港で買うのでも良さそうです。

コスタリカの携帯事情

今回のコスタリカ旅行では、日本人向けアメリカ携帯サービス『アメスマ』の国際オプションに加入して行きました。アメスマでは、アメリカ以外の国での2Gインターネット通信と国際SMS(テキスト)が無料、国際電話も$0.5/分と中々太っ腹な料金設定となっています(多分笑。。)。ただ、2GだとLINEなどのシンプルなメッセージのやり取りなら問題ないのですが、Google Mapを使ったり、ビデオ会議(仕事もたまにします笑)するのに不安なので、追加で$50払って4G LTE で通信できるオプションを契約して行きました。

まずコルコバードまでの道のりですが、プエルトヒメネスまでは基本的にはどこでもインターネットは繋がっている状態でした。国際ローミングパートナーはClaroという大手の携帯会社のようです。たまに3Gになる時もありますが、Google Mapが途切れることはありませんでした。コルコバードの中は全く使えない状態でした。まあこれだけの自然の地だと、繋がるのもおかしいですね笑。

こちら道中、T-Mobileの4G LTE国際ローミングをテザリングしている様子。テザリングも4G LTEでめちゃ使える。

こちらはマヌエルアントニオの自然地帯での様子。たまに3Gになって遅くなる程度、LINE等は問題なく使える。

こちらはタバコンのホテルのWi-Fi。さすがリゾートとなればWi-Fiもめっちゃ早い笑。

基本的にはマヌエルアントニオ、ラフォルトゥナ(タバコンリゾート)の街でも問題なく4G LTEが繋がりました。またテザリングも使用しましたが、こちらもあまり不便に思うことなく普通に使えましたので、国際ローミングサービスに加入しておくと安心ですね。

一方で、どうしても割安で携帯代を抑えたいというマニアックな心境をお持ちの方のために、現地の携帯サービスも契約してみることにしました。サービスはコスタリカではメジャーで、T-Mobileの国際ローミングパートナーでもあるClaroという携帯会社。筆者は大学時代にスペイン語を勉強していたことがあり、簡単な日常会話ができるのですが、こんなところで役に立つ日が来るとは笑。

プリペイドプランはかなりの割安で、1日2ドルくらいで利用することができます。パスポートがとSIMフリースマホがあれば契約できます。ただ、プリペイドプランを契約する人があまり多くないせいか、SIMカードの設定やチャージ、入れ替えがなんだかてこずっている印象でした。とはいえそれは大きな問題ではなく、20分くらいで設定が完了し、無事開通して使えるようになりました。

こちらが早朝、ClaroのプリペイドSIMカードを使い、サンホセ周辺で利用した時の様子。普通に早い。街中では基本4G LTEが使えました。T-Mobileの国際ローミングが利用できたのと同様、現地プリペイドSIMカードも、国立公園などを除くコスタリカ全土で使えそうです。

コスタリカ旅行の総括

いかがでしたか?筆者は世界30カ国以上は旅してきましたが、コスタリカはそのどの国とも違って、自然豊かで普段見られない動物が見られるワイルドネーチャーな国でした。一方でビーチリゾートや温泉リゾートなどもあり、日本人にもオススメできる旅行先だと思います。子連れの方はコルコバードまでは厳しいかもしれませんが、マヌエルアントニオ、タバコンあたりはとてもオススメです!ということで今回はこの辺で、See You in Next Country!

 

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