どこか似ている?アメリカと日本でそれぞれお馴染みでも違う名前の「あの料理」、比べてみました!

日本とアメリカ、海の彼方にある遠く離れた国には、どこか親しみを感じるグルメが存在しています。食べることは生きること、国や人種が違っても、おいしいものを求める心は同じかもしれません。ただ、口に入れた瞬間に違和感、「コレじゃない!」と感じてしまう、そっくりグルメに遭遇することも!今回は、日本とアメリカ、それぞれの国で愛される、ちょっぴり違う似たものグルメを紹介します。

 

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「マカロニ・アンド・チーズ」と「グラタン」

 

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マカロニを使ったクリーミーな味わいの料理といえば?日本人なら、まずグラタンと答える人が多いかもしれません。しかし、アメリカで同じ条件の質問をするのであれば、おそらく別の名前が返ってくることでしょう。その料理名は、マカロニ・アンド・チーズ!アメリカのおふくろの味とも称される、マカロニとチーズソースを絡ませた定番の料理です。

作り方も具材もシンプル、茹でたマカロニとチーズ、バターがあれば、魚介や肉類も必要ありません。グラタンはオーブンやトースターでこんがり焼きますが、マカロニ・アンド・チーズはそのままでOK!ホワイトソースでほっこり落ち着く日本のグラタンとは違い、ガッツンと胃袋に溜まる、ちょっぴりジャンクなアメリカっぽい味が楽しめます。

「ホット・チョコレート」と「ココア」

 

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グラタンと同様に、肌寒くなると恋しくなるのが甘いココアの味。大正8年に日本初のココアが販売されて以来、多くの日本人の心と体を温めてきた歴史のある飲み物です。一方、アメリカには、同じような飲み物にホット・チョコレートがあります。カカオバターや固形状のチョコレートから作るため、日本のココアより密度の濃い味となめらかな口溶けを楽しめる飲み物です。

しかし、実はホット・チョコレートとココアに明確な区別はありません。実際に、アメリカには飲み応えの異なるチョコ味の飲み物が存在するわけですが、日本でいうココアもホット・チョコレートとして扱われています。さらっとした飲み心地のココアを期待していたら、濃厚なホット・チョコレートでビックリ!なんてことも。いつもの調子で、一気に飲み込まないように気をつけましょう。

「エッグ・ノッグ」と「卵酒」

 

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ちょっぴり昭和っぽい雰囲気の漂う、栄養満点の卵酒。風邪を引いたとき飲みたくなる、卵を使った温かい飲み物です。アメリカにも、同じように卵を使った飲み物があります。それがエッグ・ノッグ、アメリカのクリスマスや感謝祭など、毎年の行事に欠かせない存在です。レシピは、牛乳と卵と砂糖、ブランデーやラム酒を加えることもあります。日本酒がベースの卵酒と異なり、牛乳がベースです。

また、ノンアルコールの種類もあるので、子どもやお酒が苦手な人でも心配ありません。日本の卵酒は体が弱っているときに飲む印象がありますが、アメリカのエッグ・ノッグはホリデーシーズン、喜びの象徴です!ただ、どちらも上手く作らないと、卵臭さが目立つ残念な仕上がりになることも。

「グリルド・チーズ」と「とろけるチーズのトースト」

 

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とろけるチーズをトーストに乗せて、チン!手軽に食べられて、最高の美味しい、日本人も大好きな軽食です。もちろん、アメリカにもチーズを使ったパン料理はたくさん存在します。その中でも同じような位置にあるのが、グリルド・チーズです。チーズを食パンに挟んで焼きます。とっても簡単なのですが、アメリカ人っぽくない一品かもしれません。なぜなら、ちょっと一手間加わっているから!

グリルド・チーズは、トースターやオーブンではなく、フライパンを使用します。アメリカ人は、グリルド・チーズのためなら調理器具を使うこともいとわないのです!だいぶ大袈裟かもしれませんが、アメリカ人が丁寧に作りたくなるくらい、やみつきの味。また、グリルド・チーズには、たっぷりのバターとマヨネーズも欠かせません。あっという間に、アメリカ人好みのハイカロリー食の完成です。

見た目と味が違うと、脳が一瞬フリーズしませんか?油断して頬張ると、自分が想像していた味とは大違いで慌てふためいてしまう事態に!アメリカのグルメに責任はありませんが、日本人を惑わす罠が隠れているかもしれません。アメリカの食べ物でもびっくりするくらい美味しいものもありますが、それはあなたが小さな頃から知っている料理とは別物である可能性も。固定観念は捨てて、テーブルに置かれた料理に初めましてのご挨拶、ぜひアメリカの味覚と正面から向き合ってみてください!

 

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