アメリカ、卵の種類が多すぎ問題!Grade Aなど、よく見る品質表示の見分け方やサイズ・色の違いについて卵情報一挙大公開しちゃいます!

日本で何気なく食べていく生卵かけご飯。アメリカでも急に食べたくなって、やってしまう人もいるのではないでしょうか?でも、それをするときは十分注意が必要です!なぜならアメリカで売られている卵のほとんどは生食で食べられることを想定しておらず、衛生的にかなりのリスクを伴います。ということで、今回は、アメリカの卵に関する情報や役立つトリビアについてご紹介しましょう。

アメリカの卵の品質を見分けるには?
アメリカでは、農務省(United States Department of Agriculture)によって、卵のパックにGRADEが記されています。GRADEは、消費者が品質の判断基準として分かるように、3タイプに分類されます。
Grade AA
品質がほぼ完璧な卵。殻にひびが入ってないこと。白身の部分は厚くてかためで、黄身もスムーズで丸い状態。
Grade A
Grade AAと似ていますが、品質は少し劣る。白身の部分が少し薄い状態。
Grade B
Grade Aより品質が劣る。白身の部分が薄く水っぽいもので、黄身は平ぺったく広がる状態。
一般的に、スーパーなどで売っている卵の多くがGrade Aです。お店によって、時々、Grade AAの卵を置いているところもあるかもしれません。Grade Bの卵は、スーパーで売られることはほとんどなく、主に食品工場などへ送られて、そのままお菓子などの材料として使われます。
売っている卵のサイズの種類
また、品質以外にサイズも記されています。スーパーでは、Medium、Large 、Extra Largeの3タイプがよく売られていますが、これは見た目の大きさではなく、1パック(1ダース、12個入り)の全体の卵の重さで判断されます。時々、パックに入っているそれぞれの卵の大きさに違いがあることがありますが、これはそういった理由からです。
サイズ | 重さ |
Jumbo | 30 ounces |
Extra Large | 27 ounces |
Large | 24 ounces |
Medium | 21 ounces |
Small | 18 ounces |
Peewee | 15 ounces |
日本の卵のように生で食べれるの?
筆者は渡米した頃、1回だけ生の状態で食べたことがあります!その時は何も知らずに食べたのですが、食べた後に何も起こりませんでした。運が良かったのでしょうか。しかし、アメリカで生卵を食べることは絶対おすすめしません!というのも、卵のパックに、火を通してから食べること!と注意書きが書かれているからです(注意書きが無い卵もありますが。。。) アメリカ人には生で卵を食べる習慣がありませんが、日本の卵のように、一個ずつきちんと消毒されているのかも微妙なところで、食中毒の危険性が十分あると喚起しています。
White Egg とBrown Eggの値段が少し違う!?
白い卵と茶色い卵、よく値段を見てみると、茶色の卵の方が値段が若干高いって知っていますか?これはアメリカでも日本でも同じだと思いますが、イメージ的には、茶色い卵の方が高級で、栄養価が高そうな感じがしますよね?でも、実は白い卵も茶色い卵も、栄養価は同じなのだとか!? それぞれ白い卵は白い鶏、茶色い卵は茶色い鶏が産んでいますが、茶色い鶏の方が白い鶏よりよく食べるため、エサ代がかかっていること、白い鶏に比べて、茶色い鶏の産む卵の数が少ないこと、白い鶏の飼育数の方が多いことなどから、値段に違いがあるんだそうです。
卵かけご飯がなかなか食べられないのは残念ですが、どうしても!という場合は個人の農家の方と知り合いになって、新鮮で安全な卵を譲っていただくと良いでしょう。どんな料理にも使える便利な食材、卵。みなさんも、次回スーパーで卵を購入する時は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
