シリコンバレーの基本情報あれこれ、スタートアップがこの地に集う理由とは?
スタートアップといえばシリコンバレー
実は「シリコンバレー」というのは都市名ではなく、カリフォルニア州サンフランシスコから車で30分ほど南のサンマテオ、更に南に行くこと30分のサンノゼ、このエリアの複数の都市をまとめた地域一帯の総称です。シリコンバレーは、全米でもトップクラス大学機関であるスタンフォード大学を中心に広がっています。元々はスタンフォードの卒業者が現在のヒューレット・パッカードを立ち上げたことや、半導体企業の多くがこの地で生まれたことがシリコンバレーの発祥だとも言われており、スタートアップ企業が非常に多い街でもあります。ただ、最近は地価が高騰し続けていて、サンフランシスコ市内の方にオフィススペースを移すスタートアップも多く見受けられます。
全米で最も理想的な気候
雨期以外には雨が降ることはなく、年間を通して約300日近くが晴れています。サンフランシスコは霧の街として有名ですが、シリコンバレーはご近所でありながらスッキリと晴れている日がほとんどで、気温も快適な温度で安定しています。街の車道脇にはBike Lane(バイク・レーン:自転車専用の車線)が設けられていて、自転車で通学・通勤する人の姿が多いのも頷けます。そのせいか、オーガニック食材にこだわったり、ありとあらゆる健康法・食事法を実践している人、また、ジムに通ったりトレイルを歩いたりと、健康に気を使う人が多くいるのも特徴的です。街は公園も多く子供に優しい環境ですが、有名大学の近隣という土地柄、教育熱心な親が多くいます。自動運転車と「有名人」の邸宅が共存
最先端のテクノロジーを駆使したスタートアップ企業がゴロゴロしている街。そんな街を代表するかのように、一般道ではAI(人工知能)の自動運転車の走行を頻繁に見かけます。また、名だたるIT企業の創始者たちの邸宅も随所に見られます。アップルの故スティーブ・ジョブス氏やフェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグ氏の邸宅をはじめ、シリコンバレー発祥の地として知られるヒューレット・パッカードのガレージなど、由緒ある地が点在しています。最近では観光で訪れる人も増えてきているようです。