映画『スタンド・バイ・ミー』ロケ地で記念撮影しよう! 公開から約30年、当時の青春とアメリカへの憧れが蘇るスポットを一挙ご紹介!

たとえフィルムが色あせようとも、いつまでも語り継がれる不朽の名作『スタンド・バイ・ミー』(Stand By Me)。作中には、常にノスタルジックな雰囲気が漂っています。線路を歩く少年たちの姿を思い浮かべることができるのは、限られた世代ばかりではありません。当時とまったく同じとはいきませんが、今もスタンド・バイ・ミーの名シーンを思い出させてくれる場所が残っています。今回は、インスタにも話のネタにも使える、撮影しておきたいスタンド・バイ・ミーのロケ地をご紹介します。

 

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ベン・E・キングの主題歌でもお馴染み、スタンド・バイ・ミーとは?

『スタンド・バイ・ミー』は、『キャリー』や『グリーンマイル』などで知られるホラー小説家、スティーブン・キングの原作を元にした映画化作品(1986年公開)です。実際には、スタンド・バイ・ミーという同名小説はなく、短編小説集の『Different Seasons』に納められた「The Body」という作品でした。「死体探しに行く」ことを除けばスティーブン・キングの代名詞であるホラー要素はほぼなく、1950年代を舞台にした少年たちのひと夏の冒険を描いています。

4人の少年たちが暮らす、キャッスルロック(Castle Rock)の町

 

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スタンド・バイ・ミーの物語が展開するのは、メイン州にあるキャッスルロックという町です。しかし、あくまでキャッスルロックはスティーブン・キングが作りだした架空の場所でしかありません。そこで、映画版スタンド・バイ・ミーの主なロケ地には、オレゴン州のブラウンズビル(Brownsville, OR)が採用されています。

それに伴い、設定もメイン州のキャスルロックからオレゴン州のキャッスルロックへと変更されました。ロケ地になったブラウンズビルは、クラシカルな町並が何ともかわいらしい小さな田舎街。美しく豊かな自然に囲まれ、時間の流れすらゆっくりと感じさせるほどの不思議な魅力があります。

スタンド・バイ・ミーを知らなくても記念になる、ブラウンズビル+他1ヶ所で写真映えする風景を押えよう!

 

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ブラウンズビルでは、毎年7月23日にスタンド・バイ・ミーのファンイベントが開催されています。ブルーベリーパイ・コンテストや、クラシカルカー・ショー、ガイド付きロケ地ツアーなど、スタンド・バイ・ミーファンなら興奮せずにはいられない内容です。未だに実在するスタンド・バイ・ミーの面影を求め、訪れるファンが途切れることはありません。カメラ、スマホ、とにかく何でもかまいません、名シーンが朽ちてしまう前に、しっかりと写真におさめましょう!

Behind Blue Point Diner

 

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ゴーディが銃を暴発させるシーン。BLUE POINTという文字が壁からなくなっていますが、時を経て古びたレンガが当時よりもさらにイケないことをした感を醸し出します。

住所:419 N. Main St, Brownsville, OR 97327

The Journey Begins

 

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ここから少年4人の冒険は始まります。むしろ、彼らが大人へと成長するための葛藤はすでに始まっていたのかもしれません。今では当時のような線路はなくなり、コンクリ舗装と欄干が施されています。

住所:Jenkins Rd and Layng Rd, Cottage Grove, OR 97424

Railroad Bridge

 

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「Tra—in!」からの「run!run!run!」、鉄橋の上で列車にひかれそうになるシーン。レールは撤去され立ち入りは禁止ですが、撮影者が絶えません。ちなみに、こちらだけはブラウンズビルではなく、カリフォルニア州!お出かけの際はご注意を。

住所:Dusty CG Eagle Mountain Rd, Burney, CA 96013

vReturning Home

 

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冒険が終わり、少年たちがキャッスルロックへ帰還します。たった2日の大冒険、少年たちは十分すぎるほどの経験をしました。そんな彼らが渡った橋です。当時の姿を一番残している場所かもしれません。ただし、けっこう車の通りが多いので、無茶なシーンの再現は非常に危険です!とりあえず、交通の妨げにならないように撮影しましょう。

住所:N. Main St. and Park Ave, Brownsville, OR 97327

スタンド・バイ・ミーは、ただの友情物語ではありません。スティーブン・キングらしい細やかな人間の心理、少年たちの複雑な葛藤を描いた、いわば誰もが経験する人生の1ページです。心に刺さるものがあるからこそ、映画の公開から30年が経過した今でも愛され続ける作品なのかもしれません。もし、セピア色の一枚を求めるのであれば、スタンド・バイ・ミーの思い出の地を訪れてみてください。

 

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