アメリカでダサかっこよく進化した「セーター」がホリデー・シーズンを盛り上げる!?アメリカ人が外せないクリスマス・ファッションUgly Christmas Sweaterとは?

一周回ってホットなアイテムになったアグリー・クリスマス・セーターとは?

 
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ただの手編みのセーターだけでも想いが重すぎるのに、さらにデザインも究極にダサい、貰った人が対処に困るクリスマスのプレゼント、アグリー・クリスマス・セーター。普段着にも使えないし、かといって一度も袖を通さないわけにはいかない、クリスマスという日に降りかかるプレゼントという名の試練でした。 しかし、ここ十数年でアメリカにおけるアグリー・クリスマス・セーターの概念はガラリと変わります。2000年代以降になってから「ジョーク・グッズ」として注目されるようになり、今や自分から進んで購入するホリデーを盛り上げる名物となりつつあるのです。

遠くからでもすぐに分かる!ふりきれたデザインにホリデー気分と好感度が上昇!?

 
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アグリー・クリスマス・セーターの特徴は、なんといっても全面に押し出しすぎた「The・クリスマス感」です!真っ赤なお鼻のトナカイ、クリスマス・ツリー、サンタ・クロース、一枚あればめちゃくちゃホリデー気分を思いきり演出できることでしょう。 ただし、あなたが小さな子どもやかわいいシニア層でないかぎり、アグリー・クリスマス・セーター姿でふらりとお外に出てしまうのは少々無謀かもしれません。できれば、ジョークのわかる気心知れた仲間内のパーティーなどで披露するほうがいいでしょう。アグリー・クリスマス・セーターがダサかっこよく決まるのは、セレブなど限られた人であることを忘れてはいけません。

大量生産万歳!?ファッション業界も注目するアグリー・クリスマス・セーター

 
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昔ながらのアグリー・クリスマス・セーターは手編みが主流でしたが、現代では結構いい金額を払って購入するホリデー・アイテムへと変貌しています。アメリカの人々はホリデー・シーズンになると浮き足立つので、お祝いムードにあいまってアグリー・クリスマス・セーター商戦に参加しがちです。むしろ、ビッグ・ビジネスとして成立してしまっているところがあります。 たかが悪趣味なセーターと油断していると、目をつけていたデザインのものがあっという間に売り切れて入手できないなんてことも!

みんなで着れば恥ずかしくない!ダサいセーターと高確率で遭遇できる日

 
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なかなか勇気が持てない、もしくは着る機会が見つからないというのであれば、毎年12月の第3金曜日に祝われるNational Ugly Christmas Sweater Dayに目星をつけましょう。この日を口実にして、アグリー・クリスマス・セーターを我が物顔で着こなしてみてください。アメリカではこの愉快なホリデーの服装を楽しむため、学校や会社のイベントとして採用しているところも少なくありません。 どれだけ悪趣味かを競い合うおバカなコンテストを開催したり、真面目なチャリティー目的でパレードしたり、アグリー・クリスマス・セーターを主役にした様々なイベントが行なわれています。 アグリー・クリスマス・セーターに挑戦する際は、冷静に鏡を前に立ち尽くしてはいけません。「何やっているのだろう」と我に返らないことです。減価償却が気になるのであれば、名残を惜しんで冬場の防寒着として活用してみてくだい。ダサさを正面から受け止めて、ホリデー・シーズンを彩るアグリー・クリスマス・セーターへ愛を注ぎましょう!