アメリカはストリートアート天国!アーティスティックな雰囲気で賑わうアメリカの壁画アート地区5選!

小さなカンバスに囚われない、自由な発想が街中へと溶け込むアメリカのストリートアート。ただの落書きではなく、芸術性とメッセージを兼ね揃えたアメリカに息づく作品です。ストリートアート=犯罪の温床ではなく、地域の発展や芸術家の育成に欠かせない存在として様々な方面から注目されています。今回は、眺めるだけで自分のセンスも磨けそうな、アメリカのストリートアートエリア&壁画プロジェクトをご紹介します。

 

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Wynwood Walls/Florida(ウィンウッド・ウォールズ/フロリダ)

 

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ストリートアートを活用し、荒廃した町を再生させた成功例のひとつです。出歩くことさえ恐れられていた倉庫街Wynwoodは、今や多くの芸術家や観光客がこぞって訪れるアートエリアへと姿を変えています。Obey名義の活躍でも知られるアメリカを代表するストリートアート・アーティストShepard Fairey(シェパード・フェアリー)始め、日本など世界各国の有名アーティストが手がけた作品もずらり!

Mural Arts Philadelphia/Pennsylvania(ミューラル・アーツ・フィラデルフィア/ペンシルベニア)

 

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市を挙げて正式な壁画アートプロジェクトを展開しているのが、「壁画の街」フィラデルフィアです。1984年から開始されたプロジェクトは、30年以上の歴史の中で世界最大規模の屋外ギャラリーへと成長しました。今までにおよそ4,000点もの壁画が作成され、フィラデルフィアの住民や訪れる人々にアートな刺激を与え続けています。

100 Gates Project/New York(100ゲイツ・プロジェクト/ニューヨーク)

 

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おしゃれなニューヨークの壁画アート、こちらは店先のシャッターを使用しています。そもそもシャッター街自体が少なくなっている現代において、ニューヨークに残る歴史あるエリアは存在するだけで芸術といえるのかもしれません。アーティストとお店を結びつけることによって、芸術活動と店のPRや犯罪の抑止に貢献しています。シャッターが閉まった時にしか姿を現さない特別感、タイミングをみて訪れてみましょう。

Baltimore Mural Program/Maryland(ボルチモア・ミューラル・プログラム/メリーランド)

 

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地域との繋がりを大切にしながら、環境の美化にも取り組むボルチモアの壁画プロジェクト。あまり治安がよろしくないという不名誉なイメージを払拭すべく、アートを街のエネルギーとして活用しています。ボルチモアにある壁画は、特に地元色の強いデザインが特徴です。あえて洗練しすぎない、ちょっと古めかしさが残る壁画が揃っています。

Mini Murals Houston/Texas(ミニ・ミューラル・ヒューストン/テキサス)

 

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いわずとしれたストリートアートの街、テキサス州の大都会ヒューストン。こちらは「壁画」の番外編、町中に設置された信号機などの制御箱を使用したミニ・ミューラルが楽しめます。無機質なキャビネットがカラフルに大変身!まるで、もともと芸術作品であったかのような佇まい、ちょっとした宝探し感覚でミニ・ニューラルを巡ってみましょう。

ストリートアートは、今や価値ある「芸術作品」としての地位を築きつつあります。絵画などと違って、額縁に飾って丁寧に展示されることはありません。堂々と太陽の下、風や雨にさらされながら、町行く人々にアートな楽しみを発信し続けています。どんなに立派な壁画アートも、風化や大人の事情で破壊されることも少なくありません。思い立ったら今、アメリカで本気のストリートアートを体験してみましょう!

 

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