アメリカで交通事故にあったらどうする?ちょっとぶつかった軽いアクシデントから高速での大事故まで、困ったときの対処法をお教えします!
アメリカは日本よりも広大な土地を持つので、日本人でも車生活をしている方も非常に多いのではないでしょうか。残念ながら、毎日車に乗っていれば交通事故に遭ってしまうことも少なからずあります。特にアメリカは日本と違って非常に簡単に運転免許が取れますし、世界中の人が集まってきていることもあり、危険運転をしている人も多いです。今回はそんなアメリカで、事故を起こしてしまったときの対処法をご紹介します。
軽い衝突事故の場合
両者ともに無傷で体調にも問題ない場合、また車にも傷などが入っていない場合は「ごめんね」の一言で終わることが多々あります。ぶつけられた場合は。相手が現金を渡して謝ってくることもあります。大したことのない小さな事故の場合は、警察を呼ばずに簡単に終わることもよくあります。
軽い衝突事故で車が傷ついた場合、また体に結構な衝撃がかかった場合
この場合はまず近場の安全に停止できるところに車を止めて、両者の運転免許所、車のレジストレーション(登録証明書)、車の保険書、電話番号などの情報を交換しましょう。また、お互いの車の破損箇所の証拠写真も撮っておくといいです。警察を呼ぶ場合はその場でポリスレポート(Police Report)というものを書いてもらいます。
そして、お互い登録している車の保険会社に連絡をして車の修理の手続きを始めましょう。体調が悪い場合は病院に行きましょう。もし相手が悪くて起こった事故の場合は相手に医療費を払ってもらいたいですが、自分で保険会社とやりとりをするとなかなか医療費を出してくれません。
不安な方は、交通事故専門の弁護士さんに相談をしてみましょう。事故直後は驚いていて体調の変化に気づけないことが多いので、衝撃が体にかかったと感じた場合は必ず相手との情報交換を忘れないようにしましょう。
大きめの事故が起こった場合
高速道路での事故、数台を含む事故、トラックを含む事故、怪我人が出ている事故などの場合は、必ず警察や救急車が来ます。付近に連絡をしてくれる人がいない場合は、自分たちで911に連絡をしましょう。この場合は警察が来るまで動かずに、警察が来てから言われたように行動をしましょう。
怪我をしている人がいる場合は、救急車に乗って最寄りの病院まで行きます。車のタイヤなどが損傷して走れない場合は、レッカー車(tow truck)に来てもらいましょう。この場合警察に頼むと高い駐車場に入れられてしまうので、修理屋やロードサービスからレッカー車を呼べる方は自身で呼んで自宅に車を保管しておいたほうがいいです。 大きい事故に遭ってしまった方は、必ず弁護士さんを挟んだ方がいいでしょう。そうすると、わからないこといろいろと相談できるので精神的苦痛が減ります。
事故の後処理はかなり面倒くさい!
日本も同じですが、交通事故は起こしたほうも起こされたほうもいいことはありません。事故後すぐ、保険会社、弁護士、病院、車の修理店などとのやりとりに追われる日々が始まります。とてもストレスが溜まりますが、事故に遭遇してしまった事実が消えるわけではないので、何とかがんばって解決しましょう。
今回はアメリカでの交通事故時の対処法についてご紹介しました。いくら気を付けていても、交通事故は突然起きてしまうものです。交通事故後、体調が後から悪くなることもあるので、事故時には相手との情報交換を必ずしておくようにしましょう。また、困った時に連絡できる弁護士さんを事前に知り合いから紹介してもらっておくと、何かあったときに安心ですよ。是非、参考にしてみてください。