アメリカの高校生のクラブ活動、ママたちは裏方としてこんな苦労をしてるんです!

アメリカの生徒たちは、一年を通して一つのスポーツをするのではなく、季節によっていくつものスポーツやその他のクラブ活動をかけ持ちするのが一般的です。子供にとってはいろいろなスポーツを楽しめるので嬉しい環境ですが、裏方であるママたちのサポートは色々と大変です。今回は、そんなアメリカの高校生を子供に持つママたちの活躍ぶりをご紹介します。

年間を通していくつも参加できるアメリカの部活


春からサッカーや野球や陸上競技が始まり、サマーキャンプが終われば秋にはフットボールやゴルフが始まり、冬にかけてバスケットボールやレスリングなどがあります。スポーツ以外ではミュージカルやオーケストラ、ジャズバンドなどがあります。いろいろなスポーツを経験することで、各スポーツへの理解や視野も広がります。

スポーツ選手のママたちの出番

選手たちの健康管理が大事ですから、ママたちはボランティアを募り、当番制で試合の前までにサンドイッチを手配し、ゲータレードや水、フルーツやスナックなどの差し入れを準備して、車で試合会場まで運びます。ホームゲーム(自校での試合)は楽なのですが、アウェイゲーム(他校での遠征試合)の場合は片道30分から1時間30分くらいかけて車で駆けつけます。しかも試合は平日にあることが多いので、選手は学校を早退してスクールバスに乗って参加し、夜遅く帰宅します。週末にある地区大会や州大会も同様にママたちのサポートは続きます。

フットボールのホームカミングで盛り上がるママたち

自校で行われるホームカミングの試合の時は、ママたちが一番盛り上がるときです。選手である息子の背番号入りのユニフォームを着たり(ガールフレンドが着る場合もありますが!)、ピザやケーキやサンドイッチなどの差し入れを準備したり、スクールカラーのテープやメッセージでロッカールームを飾り付けたり、選手へのプレゼントを用意したりします。プレゼントは例えば、チームのメッセージを入れたオリジナルTシャツ、学校のロゴを刺繍したソックス、バックパック、毛糸の帽子、野球帽、リストバンドなど、毎年同じものが重ならないよう工夫しながら選手たちを喜ばせています。そしてママたちはチームの応援に黄色い歓声を上げています。

TRACK & FIELD(陸上)は最も時間のかかる競技

スポーツ観戦の中で最も長いのがトラックです。これも平日にあり、各競技が延々と続き終わるのが夜の11時というのも珍しくなく、帰宅は真夜中を過ぎます。翌日の学校に支障をきたすこのスケジュールは何とかならないのか不思議なものです。しかし、最終のリレーを見届けるために極寒の中、山ほど重ね着をして夜遅くまで観戦するママたちもいます。我が子の出番が終わったらさっさと帰宅するママもいますが。自校での競技の時は、ママたちは張り切って差し入れや競技会の準備や後片付けはもちろん、タイムを計ったり、記録を付けたり、ハードル等を出し入れしたり、選手にメダルを渡したりしています。ママたちの応援も狂喜乱舞の世界です。

ミュージカル(演劇部)

演劇部は年に一度のミュージカルをとても楽しみにしています。市の劇場を貸し切って4日間フルハウスでパフォーマンスが行われます。食事や飲み物などの差し入れはもちろん、大道具小道具の調達、衣装やメイクアップの手伝い、グリーンルーム(控室)の管理、リハーサルの監督、舞台の準備と後片付け、さらにパンフレット作りや写真撮影までママたちのサポートは絶好調に達します。

アメリカのママたちは、子供がいくつになっても一緒に過ごす時間やサポートを惜しみません。仕事をしているママだって、早めに切り上げたりお休みをとったりして子供たちの姿を見にやってきます。もちろんアメリカではご主人も裏方として活躍します。次から次へと繰り広げられるサポート合戦があるからこそ、生徒と家族と学校と観衆が一つになれるのでしょう。