アメリカ生活でたまに聞く「Notary Public」って何?利用してみて、賃貸契約の助けになってもらった体験談がコチラ!

あなたはNotary(ノータリー:Notary Public)という言葉を聞いたことはありますか?日本語で公証人という意味です。文字だけ見るとあまりピンと来ないというそんなあなたのために、本記事ではNotaryについて、実体験を交え説明していきたいと思います。

 

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あなたの署名の有効性を保証する人、それがNotary(公証人)

Notary Public Image

アメリカは契約社会です。何事も契約、契約、契約。そんな契約社会において、署名をすることは日常茶飯事です。ただこの署名、本当に本人が書いたものなのかと疑問に思うことはありませんか?例えば、何か契約事でお互い署名をして、後に相手が、「自分は署名していない」と言ってきたとき、あなたならどうやってその署名を相手がしたと証明しますか?こんなあなたの疑問を解決するための人物が、Notary(公証人)なのです。あなたが署名をするところを目の前で見た上で、公証人も署名をします。そうすることで、あなたの署名は公的に信頼性を担保され、より信頼性の高い契約を結ぶことができるのです。

不動産購入や賃貸契約などでよく利用される

毎回署名をするたびに公証人に依頼していたら、手間がかかって仕方ありませんし、アメリカ人はめんどくさがりな傾向にあるので、そのような仕組みにはなりません。公証人が必要とされるのは、不動産購入や賃貸契約など、金額の大きい契約を結ぶときがほとんどです。

公証人は州のライセンスを保持している

契約の有効性を担保する公証人は誰でもなれるわけではなく、州のライセンスを保持している必要があります。有効期限もあり、通常公証人がサインをする場合、自身のライセンスの有効期限も併記するのが一般的です。

どこで公証人立ち合いの元、署名ができるの?

USPS(郵便局)、銀行、UPSなどの店舗で公証人と面会できます。特に予約などしなくても公証人がいればすぐに対応してもらえます。所要時間も店が空いていれば5分〜10分程度で終了します。
最近ではモバイルでサービス受付をするところも増えてきており、自宅など所定の場所まで来てもらうこともできるようになりました。

実際に公証人立ち合いの元、署名をしてみました!

今回は地元のUPSに行ってみました、時刻は午前10時。

私:「すいませーん、公証人サービスをお願いしたいんですが」

店員:「公証人は10時30分に来るわよー、またその時に戻ってきて」

30分後、

私:「すいませーん、公証人サービスをお願いしたいんですが」

公証人:「はい、何の書類ですか?」

私:「賃貸契約書です」

公証人:「少々お待ちください。」

Notary Book Photo 2公証人手帳が登場。

公証人:「それでは持ってきた書類に署名してください」

私:「はい。(署名する)終わりました」

公証人:「それでは、その書類に今度は私が署名します」

ここで公証人が署名し、日付スタンプを押し、必要書類をアレンジ。私と公証人が署名した書類を受け取ります。

公証人:「最後に、今回の証明として、公証人手帳にあなたの署名と拇印を押してください」

Notary Book Signature Page Photo
Boin Photo公証人:「これで作業は完了です、You are good to go」
私:「ありがとうございました、それでは」

公証人:「あ!お会計忘れてました笑。1部につき$10です」

私:「やはりお金取るんですね(笑)」

支払い終了して時刻は午前10時45分、所要時間は15分程度でした。料金は通常1部につき$10程度が相場のようです。州によって法律が違うこともあると思いますが、アメリカが発行している身分証明書(アメリカの運転免許やState IDなど)が必要になることがあります。また銀行によっては顧客であれば無料でNotaryサービスを行っているところもあるようです。お住いの地域の情報を調べてから、サービスを利用しましょう。

いかがでしたか?難しい作業も特になく、簡単にNotaryの署名をもらえることがわかりました。皆さんも何か契約ごとなどでNotaryが必要になった際は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

 

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