駐在妻が驚くアメリカと日本の育児事情の違い

国が変われば育児の常識も変わります。アメリカの学校に勤務している時に現地のアメリカ人ママと育児の話をすると「日本とは違うなあ」と驚くことがたくさんありました。アメリカと日本の育児はどんな点で違いがあるのでしょうか。

赤ちゃんのうちから寝室は別々


欧米では赤ちゃんのうちから子供部屋を作り、寝るときは夫婦と子供は別々です。日本人からすると小さな子供を一人で寝かせるのはかわいそうな気がしますが、はやくから自立心を育てるために良い方法だと考えているそうです。ベッドモニターをつけて赤ちゃんが泣いたときに対応をしている人もいます。ただし最近は添い寝が見直されていて、取り入れている家庭も増えてきているようです。

ぐずった時は泣かせっぱなし

日本でスーパーなどで子供がぐずった時は、子供をなだめたり叱ったりまわりに迷惑をかけないように何とか落ち着かせようとしますよね。一方、アメリカでは日本の子よりも派手に泣きわめいていても放っておくパパママが多いです。あまりに騒がしい時は車で思いっきり泣かせることもあります。”Cry it Out”といい小児科の先生も推奨している方法なのだとか。泣くことは自己主張なので、無理やり止めたりしないほうがよい、という自立と自己主張を大事にするアメリカらしい考え方ですね。

ママでも自分の時間、夫婦の時間は大切!

アメリカのママはひとりの女性として自分の時間をとても大切にしている印象があります。私は一時期3歳の子がいる家庭にホームステイをしていたのですが、よくホストマザーが仕事から帰ってきたパパに子供を預けて外出したり、ベビーシッターに見てもらって夫婦でディナーに行ったりしていました。特に夫婦の時間を設けるのは絶対に必要という人が多く、子供が小さくてもドレスアップして週末デートするのも当たり前。なんだかうらやましいですよね。

しつけに手が出るのは絶対ダメ

もちろん日本でも子供をむやみに叩くのはいけませんが、悪いことをした時に軽くお尻ペンペンくらいはしつけの一環と考えられています。しかし、児童虐待にとても厳しいアメリカでは軽くでも子供を叩いているところを他の人に見られたら通報されてしまう場合も。子供を叱るときにはしばらく壁際などに立たせて落ち着くまで待つ、というタイムアウトという方法が一般的です。

愛情表現ははっきりと

アメリカ式育児は日本と比べると少しドライに感じますが、愛情表現ははっきりとしています。一日に何度もハグやキスをして「I love you」も口癖のように言います。また他人の前でも自分の子供に対して「うちの子はこんなにすごい!私は本当に誇りに思うわ」というように、思いっきりほめます。日本のように子供とママがずっと一緒でない分、言葉や態度でしっかりと愛情を伝えているのでしょう。

いかがでしょうか?アメリカでは日本の育児と比べて小さな子供でも一人の人間として扱い、自立心を育てることを大切にしています。日本式、アメリカ式どちらにも利点があるので、良いところは取り入れていきたいですね。