NYダウ(ニューヨーク・ダウ)って、ニュースで良く見るけど、一体何?

120年の歴史を持つNYダウ(ニューヨーク・ダウ)

Classic New York

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アメリカの経済ニュースといえばウォールストリート・ジャーナル。元々は、これを創刊したダウ・ジョーンズ社が120年ほど前に作った、アメリカの株式相場状況を示す株価指数、これがNYダウ(ニューヨーク・ダウ)の始まりです。NYダウ(ニューヨーク・ダウ)は『ニューヨーク・ダウ』『ニューヨーク平均株価』『ダウ工業株30種平均』とも呼ばれています。当初のNYダウ(ニューヨーク・ダウ)は、当時盛んだった鉄道事業を中心に12社の株価合計を銘柄数で割るシンプルな株価平均でしたが、時代の移り変わりに合わせてその銘柄リストが更新され、現在では情報通信業や医療系などを含む優良銘柄30社の株価平均となっています。NYダウ(ニューヨーク・ダウ)に似ている日本の株価指数として、『日経平均』が挙げられます。これは、日本経済新聞社が、東京証券取引所第一部に上場する銘柄の株式のうち、225銘柄の株価平均を算出しており、『日経225』とも呼ばれています。NYダウ(ニューヨーク・ダウ)の30銘柄に比べ、日経平均のほうが銘柄数を多く持っているのが、その大きな違いです。

NYダウ(ニューヨーク・ダウ)の銘柄リスト

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NYダウ(ニューヨーク・ダウ)が厳選した30社のリストを見ると、IBM、ディズニー、コカ・コーラなど、国際的にも活躍するアメリカの大企業がずらりと並びます。これによって、NYダウ(ニューヨーク・ダウ)はアメリカのみならず、国際的な株価指数としても使われることが分かります。ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場企業をメインに、現在はアップルやインテルなど、ベンチャー向けの株式市場であるNASDAQ上場企業も含まれています。

NYダウ(ニューヨーク・ダウ)は株式市場をきちんと反映しているのか?

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ニューヨーク証券取引所(NYSE)の上場企業は2017年3月現在で2400銘柄もあるのに、NYダウ(ニューヨーク・ダウ)は指標に扱う銘柄がたったの30でいいの?と思われる読者の方も多いと思います。特に優良な銘柄しか扱わず、30と極端に少ない銘柄数で算出されるこの仕組み。これでは全体的なアメリカの株式相場を正確に把握できないとの見方があるようです。株価平均という計算方式を使うNYダウ(ニューヨーク・ダウ)は、価格の高い一部の銘柄の価格変動に左右されやすく、ポイントは上がっていても実際には値下がり銘柄が多数隠れているということにもなりかねます。この問題から、世界の多くの株価指数は、銘柄の時価総額を銘柄数で割る計算方式に移行しており、有名なものに TOPIX(東証1部に上場している全銘柄対象)や S&P 500(ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している全銘柄のうち500銘柄対象)があります。機関投資家は、NYダウ(ニューヨーク・ダウ)よりもこちらの数値に重きをおくようです。

それでもなぜ、NYダウ(ニューヨーク・ダウ)は重要視されるの?

Streets of New York ☔️

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1999年にNYダウ(ニューヨーク・ダウ)が1万ドルを超えたときの祝賀ムードとは打って変わって、今年2万ドルを超えた時は盛り上がりに欠けたと言われています。そんなNYダウ(ニューヨーク・ダウ)がなぜ今でもニュースに取り上げられるのでしょうか?長い歴史をもつNYダウ(ニューヨーク・ダウ)は、個人投資家にとって親しみのある指標です。また、評判がよく持続的な成長の可能性が高い銘柄が、多くの投資家の関心を引くのは必然です。前日のニューヨークの動きと同じように日本の株価も動くことが多いので、日本の投資家も朝一番にNYダウ(ニューヨーク・ダウ)をチェックするようです。 いかがでしたでしょうか?アメリカだけでなく、世界の株式相場をシンプルにチェックできるのがNYダウ(ニューヨーク・ダウ)です。少なからずアメリカでの今後の生活を表す指標の一つとなりますので、定期的にニュースでチェックしておくのが良さそうです。