アメリカ人なら誰でも知っているあのクッキー、ジンジャーブレッドマンってご存知ですか!?

クリスマス時期が近づくと、スーパーを始め街中至るところで見かけるジンジャーブレッドマン。アメリカ文化において、ただの生姜(ジンジャー)味のクッキーではない冬の風物詩的な存在です。今回は、そんなジンジャーブレッドマンにまつわる話をご紹介したいと思います。

ジンジャーブレッドマンって何?

ジンジャーブレッドマンとは、人の形やこどもの形に焼き上げられたジンジャークッキーのことです。ヨーロッパ各地・アメリカでよく見かけられ、生姜のほか、アニス・シナモン・ナツメグなどのスパイスを入れることもあります。アメリカでは、分厚くて大きいクッキーが主流。赤と白のキャンディーケーンという飴とともに、クリスマスツリーに飾られることもあります。

初めてジンジャーブレッドマンを作った人物はイギリスのエリザベス一世と言われていますが、これは16世紀ころの話です。ちなみにイギリスでは、未婚の女性が「ジンジャーブレッド・ハズバンド」を食べると、結婚できるという言い伝えがあります。

アメリカ人なら誰でも知っているジンジャーブレッドマンのおとぎ話

Yvonne Vossさん(@journeyedtransformations)が投稿した写真

ジンジャーブレッドマンは、学校で必ず習うのでアメリカで知らない人はいない?有名なお話の登場人物ですもあります。筆者が簡単に翻訳すると、あらすじとしては、

・昔々おじいさんとおばあさんがいました
・おばあさんは、ジンジャーブレッドマンを焼きました
・オーブンを開けたら、ジンジャーブレッドマンが飛び出て逃げ出しました
・追いかけるおじいさん、おばあさん 逃げるジンジャーブレッドマン
・途中で、牛や鶏にも遭遇 追いかける動物 逃げるジンジャーブレッドマン
・川を渡るために、キツネが背中に乗っていいと助けてくれました
・川を渡りきったその時に、キツネにジンジャーブレッドマンは食べられてしまいました

中でも「Run, run, run! You can’t catch me. I’m a gingerbread man!」 (走れ、走れ、走れ!僕は捕まえられないぞ!僕はジンジャーブレッドマンだから!)というのが有名なフレーズです。もともとは1875年に「セント・ニコラス」という名の子供雑誌に掲載された連載ストーリーだったのですが、そこから21世紀の子供のおとぎ話へと進化していきました。映画『シュレック』にもジンジャーブレッドマンが登場、そこではしっかり捕まえられてしまっていますね!

ジンジャーブレッドマンのお家、ジンジャーブレッドハウス

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こちらもホリデーシーズンによく見かけますが、ジンジャーブレッドマンはお菓子の家ジンジャーブレッドハウスに住んでいることになっています。なかなか自分で作るのが難しいジンジャーブレッドハウスですが、もともとは「お菓子の家」で有名な1812年グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」が大流行したドイツが発祥と言われています。

現在アメリカのクリスマスの光景に欠かせないアイテムとなっていますが、子供用「ジンジャーブレッドハウス・キット」もホリデーギフトとして人気です。アイシングを接着剤として使い、ジンジャーブレッドクッキーで建てるお菓子の一軒家。ぜひ一度がんばって作って、外側を自分好みのスイーツで飾ってみたいものですね。憧れのお菓子の家はインスタ映え間違いなし、もちろん家の前にはジンジャーブレッドマンが立ってくつろいでいるという設定で。

いかがでしたか?これからはスーパーでジンジャーブレッドマンを見かけたら、逃げ出していないか思わず確認してしまいそうですね。こういった遊び心が、アメリカ文化を象徴しているようです。どうぞ楽しいホリデーシーズンをお過ごし下さい。