日本でアメリカ人と国際結婚する人はぜひ知っておきたいK-1ビザについて、フィアンセの定義って何?手続きの方法は?

フィアンセビザって何?

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筆者が10年以上前に渡米した際はまだESTAが無く、90日間以内の滞在はビザが要りませんでした。また、ビザ無しで入国しても61日以上アメリカに滞在した場合に限り、米国籍者との結婚手続きが可能だったのを覚えています。 筆者は当時こういった緩い条件があったものの心配性だったため、フィアンセビザを取得してから渡米しました。 フィアンセビザはK-1ビザと呼ばれるもので、米国籍者と婚約している人が渡米してから6ヶ月の間、滞在できます。そして、フィアンセとして米国に入国した後、90日以内に結婚して米国移民帰化局(USCIS)へ報告。その後は、指示に従ってグリーンカードの手続きをしなければいけません。 このビザを受給するためには、条件があります。以下、こちらのサイトから引用:http://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-typek.asp ① 一方が米国籍者である。 ② 双方がこれまでに直接会ったことがある。 ③ 双方とも独身で、法的に結婚できる状況であること。 ④ 婚約者が婚約者ビザを所持して米国に入国した日から90日以内に結婚する予定である。

手続き方法

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① 米国籍婚約者(請願者)がForm I-129F を USCISへ申請。 ② 申請後、許可が下りればUSCISから申請者へ許可通知が届く。 ③ 日本のアメリカ大使館よりフィアンセ宛に申請に必要な書類のリスト等が届く。 ④ 全ての必要書類が揃ったら、面接の予約をいれる。 ⑤ アメリカ大使館で面接と残りの書類の提出。 ⑥ 面接後、OKが出ればフィアンセビザが発行。 *このビザの手続きを行うためには、最初にアメリカ人パートナーに手続きを行ってもらう必要があります。

ここで言うフィアンセの意味って?

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一般的に、結婚の約束をしている相手はフィアンセといいますが、結婚の約束はしているものの、まだいつ結婚するか決まっていない場合は、このビザの取得はできません。このビザはアメリカ入国の際だけに必要なもので、もし渡米後に結婚が延期、または婚約が破談になってしまった場合は、6ヶ月以内に日本へ帰国しなければいけません。また、一回しか有効でないため、今後渡米する際には新しくビザの手続きが必要になります。

ビザ発行までの時間は?

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トランプ政権に変わってから、ビザの取得がかなり厳しくなっています。そのため、時期によってビザ発行までに半年くらい待たなければいけないこともあるそうです。渡米する時期が決まっている場合は、前もって計画的に行なうことをオススメします! ビザはとても大切です。分からなければいいや!という軽い気持ちでビザの申請をせずに渡米される方がいらっしゃいますが、現地の空港へ到着後、入国審査の際に問題がおきたり、最悪な場合アメリカへの入国が出来ず、そのまま日本へ帰らされることもあります。今後結婚の予定がある方は、このフィアンセビザについての正しい知識を得たうえで取得し、その後に渡米しましょう!