アリゾナ州フェニックスで最高気温52℃を記録!砂漠地帯で熱波に遭遇した時、命を救うかもしれないライフハック!

2017年6月18日から23日まで、アリゾナ州を記録的な熱波が襲いました。もともと砂漠地帯のアリゾナ州は最高気温を記録することが多いエリアですが、今回の熱波は普段は暑くないセドナ周辺も暑くなる異様なものでした。飛行機はキャンセルされ、朝から晩まで警戒警報のアラートが鳴る異常事態でした。実際に今回の熱波を経験した筆者が体験談をまとめ、熱波に遭遇した時の対策をお伝えします。

最高気温50℃の世界ってどんな感じ?


正直なところ、50℃と言っても湿度がないので、「暑いけれども、なんとかなる」というのが筆者の感覚です。筆者は気温50℃の日でも、家の中では扇風機だけで過ごしていました(筆者の家は太陽光が入り込まないように設計されているらしく、日陰は暑さがかなり和らぎます)。しかし、あくまでも「なんとかなる」のは室内での話であって、長時間の外出は「非常に危険」と言えます。特に、日陰がない運動場や駐車場はとても危険です。筆者の人生で天候を理由に命の危険を考えたのは初めてだったかもしれません、それくらい直射日光を浴びる日向は暑かったです。

日頃から、車のメンテナンスを忘れずに!

アリゾナ州の人の多くは、他の州同様に車を使って生活します。熱波のなかでも、車に乗ってさえいれば移動は容易です。しかし予想以上の熱波の場合、車が故障する確率が高まります。まず多いのがタイヤのパンクとバッテリー切れです。アリゾナ州では熱波のときに路面温度は90℃くらいまで上昇するため、適切な空気圧でないタイヤや、長年使ったタイヤの場合はすぐに破裂してしまいます。車のタイヤが破裂しただけならそこまで大きな問題とは言えませんが、レスキューが来るまでの間が実はとても危険なのです。特に郊外でこのようなトラブルに遭遇すると大変で、灼熱の炎天下の中で救助を待つ間に水分が不足し、意識を失ったりという事故が起こります。実際に今回の熱波で車のトラブルに関連した事故で、複数の方が亡くなりました。アリゾナ州では熱波が来る前に、メディアがしきりに自動車のメンテナンスを促すのをよく見ます。こうした夏の時期にトラブルに遭わないように、車のメンテナンスはきちんとしておきましょう。

とにかく水分補給が大事!

日本でも熱中症の予防のため、「こまめに水分補給をしましょう」と言われていますが、アリゾナ州も例外ではなく、いたるところで水分補給を促すサインがあります。アリゾナ州で熱波が起きた場合、最低でも一日に1ガロン(約3.8リットル)は摂取するように言われます。特に教育機関などではくどいほど注意されます。そのため、大きな1ガロンのポリタンクを抱えて歩く人の姿をよく見かけます。人に限らず、ペットにも水の摂取は重要なことです。

停車している車の中は危険地帯

熱波の際には、屋外に停めていた車内はもの凄い温度になります。アリゾナ州では特に直射日光が当たる場所に停めていた場合は、70℃近くまで上昇します。ステアリングやシートベルトのバックルなどは、触れないほど熱くなるため火傷をしてしまいます。このため、車内に物を置いておくことは控えるのが一般的です。女性の場合はちょっと離れた間に化粧品が全部溶けてしまったり、CDが全部フニャフニャに曲がってしまったりと予想を越えることが起こります。熱波のとき、停車中に少し窓を開けておいても外の熱風が入り込むため意味がありません。車のなかは非常に危険です。特に小さなお子様がいる場合は、火傷に対する細心の周囲が必要です。

エアコンの稼働チェック

こま目にエアコンが機能するかどうかを確認することも重要です。熱波が来てからエアコンを付けるとなった場合、もしエアコンが機能しなかったら大変です。そのため、日頃からエアコンのメンテナンスをすることが有効です。筆者の知人は熱波の時にエアコンが使えず、泣く泣くホテル生活をしました。修理しようにも、エアコンの修理屋さんが多忙すぎて2週間待ちという悲惨な状況でした。何事も備えあれば憂い無しです。

屋外には物を置かない


アリゾナ州では、普段から屋外には物を置かないほうが無難です。特にお庭掃除用のホースやプランターなどは熱波のせいでゴムが破れたり、プラスチックは割れてしまいます。実際に、今回の熱波でプラスチック製のポストがグニャリと曲がってしまった知人もいます。日陰がない限りは、外に物を置いておくと代償が高くついてしまいますので、普段から外に物を置かないように心がけましょう。

2017年の熱波は6月に起こりました。これからモンスーンの季節になり、8月頃にはさらに気温が上がる可能性があります。そのため、今回ご紹介したことを少しでも思い出していただきながら、どうぞ安全にお過ごしください。