アメリカに渡った日本産アニメはアレンジの嵐!?オリジナルと日本文化への配慮は後回し、アメリカ仕様に生まれ変わるアニメ事情とは?

ハチャメチャで自由、大胆で豪快なイメージを持つアメリカ。なんでも受け入れてくれそうイメージがありますが、実際にはしっかり線引きされた厳しさを持つ国でもあります。例えば、アメリカで放送される日本のアニメ、特に子ども向けのアニメに対して文化や考え方の違いからアレンジが加わることも少なくありません。そこで今回は、アニメファンも呆れて笑うしかない、アメリカ仕様に生まれ変わった日本アニメ事情をご紹介します。

チラリズムももってのほか!衣装デザインより、肌を隠すことが何より重要

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クレイジーな大人向けアニメがある一方で、子ども向けアニメに関しては異常なまでの潔癖さをみせるアメリカ。とにかく肌出しはNG!少しでも谷間やへそが見えそうものなら、容赦なく布を足しまくります。スカートの丈まで長くする、まるで学校の生活指導のようです。この厳しさゆえ、初期のポケモンでカスミが抱っこするトゲピーは、アメリカ版に配慮する肌隠し要員として誕生したという都市伝説も広まっています。

2次元でも許しません。アニメ界にはお酒もタバコも不要?

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青少年の教育上、好ましくない表現も厳しく取り除きます。たとえそれが、世界中で大人気の「ワンピース」であっても容赦しません。主要キャラであるサンジのくわえ煙草はロリポップに変更、ヘビースモーカーのスモーカー大佐にいたっては葉巻と一緒に名前さえも抹消されています(アメリカ版の名前はチェイサー大佐)。また、飲酒シーンは色やグラスの形を変え、別の飲み物のように加工されることも珍しくありません。

暴力に関連するものは排除、血だらけの激闘もなかったことに!

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アメリカは銃社会ですが、なぜかアニメの中に登場させることを許していません。日本では銃だったものが、アメリカでは意味不明でクリエイティブな武器に変身させられています。もはや原形がわからないくらい、むしろ新鮮で別の意味で衝撃をうけることでしょう。それから、バトルシーンにつきものの流血も見逃しません。文字通り出血大サービスはなし、ド派手な血しぶき描写はカットされるか修正されます。

これはガッカリ、日本らしさもキレイさっぱりサヨウナラ

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国境を越えると「おにぎり」はサンドイッチ、もしくはクラッカーに変わります。なぜか食文化さえも手を加える始末。確かにわかりにくいかもしれませんが、日本のアニメであることを隠されているような気がしないでもありません。さらに、アメリカ版のドラえもんでは、食べもの関連がことごとく変更されています。お箸はフォーク、移動式販売の焼きイモ屋さんはポップコーン屋さん、とにかく色々残念。とどめの一撃としては、「どら焼き」は「Yummy Bun(ヤミー・バン)」というオリジナルの呼び方に変わっています。

日本はアニメ大国だけあり、幅広い世代の人がひとつの作品を楽しんでいます。そのため、作中の描写に関しては他国と比べてちょっぴり寛容です。しかし、アメリカでは子ども向けと大人向けが区別されていることが多く、しかもアニメは子どもが見るものとされています。アメリカ社会の考え方に準じたオリジナル作品への介入、日本人としては少々複雑ですが、「郷に入っては郷に従え」精神で気持ちを抑えつつアメリカ仕様アニメをお楽しみください。