マイアミビーチをバックに一度は踊ってみたい情熱的なラテンダンス!サルサ、マンボだけじゃなく、実は色々な種類があるんです!

Salsa:キューバを含む中南米やニューヨークなど 以前の記事でも紹介しましたが、キューバ系移民が多く住むマイアミでは、サルサ(Salsa)がとても人気です。サルサはアフリカからキューバに連れてこられた奴隷達によって生まれたダンスで、キューバが黄金時代と呼ばれた20世紀に、キューバを訪れたアメリカ人達がサルサ音楽を気に入り、アメリカへと広めたと言われています。 サルサは現在、キューバンスタイルだけでなく、プエルトリカンスタイル、コロンビアンスタイル、ニューヨークスタイルなどがあります。基本は3ステップで、スタイルによって、それぞれ踊りのカウントの取り方が異なります。

Bachata:ドミニカ共和国

バチャータ(Bachata)は、20世紀の半ばに、ドミニカの田舎町で生まれたダンスと言われています。1962年に、ホセ・マニュエル・カルデロンと歌手初めてバチャータの歌「Borracho de amor」をリリースしたことによって、バチャータミュージックが世に知れ渡るものの、国内では上品なダンスとしては扱われなかったため、1990年代に入るまでは、公のラジオやテレビなどで見たり聞いたりすることはありませんでした。でも、2000年代に入ると、Aventuraというバンドがモダンバチャータミュージックとして新たなジャンルが確立。現在、アメリカ国内や中南米ではとっても人気です。 バチャータはサルサと同様、情熱的なダンスですが、少しゆっくりなテンポで、基本は3ステップ+1ステップです。

Merengue:ドミニカ共和国とハイチ共和国の一部

サルサと同様、メレンゲ(Merengue)もアフリカからの移民達によって生まれたダンスです。現在は男女2人のカップルで踊りますが、元々は男女数人で輪になって手を握りながら踊るもので、今ほど密着して踊るダンスでは無かったそうです。昔から大変人気があり、その人気は他の中南米の国々へと広がっていきました。 メレンゲは少し膝を曲げて、早い2ビートの音楽に合わせながら2ビートのステップを繰り返します。サルサやバチャータと比べると、カジュアルで踊りやすいと思います。

Bomba:プエルトリコ

日本ではあまり知られていないダンスですが、ボンバ(Bomba)はプエルトリコを代表する踊りです。17世期頃に、プエルトリコのサトウキビ畑で働くアフリカ系奴隷達によって生まれたダンスで、ブレアドール(Buleador)と呼ばれるドラムのリズムや掛け声に合わせて女性が踊ります。普通は1人ずつ女性ダンサーが踊りますが、男性も踊ることがあります。日々の怒りや悲しみを表現した踊りのため、自由で力強いステップが特徴的です。 また、プレーナ(Plena)と呼ばれるダンスもありますが、ボンバを起源としたもので、20世紀頃、プエルトリコの南部で生まれたと言われています。プレーナはボンバとは少し違って、個々の生き方を表現するダンスのため、陽気で生き生きと踊ります。 いかがでしたか?サルサ(Salsa)、 マンボ(Mambo)、チャチャチャ( Cha-cha-cha)などは競技種目になっているので、初めてダンスを経験する人達によってハードルが高い感じがしますが、今回紹介したダンスの中には、気軽に踊れるものもあります。みなさんも、ぜひマイアミビーチをバックにラテンのビートで踊ってみませんか?