アメリカで搾乳機を無料でゲットする方法とは?母乳育児を目指す駐妻ママの強い味方をご紹介します!
アメリカでは日本より搾乳機が広く普及しています。1台あると便利ですし、アメリカでは保険に加入していれば搾乳機が無料になります!今回は母乳育児を目指すママの強い味方、搾乳機のメリットや保険を使った入手方法をご紹介します。
搾乳機のメリット
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まず搾乳機のメリットをご紹介します。
●母乳の分泌量を増やす
●乳管のつまりを解消する
●赤ちゃんが飲み切れない分を搾乳して、過度の張りや乳腺炎の予防ができる
●直接母乳が飲めない赤ちゃんにも哺乳瓶で母乳を与えられる
●搾乳した母乳を冷凍しておくと、ママの体調不良などで母乳を飲ませられない時の予備になる
●赤ちゃんを預けて外出したり休んだりしている間に他の人が母乳を哺乳瓶で与えることができる
日本でもアメリカでも、これらのメリットから搾乳機を利用しているママさんは多いです。ただ、筆者の体感としては日本よりもアメリカの方が広く普及していると感じました。
搾乳機の普及
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オバマケア(Affordable Care Act)により母乳育児のためのサポートや器具、サービスに健康保険が効くようになりました。搾乳機もそれに含まれるので、保険で100%カバーされます。 また、産後復職した母親が、勤務中、搾乳のために休憩時間を取る権利や搾乳場所を確保する権利も認められています。搾乳機は母乳育児をしたいワーキングマザーの強い味方です。
参考URL: (母乳育児サポート) https://www.healthcare.gov/coverage/breast-feeding-benefits
(搾乳時間を取る権利)https://www.dol.gov/whd/nursingmothers
※ただし、2010年3月23日以前に購入した健康保険(通称Grandfathered Plan)はオバマケアで定められた規定を批准しなくても良いことになっているので、搾乳機の配布含め、新しい保険が広く対応しているサービスをカバーしてくれないことがあります。昔から保険に加入している人はご注意ください。
参考URL: https://www.healthcare.gov/glossary/grandfathered-health-plan
健康保険で搾乳機をもらう手順
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前述の通り、アメリカの健康保険に加入している妊婦さんは搾乳機が無料でもらえますが、普通のベビー用品店などに行ってもらえるわけではなく、少し複雑な手順があります。
例えば医療用品会社からもらう場合の手順としては
①加入している保険と提携している医療用品会社を探す
※ネットで検索するか保険会社に問い合わせると早いです
②医療用品会社(Medical Supply Company)に好きな搾乳機を申請する
※オンラインが主流
③医療用品会社がかかりつけの医師と保険会社宛に確認・手続き後、申請者宛に発送
となります。
加入している保険によって
●かかりつけ医師に妊娠している証明書類を妊婦本人がもらう
●保険会社に搾乳機利用の申請を妊婦本人がする
●普通の小売店で搾乳機を購入してレシートを保険会社に提出する
●搾乳の際につかうボトルや替えの部品などのオプションパーツの有無
●カバーされる搾乳機の種類に限りがある、上限金額がある
●妊娠中に発送されるか、申請のみ妊娠中で発送は出産が確認できてから、など届く時期が違う
など細かい違いがあるので、実際に利用する際は保険会社に確認した方が安心です。
また、医療用品会社によっても取り扱っている搾乳機のブランドや手続きにかかる日数が違うので、ぜひご自身にあった会社を探してみてください。
医療用品会社の例: ・Aeroflow Breastpumps:https://aeroflowbreastpumps.com ・Edgepark Medical Supplies:https://www.edgepark.com/index.html?level=Desktop
搾乳機の選び方
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搾乳機の種類や選び方は日本とほぼ同じです。
●手動式(Manual breast pumps):頻度が多いと手動式は疲れてしまうので、たまに使う人向けです。安価なことがメリットですが、その分保証は1~3ヶ月と短めです。
●電動式(Electric and battery-powered Breast pumps):アメリカでは楽に搾れる電動式が人気のようです。
●シングルとダブル:片方ずつ搾乳するか、両方いっぺんに搾乳するかも選べます。
また、これ以外にも産院仕様の搾乳機があります。特に母乳の分泌が少ないママさんやNICUに入っている赤ちゃん向けに、より母乳の分泌を促す効果が高められているそうです。この高機能な搾乳機は産院でレンタルができ、入院中の母子の状態からラクテーションコンサルタントなどから使用を勧められるケースもあります。
希望の種類の搾乳機の中にもさらにさまざまなブランドがあるので、お好みで選ぶと良いでしょう。もし、産後日本に帰国する予定がある場合は、パーツや消耗部品の替えが手に入りやすいので、日本でも流通しているブランドを選ぶと安心です。
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アメリカでの搾乳機の選び方やもらい方をご紹介しました。特に、電動搾乳機は1台$200~400ほどするので、無料で手に入れられるのは何かと物入りな産前産後の時期には嬉しいサービスかもしれません。ぜひ、搾乳機を使って育児を気楽に乗り切れますように。