テキサスの巨人、テキサス・インスツルメンツってどんな会社!?

テキサスから世界へ!暮らしに溶け込む最先端技術を提供 テキサス・インスツルメンツは、世界最大規模の半導体企業です。1930年に設立され、現在では世界35カ国以上に営業拠点を展開しています。日本にも大きな拠点を構えており、東京の本社、全国に8カ所の営業所と3つの工場を持っています。総従業員数は、約30,000人(北米・中南米:約13,000人、アジア(日本を除く):約14,000人、日本:約1400人、ヨーロッパ:約2000人)と巨大組織となっています。主な取り扱い製品はアナログ(汎用アナログ/ロジック製品、電源IC製品、高性能アナログ製品など)、組み込みプロセッシング(マイコン製品、プロセッサ製品、コネクティビティ製品など)、その他(カスタムASIC製品、グラフ電卓、ロイヤリティなど)と幅広く、様々な業界のサプライヤーとして活躍しています。またテキサス・インスツルメンツは、ファブライト(巨額な設備投資が必要となる部門は、外部企業に委託する)とよばれるビジネススタイルを展開していることでも知られています。

将来性の高いアナログIC、TIの躍進は止まらない!

テキサス・インスツルメンツが提供しているアナログICや取り込みプロセッシングは、私たちの生活に欠かせない存在です。たとえば、スマホやテレビなど、身近なデジタル機器にTIの技術は使用されています。半導体メーカーは、成熟した業界ともいわれていますが、テキサス・インスツルメンツが取り扱うアナログICは、今後普及が予想されるIoTや自動車の自動運転技術に欠かせません。アナログ半導体市場におけるテキサス・インスツルメンツのシェア率は、世界1位を誇ります。2015年におこなわれたIC Insightsの調査では、2位のinfineonと3位のSkyworks Solutions、4位のADIを総合した金額よりも多い売上を記録しました。アナログICのトップを走る、テキサスが誇る超巨大企業なのです。 いかがでしたでしょうか?ハイテクに囲まれた暮らしを支えるテキサス・インスツルメンツ。私たちは知らないうちに、すっかりお世話になっている大企業です。今後もますますインターネットを活用したサービスや製品が増え、アナログICの需要は高まる傾向にあり、さらなる発展を期待してしまいますね。