アメリカ人は目隠しされてもコカコーラとペプシの違いがすぐ分かるって本当?アメリカの国民的炭酸飲料を比較してみました!

ひと昔前、日本で活躍中のアメリカ人演歌歌手のジェロがテレビ番組で「ちょっと味見しただけでコカコーラとペプシの違いが分かる!」という実験を行なっていました。実は、多くのアメリカ人がその微妙な味の違いを理解していることをご存知でしたか?それほどまでに、コカコーラとペプシはアメリカ人の間ではたくさん飲まれているということなのです。そこで今回は、コカコーラとペプシの比較をしてみたいと思います。

 

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誕生秘話、実は薬として販売されていた

コカコーラとペプシはアメリカを代表する炭酸飲料ですが、どうやって誕生したのかが気になりませんか?コカコーラを生み出した人物は、薬学の学位を持ったジョン・S・ペンバートン博士です。彼は南北戦争で負傷し、傷の痛みを和らげるためにモルヒネを使っていました。

しかし、そのモルヒネの量がかなり多くなり、その中毒症状をコントロールさせようと、コカインの原材料であるコカの葉とコーラの実を含んだ飲み物を作りました。それがコカコーラ、名前の由来もそこから来ています。当時コカコーラは薬剤のような扱いで、コカインも合法の時代でした。コカインが原料に使われなくなったのは、1903年以降のことです。

ペプシはノースカロライナ州の薬剤師、ケイレブ・ブラッドハム氏によって開発されました。当時は「Brad’s Drink」として知られていましたが、こちらも滋養強壮薬のような扱いで販売されていたようです。

① Coke VS Pepsi 歴史が古いのはどっち?

上にも少し書きましたが、最初にアメリカで生まれたのはコカコーラで、1886年のこと。コカコーラに対し、ペプシはそれから少し後の1893年に生まれました。どちらも100年以上の歴史があります。

② Coke VS Pepsi 味の特徴は?

味の違いですが、甘い味がするのはペプシの方です。そして、飲んだ最初の瞬間にペプシは柑橘系の味がするのに対し、コカコーラはバニラレーズンのような味がします。この理由は、ペプシの原料の中にはクエン酸が多く含まれているから。また、カロリーが高いのもペプシの方とのこと。砂糖の量も、ペプシの方が多いです。

③ Coke VS Pepsi 炭酸量が多いのは?

どちらも炭酸飲料ですが、開けた時にシューという音がして、口に入れると炭酸味が広がるのがコカコーラ。ペプシは、コカコーラほど炭酸のインパクトがありません。これは、コカコーラの方がペプシより炭酸量が多いから。

④ Coke VS Pepsi 世界的にみると、どちらの方が人気?

ある統計によると、世界中の国々でコカコーラとペプシの消費量を比較した場合、コカコーラの方が地球規模でより多くの国々で飲まれているのに対し、ペプシはアメリカやカナダ国内で多く飲まれているとのこと。ちなみに、日本でもコカコーラの方が人気で、最も世界でコカコーラが消費されている国はアルゼンチンとのこと。アルゼンチンといえば、ワインがたくさん製造されている国ですが、コカコーラの消費量も多いなんてちょっと意外ですね。

参考リンク:https://www.kalinax.com/pepsi-coca-cola.html

⑤ Coke VS Pepsi アメリカ国内に大きなミュージアムがあるのは?

大きさではコカコーラの勝ち!そのブランド力から、ジョージア州のアトランタには、コカコーラの歴史や製造過程が学べる大きなミュージアムがあります。

 

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ペプシの生まれ故郷であるノースカロライナ州のニューバーンという町には、ペプシ館があります。コカコーラと比べると規模は小さいですが、ペプシに関する様々なことが学べます。

今回は、コカコーラとペプシの違いについて紹介してみました。一見同じように見えても、実は色々な違いがありますね。今回は2つの国民的コーラについて紹介してみましたが、他にもアメリカには色々な種類のコーラがあります。炭酸飲料が好きな人は、次回の宴会に向けて目隠し飲み比べゲームの練習を始めてみませんか?

 

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