アメリカ駐在家庭の本帰国、実は子供関係の手続きが一番大変!?本帰国が決まったらすぐに取り掛かりたい準備や手続きとは?

家族を連れてアメリカ駐在・留学をしている方は、いつか来る子供の本帰国のことも考えておかなければいけません。子供の帰国に際しては、学校選びから帰国後の役所での手続き、予防注射や学校用品の購入など、行うべきことが山のように待っています。急な帰国命令で焦らないために、常日頃から基本情報を頭に置いておきたいものですね。そこで今回、本帰国が決まってから子供関連で必要になる手続きや準備をまとめてみました。

 

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帰国前の準備や手続き

 

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日本の幼稚園・学校の情報収集

帰国後に住むエリアが決まったら、通える範囲の幼稚園や学校の情報収集をしましょう。本帰国の時期が予想できる場合は前々から気になる地域・学校を探しておくと余裕ができます。

ほとんどの幼稚園・学校の入学申し込みは帰国後でないと受け付けてもらえませんが、帰国前でも空き状況の確認はできるので問い合わせてみましょう。また、編入・入学に必要な書類や準備品についても聞いておくと安心です。

アメリカのスクールに連絡

 

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退校日が決まったら、アメリカで通っている学校に退校の連絡をします。メールや書面で連絡するのが確実で一般的です。学校によっては書類記入が必要なこともあります。担任の先生にも挨拶を兼ねて連絡しましょう。退校に当たって

●授業料自動引き落とし

●スクールバス

●延長保育

●クラブや習い事

など教育に関連して契約しているものがあれば忘れずに解約の連絡をしましょう。また、転入後の学校によっては

●在籍証明書(school certificate)

●成績証明書(transcript)

が必要になるので、小学生以上の場合はアメリカでのスクールでもらっておきましょう。日本語補習校に通っていた場合は教科書給与証明書も必要です。

帰国後の手続き

 

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住民登録

一世帯全員一緒に済ませることができます。特に公立の幼稚園や学校への転入時には住民票が必要になるので、登録時に同時にもらっておくと手間が省けます。

乳幼児医療費助成制度の申し込み

乳幼児医療費助成制度によって一定の年齢までの子供の医療費を自治体が全額または一部負担してくれます。各自治体によって対象年齢や細かい制限が異なりますが該当するお子さんがいる場合は必ず申請しましょう。申請には

●子供の健康保険証

●印鑑

などが必要になります。

児童手当の申し込み

 

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中学生までのお子さんがいる場合は児童手当がもらえます。さかのぼって申請することはできないので、申請を忘れるとその分もらい損ねてしまいます。

●金融機関の預金通帳(またはカードなど振込先がわかるもの)

●申請者の健康保険証のコピー

●申請者の前年度の所得証明書

などが申請時に必要になります。

※他にもチャイルドシート助成やヘルメットの配布など、各自治体によって色々な子育てサポートが用意されているので、是非確認してみてください。

※上記の手続きはすべて市役所・区役所でできるので、一度で済ませられるように必要なものを揃えておくと手間が省けます。

予防接種のチェック

 

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日本では予防接種法に基づく定期の予防接種は市町村が行うことになっています。保健所に母子手帳を持っていくと予防接種のチェックをしてもらうと

●受けられる定期予防接種の予診票発行

●自費で受けなければならない予防接種の確認

●接種スケジュールの相談

などができるので、特に定期予防接種の対象年齢に当たるお子さんがいる場合は忘れずに。日本脳炎など、アメリカにはない予防接種があるので、在米期間が長いお子さんは特に注意しましょう。

日本での転入手続き

 

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特に公立の園・学校の場合、転入の申し込みは転入届が済んでからになります。

①幼稚園

希望の園に空きがあるか問い合わせをします。もし複数の園に空きがあり、時間に余裕がある時は、下見をすることをおすすめします。 入園を決めたら住民票などの必要書類を持って園で入園手続きをします。この時、面談や制服の採寸、入学金の支払いが必要になることもあります。

②小学校~高校

公立の小中学校の場合は、アメリカの学校で発行してもらった必要書類をもって、役所で入学通知書(自治体によって名称は異なります)をもらいます。その後、編入希望の学校で手続き・面談をして完了です。

義務教育ではない高校・私立や国立の学校の場合は編入試験を受けることになります。 進学や受験の時期に合わせて帰国する場合はさらに帰国子女向けの学校選びや試験対策などが必要になります。

関連記事:「日本に帰国後の進学は?日本での帰国子女受験について

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注意点

 

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幼稚園・保育園は激戦区がある

幼稚園や保育園は義務教育ではないので、定員の空きがなければ入園することができません。私立幼稚園の場合は公立幼稚園に比べて空きがあることが多いようです。しかし、公立でも私立でも人気のある園の場合は定員になっていて希望通りの園に転入できない可能性もあります。

もし近隣の園に転入できない場合、

●枠が増える次年度まで待つ(年中・年長になると追加募集をする園があります)

●インターナショナルスクールに通う

という選択肢があります。

入園・入学健診

転入手続きが済むと健康診断が必要になることもあります。健診内容や指定の病院(校医)などが園や学校により異なるので指示を待ちましょう。

手続き以外に準備品が多い

 
 
 
 
 
 
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日本の幼稚園・学校はアメリカよりも個人で準備して持参する物が多いです。具体的には

●上履き袋

●道具箱

●制服・体操着

●カバン

●サブバッグ

●お弁当関連(弁当箱、ランチョンマット、カトラリー、水筒)

●歯ブラシやコップ

●着替え袋

●文房具

など、園や学校によって指定のブランド・店があったり自由だったりします。特に幼稚園では既製品ではなく手作りを指示されたり、指示されなくても手作りの布製品を持ってくる子が多いです。通うところによって差がありますが、アメリカよりも準備するモノとそれに関するルールは多いので、転入準備は金銭的にも時間的にも大変です。

本帰国にまつわる、子供の帰国関連の手続きについてご紹介しました。忙しい時期にお子さんがいるとさらにやらなければならないことが増えて大変ですが、日本での新生活を楽しんでもらえるよう、スムーズに手続きできると良いですね。

 

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