アメリカで知っておきたい妊活事情、日本との違いに駐在妻もビックリ!

日本では晩婚晩産化が進み、子供を授かるための「妊活」という言葉もよく聞くようになりました。しかし、医療制度の違うアメリカで妊活をはじめるには不安もありますよね。アメリカの妊活事情や注意すべき点をまとめました。

 

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アメリカでも増加傾向にある高齢出産と不妊治療

日本では初産の平均年齢が30歳を超え、芸能人でも妊活をしていることを公言している人も増えてきました。初産平均年齢こそ低いですが、アメリカでも高齢出産が増加傾向にあり不妊治療や卵子凍結を行う人も多くなっています。アメリカの不妊治療は世界でも最先端。日本ではできない卵子ドナーなど合理的な方法もとられるため成功率が高いのですが、医療費が高額なことでも有名です。

私は日本で妊活・不妊治療を行っていましたが、日本でも体外受精などの高度不妊治療は保険適用外のため、自治体の補助などを受けてもかなりの出費になります。アメリカでは国からの補助はほとんどないため、自身で加入する保険が重要になります。

アメリカで妊活をするために

妊娠しやすい身体をつくる

日本でもアメリカでも同じことですが、妊娠しやすい身体づくりが大切です。身体を冷やさないこと、食生活を整えること、ストレスをためないようにするなど、基本的なところからはじめましょう。また、基礎体温をつけ排卵のサイクルを確認することが大切です。アメリカの薬局では排卵検査薬を比較的安価に購入することができるので、活用することでより正確に排卵日を予測することができます。

保険のカバー範囲を確認する

「病院で検査を受け本格的な妊活をしよう」と思ったら、まずは加入の保険が検査や治療費のどこまでをカバーするのかを確認してください。ちょっとした検査でも数百ドルかかることもざらなので、気がついた時にはとんでもない請求額になってしまう危険性があります。

クリニックを探す

妊活、不妊治療においてクリニック選びは重要です。不妊治療はまだ確立された治療法がないため、各クリニックで治療方針などが変わってきます。ドクターとの相性もあるので、自分に合ったクリニックを選ぶようにしましょう。ただし加入の保険会社と提携しているクリニックでないと、治療費がカバーできない場合があります。事前によく確認してください。

治療方針を考える

不妊治療は検査からはじめていきます。治療の早い段階で妊娠できれば良いのですが、そうでない場合はステップアップを考えることになります。日本ではタイミング法→人工授精→体外受精とステップアップしていくのが一般的ですが、アメリカでは卵子ドナー(卵子提供)、精子ドナーなどの方法も取られています。治療の選択肢も多いので、どのような治療を望むのか、ある程度夫婦で相談してイメージしておいたほうが良いと思います。

いかがでしょうか。妊活や不妊治療は精神的、肉体的、経済的にも負担が大きくなります。不明点や心配な点は確認しながら、できるだけストレスがかからないように取り組んでくださいね。

 

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