アメリカの家について来る芝生!あれって誰がどのようにメンテナンスしているの?自分で管理する場合はどうすればいい?
日本と比べると、アメリカの家は大きくて芝生があって、中には専用の屋外プールまでついているところも!…なんて憧れを持つ人も多いかと思います。でも実際には、大きな家に住めば住むほどメンテナンスが大変になってくるんです!そこで今回は、アメリカの家のメンテナンスや芝生の手入れ事情について、ご紹介します。
メンテナンスは誰がするの?
筆者の友人が昔フロリダに遊びに来たとき、「アメリカの住宅を見てみたい!」と言われたので、近所の高級住宅地へ一緒にドライブへ行ったことがあります。その時、訪れたエリア一帯はとてもきれいで、一軒ずつの家の前の芝生はきれいなグリーン色。きちんと定期的に手入れされている感じがしました。
アメリカの場合、高級住宅地やコンドミニアムに住んでいる場合は、HOA(Home Owner’s Association)といって、そのエリアに住む住人達が、毎月決められた管理費の支払いがほぼ義務付けになっています。この管理費には、将来の修理のための積立金や保険費用が含まれています。
芝生のメンテナンスもその費用から払われているので、家のオーナー自ら芝刈りをする必要がありません。HOAは住むエリアによってかなり違いますが、高級住宅地の場合、毎月500ドル前後はすると思います。この費用は、住み続ける限りずっと払っていかなければいけません。
HOAを払っていない場合は?
住んでいるエリアによっては、HOAを払わなくても良いところもあります。HOAを払わないので、メンテナンス費用が安くなる!と思いがちですが、その分、自分で定期的にメンテナンスをしていかなければいけません。これはこれで、なかなか大変です。
家を借りている場合は?
アメリカに住んでいる人の中には、賃貸で家を借りている人もいるでしょう。その場合誰が芝生の管理をするのかというと、大抵は大家さんになります。あるいは、大家さんが雇ったスタッフが芝刈りをしてくれます。
芝刈り機はどこで手に入るの?
芝刈り機(Lawn Mower)は、色々なお店で手に入ります。Home Depot、Walmart、Sears、Lowe’sなどで手に入ります。お値段はというと、機械によってかなり違います。安いものだと200ドル前後から、高い物だと1,000ドルを超えるものまであります。
値段と機能は比例していて、安いものだと小型バイクのような大きなノイズ音がして、自分で力を入れて押していかなければいけません。ブランドとしては、Craftsmanがオススメ。手動式を選ぶ場合かなり重いので、実際に買う前に重さをチェックした方が良いです。
夏休みには近所の子ども達が助けにくることも?
暑い夏の時期には芝生の成長具合も早く、2週間もしないうちにボーボーになってしまいます。夏休み期間であれば、近所の子ども達が芝刈りを手伝いにたずねてくることもあります。手伝ってもらった時は、親の承諾を得ておこづかい程度にお金を渡してあげると、喜んで帰っていきます。
アメリカでは、「芝生の状態でその家の住人達のライフスタイルが見える!」と言われるほど、芝生の手入れは大切だとされています。州や町によっては、芝生に関する厳しい条例があるところもあって、きちんと芝生の管理をしていないと高い罰金を払う羽目になるかも!みなさんも、気をつけてくださいね。