パロディ化されすぎて元ネタを知らない!?ホラーなのにイジられまくり、ハロウィン・シーズン前におさらいしたい往年のアメリカン・ホラー・ムービーはコチラ!

Scream(スクリーム/公開:1996年)

View this post on Instagram

† SCREAM dt @jons.edits @tenekei @intvxicted my audio & coloring song : memory complex – hellion x gin$eng [ #pathosgrp #artsysoc #grpchaos #astrumgrp ]

A post shared by @ charactrrs on

ほどほど恐いけれど、おバカっぽさが隠しきれない青春ホラーの決定版!この手のホラー・ムービーは、アメリカにおける若手俳優の登竜門ともいえます。俳優たちは迫真の演技なのに、開いたドアからさっと入ってくるお面をつけた殺人鬼(Ghost・face)がマヌケに見えて仕方ありません。ヤバイことが起こるとわかっていても、コントが始まりそうな変な期待感があります。

Carrie(キャリー/公開:1976年)

 
View this post on Instagram
 

A post shared by ??Desi?? (@desithechameleon) on

いじめられっ子とバケツ、それさえあればキャリーの名場面はすぐにでも再現できます。もちろん、いじめは絶対ダメ!それなのにキャリーの上からバケツ事件は、何十年もティーンが主役の物語でオマージュされまくりです。キャリーにかかわらず、アメリカのいじめシーンではルーザー組が何かと液体をぶちまけられます。ちなみに、キャリーがかぶるのは豚の血です。ジュースどころの騒ぎではありません。

SAW(ソウ/公開:2004年)

 
View this post on Instagram
 

A post shared by Legion Ivory (@legionivory) on

最後のどんでん返しがクセになる、頭の中でパズルが完成する音が聞えるかのようなザ・ソウの世界。登場人物達をパニックに引きずり込むのが、司会のような役割を果たすジグソウの存在です。口がパカパカと立て動きする腹話術人形、不自然さが何ともシュールな場面を演出してくれます。「I want to play a game」を見かけたら、ジグソウの口癖であることを思い出してください。

The Shining(シャイニング/公開:1980年)

 
View this post on Instagram
 

A post shared by Sam Morris (@237horrorstreet) on

顔出しパネルでもない板きれの隙間、そこから狂気じみた表情で登場したくなるのは映画「シャイニング」の影響かもしれません。ハリウッドの宝、怪優ジャック・ニコルソンの魅力が爆発する作品のひとつです。エレベーターから押し寄せる血の洪水、例の斧でドアをぶち抜き「Here’s Johnny!(この元ネタはアメリカのTVショー)」、逃げ惑う奥さんの形相、恐怖を超越してギャグに見える名シーンの数々をお楽しみください。

The Silence of the Lambs(羊たちの沈黙/公開:1991年)

 
View this post on Instagram
 

A post shared by ぴすこ (@cinemadiary_) on

天才とサイコパスは紙一重、トラウマのオンパレードがあなたを待っています!精神をじわじわ蝕む作風であるにも関わらず、なぜかタイトルやシーンがネタにされやすいようです。特にレクター博士仕様の拘束着+マスクの印象は強烈で、ヤバイやつを演出するのにうってつけのコスチュームとして知られています。IQは高いけれど人として何かが欠落している不完全さ、主役のクラリスと一緒にレクター博士の闇に取り込まれてしまいましょう。 パロディ化されすぎて忘れてしまいがちですが、元ネタとなった作品はどれもこれも悪夢を見そうな恐ろしさです。一般に浸透した曖昧なイメージで観てしまうと、痛い反撃をくらうことになるでしょう。特に、本当の子どもだけでなく、恐がりを自覚している人は観賞を避けるべきといえます。真実(元ネタ)を知らない方が、幸せということもあるかもしれません。