アメリカでよく聞く401K って何?働く日本人が知っておきたい財テク基本情報をご紹介します!

アメリカに住んでいると、一度は聞いたことがある401K。実はアメリカで働いている人達にとって、とても大切なものです。そこで今回は、今まで聞いたことはあるけど401Kについて???という方々のために、その概要をお伝えしたいと思います。

 

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401Kって何?

 
 
 
 
 
 
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日本には年金制度がありますが、それと同じく、アメリカにも独自の年金制度があります。401Kとはアメリカの確定拠出個人年金制度の1つで、一般的に合法でアメリカの民間企業で働いている人が給与の一部を拠出金として預けておくシステムです。アメリカではよく「ペンションプラン」と呼ばれています。

ソーシャルセキュリティは401Kとは違うの?

 
 
 
 
 
 
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また、401K以外にソーシャルセキュリティ(SSN)について聞いたことがあると思います。ソーシャルセキュリティはアメリカの社会保障(年金)のことで、日本の国民年金のようなものです。ソーシャルセキュリティ(SSN)については、過去の記事をご覧ください。

ソーシャルセキュリティは、働いている人がお給料から決められたパーセントが税金として引かれます。しかし、決められた期間きちんと払って受給資格がもらえるようになると、一定の年齢に達した時に、毎月受給されるようになります。

現在では、66歳以上で40クレジット(1年に最高4クレジット☓10年)以上収めた人には、ソーシャルセキュリティの受給資格があります。ただ、これは現在の制度なので、今後また資格条件が変わる可能性は十分あります。

それに対して401Kは、アメリカの企業などで働いている間に定期的に払っていくと、リタイアした時に、いくらかもらえるよう仕組みになっています。ちなみに筆者は、現在、アメリカの企業で働いていますが、企業先が提供する401Kプランがあります。マッチングプランといって、企業側が提示した条件と合えば、自分が払った分と同じ分を企業側も払ってくれます。

401Kのデメリットとは?

 
 
 
 
 
 
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筆者の個人的な意見ですが、この401Kは一種の賭けのような感じに思います。それは、今後の経済状況によって自分がもらえる額が変わってくるからです。アメリカの場合、今のところインフレ状態が続いているので大丈夫だとは思いますが、未来のことは誰にもわかりませんよね。

民間企業で働いていない人には、ペンションプランはあるの?

 
 
 
 
 
 
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アメリカ人全員(日本人で合法でアメリカで働いている人も含む)が、民間企業で働いているとも限りません。例えば軍で働いていた人はVA (Veterans Administration)、教員は教員団体向けのペンションプランがあります。ちなみに筆者の夫は政府機関の公務員のため401Kはなく、政府独自のペンションプランがあります。この政府独自のペンションプランは、401Kとはまた制度が少し違います。

アメリカ人は将来に向けて、現金貯金をしない!?

 
 
 
 
 
 
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実際、アメリカ人は老後に向けてどのような準備をしているのか気になる人もいると思います。一般的な日本人と比べると、アメリカ人の方が余り老後についてしっかりプランを考えている人は少ないと思います。アメリカ人全員がそうとも限りませんが、日本と違って、アメリカでは何歳でも働けるという環境があるからかもしれません。

少なくとも、筆者の知っているアメリカ人の中で、将来に向けて現金貯蓄をしていると言った人はほとんどいません。傾向として投資をしている人が多いように感じます。特に不動産関係は、非常に多いです。 アメリカも日本と同じように、財政的に厳しい状況。将来もらえるソーシャルセキュリティや401Kの受給額は変動するので注意が必要です。自分の将来のためにも、今のうちからしっかり老後のプランを考えておきましょう!

 

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