スパイシー苦手なアメリカ人の愉快な生活の知恵を検証!間違って辛いもの口に入れた時、辛さがマシになるかもしれないアメリカの食べ物

Thrillist.comで検証結果を紹介してくれています。もし便利かな?と思ったら、自己責任で試してみてください。

アメリカ人は辛いモノが苦手?

アメリカのエスニック料理店では、「辛さの程度」を聞かれることが度々あります。タイレストランに行くと、マイルド、ミディアム、スパイシー、そしてタイ・スパイシーなど。ようするに、タイ・スパイシーというのがアメリカ人には耐えられないほどの辛さの程度だということなのですが、普通に辛いモノ好きの日本人だとまったく辛くなくて残念な気分になります。 バッファローウィングのお店でも、スパイシーの度合いが強の手羽先を頼むと、チアリーダーの恰好をした綺麗なウェイトレスのお姉さんが無駄な心配をしてくれます。デスソースやタバスコなどアメリカにも辛いモノはたくさんあるイメージですが、一般的にアメリカ人は日本人と比べて辛いモノがあまり得意ではないようです。それでは検証結果ランキングとそれぞれの食材をご紹介します。

10. Junior Mints(ジュニア・ミンツ)

ジュニア・ミンツとはアメリカでは定番のミントチョコレート菓子。日本では関西関東でチョコミントの好き嫌い度がかなり分かれるようですが、アメリカ人は断然チョコミント派が多い国です。ミントのクールなセンセーションとなめらかなチョコレートが、辛さを緩和してくれます。しかしながら、飲み込む際に材料に入っている大豆レシチンのおかげでホットソースが痰のごとく喉に絡まり、実験者は45秒ほど苦しんだもよう。

9. Sour Patch Kids(サワーパッチ・キッズ)

辛いものには、甘酸っぱいもので対抗!というアイデアでしょうか。サワーパッチというのは、いわゆるワーム型のグミのようなもので、表面にシュガークリスタルが付着している酸っぱいグミのことです。まだ甘いうちはマシなのですが、甘さが溶けてからが地獄です。なぜこれが効果的だなんて考えた人がいるのでしょうか、まったく効かないどころか、辛さと酸っぱさのダブルパンチを喰らいます。

8. Olive oil(オリーブ油)

オリーブ油を使ったホームメイド・チリオイルなんてのもありますが、実験者いわく結果良くもなく悪くもなく。唐辛子の辛さの主成分カプサイシンは、水ではなく油に溶けるというのが理由です。オリーブ油でなくても、飲めるタイプのヘルシーオイルだとなんでもOKだと思います。ぜひ白ごま油でも試してみてください。

7. Graham crackers(グラハムクラッカー)

アメリカではグラハムクラッカーは性欲抑制剤として開発されたようですが、上の口の燃えるようなセンセーションにもよく効くようです。ただ甘いものを食べればいいんじゃないの?となりそうですが、アメリカ人のグラハムクラッカーへの期待度は思っている以上に大きいのです。

6. Pure granulated sugar(グラニュー糖)

砂糖は確実に効きます。ただグラニュー糖をそのまま飲むという難易度から、ランキングが低めとなったそうです。その場合、角砂糖や氷砂糖を使うだけでその問題は解決されそうな気もします。味覚の辛さの単位スコビル値(Scoville Scale)は、もともとは唐辛子の濃度を下げるのに必要な砂糖の量を基準にしていたそうです。

5. Honey(ハチミツ)

アメリカ人のおばあちゃんは、なにかと「健康にいいから」と子供らにハチミツを薦めてきます。実際ハチミツは辛さをうまく和らげてくれる食材なので、ここではおばあちゃんの言うことをしっかり聞いておきましょう。ほんのり辛いドロドロ感が喉に残るという問題もあるようですが、その濃度がうまく辛さを持ち去ってくれます。

4. Creamy peanut butter(ピーナッツバター)

クリーミータイプがいいようです。しかし実験者いわく、唐辛子とピーナッツバターのコンボで口臭が酷くなるという噂。今度タイ料理を食べる機会があれば、ぜひ口臭について検証してみたいですね。慣れていないと飲み込みにくそうですが、おやつ代わりにピーナッツバターを食べるアメリカ人だとまったく問題なさそうです。

3. Coconut water(ココナッツウォーター)

辛いものを食べた後は、クゥっと冷たいドリンクで喉を冷やしたいところ。脱水症状を防ぎ、二日酔いにも非常に効果的と、民間療法として最近アメリカ人に非常に重宝がられているのがココナッツウォーター。水や炭酸飲料だと辛さが口の中全体に広がってしまいNGですが、自然の恵みココナッツウォーターは非常に効果的な辛さ撃退ドリンクのひとつとして知られています。

2. Whole milk(全乳)

牛乳も効きます。カプサイシンが全乳の脂によく溶けるということで、唐辛子早食いコンテストなどでは、かならずファイターの隣に牛乳(全乳)が置いてあるとのこと。乳製品は全般的に辛さを中和するのに最高の食品だと言われていますが、牛乳が飲めない方はココナッツミルクでもOKだと思います。

1. Vanilla ice cream(バニラ・アイスクリーム)

実験者いわく、牛乳なんてくそくらえ。これが一番効くらしいです。究極の冷却剤はバニラ味のアイスクリームとのこと。YouGovの調べによりますと、2018年アメリカ人が一番好きなアイスクリームのフレーバーでのバニラ味は第2位!チョコレートに僅差で負けています(笑)!甘くてミルキーなもの、だったらミルクセーキでもいいのではないでしょうか。 アメリカでストレスを抱えるあなた、アメリカ流のマイルドな辛さに慣れっこになっていませんか?唐辛子に含まれるカプサイシンは脳内麻薬エンドルフィンの分泌を促すので、辛いものを食べることで気分が晴れることが知られています。あなたに必要なのは抗うつ剤ではなく、実は唐辛子なのかもしれませんよ!?四川料理店に行くなら漢方ハチミツパック片手に、インド料理店に行くならラッシーがぶ飲み!アメリカ人に学ぶ辛さ攻略法を押さえながら、もっとアメリカでも辛いものに挑戦してみましょう! 参照:FOOD & DRINK The Best Ways to Cool a Burning Mouth After Eating Spicy Foods