アメリカのマヨネーズに日本人が馴染めない?マヨネーズショックを受けないための予習、とりあえず知っておきたいアメリカのマヨネーズ事情!

たかがマヨネーズ、されどマヨネーズ。マヨラーという言葉が流行した日本では、日本こそが世界一マヨネーズを愛している国であると疑うことはないでしょう。しかし、そんな幻想を軽々と打ち砕くのが、マヨネーズ消費大国であるアメリカです。日本のマヨネーズとは全くの別物だということは、アメリカでマヨネーズを食べたことがある方ならご存知でしょう。今回は、そんなマヨネーズ大国であるアメリカの食卓に欠かせない、マヨネーズ事情をご紹介します。

 

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同じ材料だけど微妙なズレが!マヨネーズの決め手は卵にあるかも?

 

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あえて例えるとするなら、アメリカと日本のマヨネーズは遠い親戚のような存在です。同じルーツを持って同じ苗字を名乗っていても、そこはかと漂う違和感が否めません。 まずは味、酸味が強い日本のマヨネーズと比べると、アメリカのマヨネーズはほんのりとした優しいクリーミーな味わいです。酸味と卵のコクが楽しめる日本製のマヨネーズに慣れ親しんだ人にとっては、正直どこかぼんやりした味に感じるかもしれません。マヨネーズを製造する際、アメリカでは全卵、日本では卵黄のみを使用することが多いため、そのような差が生じるようです。

黄色みベースでチューブ型、日本人がイメージするマヨネーズはアメリカでは通じないかも!

 

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アメリカと日本のマヨネーズは、味だけでなく見た目も違います。前述したように全卵と卵黄の違いによって、マヨネーズ自体の色にも差が出てくるのです。日本のマヨネーズが黄色っぽい一方で、アメリカのマヨネーズは真っ白な姿をしています。白すぎて戸惑うかもしれませんが、見た目の差はこれだけに収まりません。 見た目が大事なパッケージにおいても、アメリカと日本のデザインはまったく異なります。アメリカで市販されているマヨネーズは、プラスチックもしくはガラスの瓶が定番です。日本のチューブ型はユニークと呼ばれる始末、もはや説明なしではマヨネーズと認識されないかもしれません。また、瓶だとスプーンを必ず使わなくてはいけないですし、日本人からすると瓶のマヨネーズは少し不便に感じてしまいます。

スーパーの棚にはマヨネーズがずらり、手始めに試すべきオススメのブランドとは?

アメリカで人気のマヨネーズブランドは、主に2つの勢力に分けられます。まずは、いわずと知れた最大手Hellmann’s(ヘルマンズ)、そしてチーズ製品なども手がけるKraft社のKraft Mayo(クラフト・マヨ)です。マヨネーズを席巻するブランドということもあり、守りより攻めの姿勢で変わった種類のマヨネーズも販売しています。たとえば、Hellmann’sではカレー味のマヨネーズOrganic Mild Curry Mayonnaise Dressing、Kraft Mayoでは甘い味のMiracle Whipといった具合です。

どうしても日本のマヨネーズが食べたい方は

 

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なんだかんだいっても、やっぱり日本のマヨネーズが恋しい?実はアメリカでもキューピー・マヨネーズを購入することができます。日本と比べてちょっとお高めですが、海外仕様のロゴ(裸ん坊でない顔アップ)のキューピーちゃんを探してみてください。

アメリカ人のマヨネーズ愛は、とにかくまっすぐ?まじりっけのない、アメリカ流の楽しみ方

 

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から揚げにピザ、はたまた納豆やスナック菓子まで、ありとあらゆるものに日本人はマヨネーズをかけまくります。これだけのチョイ足しマヨが当たり前にも関わらず、アメリカ人のマヨネーズ消費量に手も足も出ない日本。さぞアメリカ人はマヨネーズの楽しみ方を知り尽くしていると思いきや、さほど期待するほどのバラエティに富んだ食べ方はありません。 アメリカ人のマヨネーズの使い道はいたってシンプル、ただサンドウィッチに塗って食べる、それだけです。ほかにもフライドポテトにつけたり、焼いたトウモロコシに塗ったり、サラダに使うこともありますが、ほぼパンに行き着きます。食材との相性を追求するという考えはほぼなし、ありのままのマヨネーズを一途に愛しているといえるでしょう。 アメリカのマヨネーズは、少なからず日本人の口に合わないこともあるかもしれません。それどころか、日本のマヨネーズと同じ感覚で食べてしまうと、脳がパニックを起こしてしまうこともあるでしょう。とりあえず、「アメリカのマヨネーズ、今から口に運びます!」と自分に言い聞かせながら、未知の調味料として味わってみてください。

 

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